スチールウール(鉄)の燃焼の中学生向け解説ページです。
「スチールウールの燃焼」
は中学2年生の化学で学習します。
スチールウールとは何か
鉄と酸化鉄の色
スチールウールの燃焼の動画
スチールウール(鉄)の化学式
スチールウールの燃焼の化学反応式
を学習したい人は
このページを読めばバッチリだよ!
1.スチールウールの特徴
①スチールウールとは
鉄と酸化鉄の色
2.スチールウールの燃焼の実験動画
3.スチールウールの燃焼の化学反応式
最後にスチールウールの燃焼の化学反応式を確認しよう!
ただこれは、中学生が受けるテストでは、ほぼ出てこないんだよ。
① 鉄・酸化鉄の化学式
まずは化学式の確認だよ。
鉄の化学式は
Fe だね。
モデル(絵)で書くと
だね。
次に、
酸化鉄の化学式だね。
酸素が十分ある状態でできた酸化鉄は
Fe3O4 だよ。(四酸化三鉄というよ。)
モデル(絵)で書くと
だね。
モデル(絵)で書くと
だね。
スチールウールの燃焼でできる酸化鉄の化学式には
四酸化三鉄
Fe3O4
と
第一酸化鉄
FeO
の2つがあるとおぼえておこう!
② 四酸化三鉄ができる化学反応式
では、スチールウールが燃焼し、四酸化三鉄ができる化学反応式を確認しよう。
この化学反応式は下のとおりだよ!
3Fe + 2O2 → Fe3O4
① 鉄 + 酸素 → 酸化鉄(四酸化三鉄)
(慣れたら省略していいよ。)
次に、①の日本語を化学式にそれぞれ変えるよ。
② Fe + O2 → Fe3O4
だね。
(四酸化三鉄の化学式を覚えてないと、書けないね)
これで完成にしたいけれど、
Fe + O2 → Fe3O4
+
→
のままでは、矢印の左と右で原子の数が合っていないね。
(矢印左側が鉄原子2個、酸素原子2個少ない)
この場合は両側で原子の数を合わせないといけないんだよ。
それでは係数をつけて、
原子の個数を矢印の左右でそろえていくよ。
係数は化学式の前、
のピンクの四角の中にしか書いてはいけないね。
小さい数字を書いたり変えたりしないでね。
+
→
今、矢印の左側の
鉄原子が2個
酸素原子が2個
足りないね。
足りない所を増やして原子の個数をそろえよう。
まず、左側の鉄の前に係数をつけて増やしてみよう。
+
→
これで鉄原子の数がそろったね!
うん。では、今度は酸素原子を増やそう。
+ →
これで、矢印の左右で原子の数がそろったね。
つまり、化学反応式の完成なんだね。
空気が十分にあるときの
スチールウールの燃焼の化学反応式
3Fe + 2O2 → Fe3O4
だね!
③ 第一酸化鉄ができる化学反応式
2Fe + O2 → 2FeO
① 鉄 + 酸素 → 酸化鉄(第一酸化鉄)
(慣れたら省略していいよ。)
次に、①の日本語を化学式にそれぞれ変えるよ。
② Fe + O2 → FeO
だね。
(第一酸化鉄の化学式を覚えていないと書けないね。)
これで完成にしたいけれど、
Fe + O2 → FeO
+
→
のままでは、矢印の左と右で原子の数が合っていないね。
この場合は両側で原子の数を合わせないといけないんだよ。
それでは係数をつけて、
原子の個数を矢印の左右でそろえていくよ。
係数は化学式の前、
のピンクの四角の中にしか書いてはいけないね。
赤の小さい数字を書いたり変えたりしないでね。
+
→
今、矢印の右側の酸素原子が1個たりないね。
足りない所を増やしていけば、いつか必ず数がそろうよ。
では、右側の酸化鉄の前に係数をつけて、増やしてみよう。
酸化第一鉄の化学反応式2
+
→
これで左右の酸素原子の数がそろったね!
では、今度は矢印の右側に鉄を増やそう。
足りない所を増やしていけば、いつか必ず数がそろうからね。
+
→
これで、矢印の左右で原子の数がそろったね。
つまり、化学反応式の完成なんだね。
空気が十分に無いときの
スチールウールの燃焼の化学反応式
2Fe + O2 → 2FeO
だね!