【成績UP!】中学生におすすめの通信教材解説

【中学理科】定期テスト対策に効果的な勉強法を元教員が解説

中学理科の定期テスト
  • 理科の成績が伸びない
  • 理科の成績を伸ばしたい
  • 中学に入学したので、理科の勉強法を知りたい

この記事では、そのような疑問や悩みに答えていきます。

自己紹介

みなさんこんにちは、「さわにい」といいます。もと中学理科の教員です。

現在は、毎月30万人が利用する理科の学習サイトを運営し、

登録者70000人の教育YouTuberでもあります。

2022年秋には、中学理科の学習参考書も出版しました。

ねこ吉

理科教育の専門家だね!

また、このページをつくるにあたり、本屋で売っている学習法の本を全て購入し、内容に盛り込ませていただきました。

学習法の本

このページを読むことで、定期テスト内申点ど、成績を上げるポイントがよくわかるようになりますよ。

ぜひ参考にしていただければと思います!

目次

中学理科の定期テストの特徴とは

まずは、中学理科の定期テストが、どのような特徴をもつテストなのかを解説していきます。

てきを知ることで、不安が減り対策が立てやすくなりますよ!

はじめに

この記事では、最も一般的な公立中学校を意識した解説を行います。

範囲が限られている

定期テストの最も大きな特徴は、「テスト範囲はんいが限られている」ことです。

  • 2〜3ヶ月間で学習した内容
  • 問題集 10〜30ページ ほどの内容

であることがほとんどです。

このように、範囲が限られているため、勉強をしやすく点数を上げやすいことが定期テストの特徴です。

高校入試や模試に比べて成績が上げやすいんだね!

注意

高校入試などに比べると、とても成績が上げやすい定期テストですが、「小学校」のテストと比べると範囲はかなり広くなります。

小学校で学習の基礎がない子どもは、高い意識をもって取り組まないと、中学生で一気に成績が下がってしまうので注意しましょう。

単元により難易度が変わる

続いての特徴は「単元により難易度が変わる。」です。文部科学省の学習指導要領で中学理科の学習内容は決められています。

それを元に私が作成した、単元ごとの難易度表は以下の通りです。

中学1年中学2年中学3年
生物植物と動物のなかま植物と動物のつくり遺伝
化学状態変化・気体化学反応式イオン
物理光・音・力電気仕事
地学岩石・地震気象宇宙

このように、理科の難易度は単元ごとに大きく変わります。

そのため、次の定期テストがどの単元の範囲かによって難易度が変わることが、中学理科の定期テストの大きな特徴です。

また

子どもによって、興味がある単元は大きく違います。理科が嫌いな子どもでも、好きな単元が定期テストの範囲なこともあります。

その場合は、点数を取るチャンスになりますね!

平均点は60点前後に調整される

定期テストの平均点は60点前後調整ちょうせいされることが多いです。
(ただし、中学1年生の初めのテストはもう少し高くなりやすいです。)

なぜかと言うと、「成績を正しくつける」ためです。

テストの点数は、成績をつける最も重要な情報になります。

極端な話

テストがとても簡単でみんな100点だったら、誰が得意で、誰が努力したのか全くわかりません。

全員100点なのに、成績を「1」〜「5」に振り分けるのはとても難しいです。

しっかりと差をつけ、正しく評価するために、平均60点前後が都合がいいのです。

先生の個性が出る

定期テストは、最も先生の個性が出るテストです。

なんで定期テストは個性が出やすいの?

定期テストは「1人の先生がつくる」ためです。

大きなテストは複数人で作成し調整を重ねますが、定期テストは担当の先生が1人でつくるため個性が出るのです。
(1、2組はA先生。3、4組はB先生などの場合も、どちらかの先生1人がつくることが多いです。)

そのため、担当の先生がつくるテストの特徴を知っておくと、対策がしやすくなることも多いのです。

ただし

先生がつくるテストの分析はほどほどにしましょう。

本番の入試問題は別の先生がつくるため、先生対策に時間をかけるより、しっかりと自分の学力を高めることが最重要です。

問題集から出やすい。プリントから出やすい。くらいで十分!

中学理科のテスト対策

これらの特徴をふまえ、定期テスト対策を具体的に紹介していきます。

ノートやプリントの管理をしっかりと

まずはノートやプリントの管理をしっかりと行うことです。

基本的なことですが、忘れ物をせず授業にもっていきましょう。

ノートをちょくちょく忘れ、国語のノートの後ろに理科が書いてあったりしませんんか?

成績が伸びない生徒に、心当たりがある人が必ずいるはずです。

わかる気がする…。

プリントも同様です。しっかりとファイルに挟まないので、無いプリントがあったり、順番がめちゃくちゃだったりします。

結局テスト前に困ったり、探し物に時間が取られたりしてしまいます。

勉強以前なのですが、2〜3割の子どもはこれがとても苦手です。

見直す必要は大いにありますよ!

実はさわにいも苦手でした。

ちなみに

ノートやプリントの管理がめちゃくちゃだけど、点数は取れる子どももいます。

点数がとれるだけ良いですが、その場合も持ち物の管理は必ず見直しましょう!

自分も成長するにつれ直りましたが、生徒のプリントが見つからず焦った経験が何回かあります。(笑)

また

持ち物の管理は、勉強効率だけでなく、内申点を高める効果もあります。

ノートやプリントの提出、忘れ物しないなどは、成績に大きく影響します。

簡単そうで難しい整理整頓

根気強く改善に取り組みましょう。

家庭でのスマホやゲームを減らす

続いては「家庭でのスマホゲームを減らす」です。

極端きょくたんな話、毎日の勉強ができないなら、夜はゲームなどせず早めに寝て、次の日の授業に備えるだけでも成績が上がる効果があります。

スマホの使用時間と学習効果

この画像は「スマホが学力を破壊する」という本のデータです。

これを見ると

  • 勉強はしない
  • でもスマホも使わない

という生徒の成績は、意外と悪くないのです。

スマホはやった分だけ成績が下がる道具と考えましょう。

「スマホを使わなければ勉強しなくていい」というわけではありませんが、家で「スマホ」「ゲーム」「テレビ」の時間を減らすことは、勉強と同じくらい学習効果があることを知っておきましょう。

これは

  • 授業で学んだことを忘れにくい
  • 眠く無いので授業に集中できる

効果があるからだと言われています。

では続いて、「授業に集中できる」とどのような効果があるのかを詳しく解説します。

テスト

授業に集中できていると、その態度そのものが内申点アップにつながります。

これは成績の「関心・意欲・態度」という項目の評価が上がるためです。

高校受験に成功するためには、定期テストだけでなく内申点も大切になるので、授業に集中することはそれだけでもメリットがあると覚えておきましょう。

テストに出るポイントがつかめる

実は多くの先生は、テストに出る大切なところを教えてくれます。これは

  1. 勉強をしなくて点数がとれない生徒
  2. 勉強はするけど点数がとれない生徒

の②の生徒に点数をとらせてあげたいので、このような話をするのです。

また、先生が言う「テストに出るところ」は高校入試においても重要なポイントになることが多いです。

そのため、授業に集中して聞き逃さなければ効率のよく勉強することが可能になるのです。

先生に質問しやすくなる

授業をしっかりとした態度で受けていると、困った時に質問がしやすくなります。

先生は一人一人の生徒の学力を把握はあくしているため、適切てきせつアドバイスをもらいやすいです。

先生に質問できるかは子どもの性格などにもよるのですが(先生にもよります笑)授業を頑張っている子どもには、ほとんどの先生が優しいはずです。

ぜひ、集中して授業に取り組んでみてください!

ちなみに

あの子は先生に気に入られているから成績が良い!

なんて意見をたまに見ますが、97%は関係ありません

普通にテストや提出物の点数から機械的に成績を出します。

一部そのような先生はいるのでしょうが、自分は会ったことがありません。

いつから勉強を始めるべきか

定期テストの勉強はいつから始めるのがよいですか?

という質問を受けることがありますが、「今日から」がベストです。

厳しい…。

成績を上げるためには、細かい勉強法よりも早めにテスト勉強を始めること。

そして理想は毎日の学習習慣をつけることです。

それができれば苦労はしないのですが、大切なことなので念を押しておきます。

毎日勉強すれば成績は上がる。

当たり前ですが半分以上の中学生はこれができません

対策は「① 親がつく」「② 塾や家庭教師に申し込む

の2つしかありません。

小学生ならともかく、中学生の勉強を親がついて教えるのはかなり難しいです。

ですが最近は「オンライン家庭教師」というサービスが出てきました。

  • 安い
  • 勉強を教えてもらえる
  • もう「勉強しなさい」と言わないで済む

などの効果があるかなりオススメのサービスです。

いっそ課金するのも手だと思うので、気になる方は下の記事を見てみて下さい。

具体的な勉強法

ここからは、中学理科の定期テスト、効果的な学習法を解説していきます。

問題集を使って勉強をしよう

問題集の写真1
問題集の写真2

強くおすすめしたい学習法は「問題集を解く」というものです。

専門用語では「アクティブリコール学習法」と言いますが、「問題集を解く学習法」と覚えておけばOKです。

まずは問題集を使った効率的な学習法を解説します。

問題集の使い方

問題集の使い方は簡単です。

  1. 問題集を解く
  2. 解いた結果の印をつける
  3. くり返す

これだけです。詳しく説明していきますね。

まずは問題集を解いてみましょう。その際、解ける問題や解けない問題があると思いますので、その結果を問題集にとしてつけていきましょう。

例としては

  • ◎ → 完璧
  • ○ → 解けたがもう一度解きたい
  • △ → 解けなかったが答えを見たら理解できた
  • × → 解けなくて、答えを見ても理解できない

などがおすすめですが、自分なりにアレンジしてみてください。

なぜ問題集に印をつけるの?

問題集はくり返し使うものだからです。

その時に、2週目は「」の問題に集中的に取り組むことで学習効率を高めることが大切になるのです。

また、「」はカンペキなので、解かずに目で見て確認程度で良いです。

目で見て確認することで、実際に解くよりも5倍ほどのスピードで確認ができます。

また、「×」の問題は飛ばしてしまうのもアリです。全くわからない問題に悩み続けると勉強のやる気が無くなります。その分、「」の問題に力を入れましょう。

これを可能な限りくり返します。

理想的には「全ての問題が◎」になるまでです。

それは無理でも、3周はテスト範囲をくり返せるようにしましょう。

15時間もあればできるのではないでしょうか?

何回もやるなら、他の参考書をやったほうがよくない?

それはとても効率が悪いです。「同じ問題集をくり返す」ことが大切なのです。

ちょっと極端きょくたんな例ですが、プロスポーツ選手を目指すのに、曜日ごとに「野球・サッカー・バスケ」のように分けて練習するくらい効率が悪いです。

できる限り自分にあった参考書をくり返すようにしましょう。

使うべき問題集

続いては、使うべき問題集について解説をしていきます。

基本的には、「学校でもらう問題集」を使いましょう。

理由としては

  • テスト範囲がわかりやすい
  • 提出物になることが多い
  • ワークからそのまま出す先生もいる

などが挙げられます。

定期テスト前になると、学校から「テスト範囲」がくばられると思いますが、「ワークの〇〇ページ〜〇〇ページ」のように書いてあることが多いです。

ありがてぇ…。

また、テスト後にワークの提出を求められることも多いです。

しっかりと記入し、提出しないと内申点が下がりますが、勉強に使えば一石二鳥です。

学校の問題集と買った問題集2冊やるのは大変!

最後に、「ワークから問題がそのまま出る」可能性もあるのです。

これは先ほど解説したように。「勉強してきた子には点数を取らせる」という先生の狙いがあるためです。

このような理由から、学校指定のワークは多くの子どもにおすすめできるのです。

ただし

学校指定のワークは「解説が少ない」という欠点があります。

先生の説明を前提につくられているからです。

そのため、理科が苦手な生徒は本屋で「簡単・解説が詳しい」参考書を買うのもよいでしょう。

おすすめの問題集は下の記事で紹介しています。

また、「一人で学習」自体が中学生には難しいので、その場合はさきほど紹介したオンライン家庭教師で一気に解決するのもありでしょう。

続いては「成績が上がらない子ども」によくある、おすすめできない勉強法を解説します。

おすすめできない勉強法

勉強

おすすめできない勉強法には以下のようなものがあります。

  • 教科書を読む
  • ノートをまとめる
  • 参考書を購入する

などです。まずは「教科書を読む」という学習法です。

この学習法は「目で見た物を頭の中に入れる」という学習法ですが、人間の脳は目で見ただけのものを「重要な情報」と考えません。

つまり「記憶しにくい」ということです。あまりおすすめできません。

ただし

「読む」勉強法は「ほぼ完璧に覚えた、理解したことを思い出す」にはおすすめです。

サクッと確認できるところがいいですね。

ただし、読む勉強だけしかしないとテスト中「勉強したのに思い出せない」という最悪なことになりますよ。

また、「ノートにまとめる」という勉強法もおすすめができません。

理由は以下の2点。

  • ノートにまとめるのは時間がかかる
  • ノートにまとめるのは難しい

この2点です。そもそもノートにまとめるのはとても時間がかかります。

その間に、何問も問題を解く練習をした方がはるかに効率がいいです。

また、ノートにまとめるという作業はとても難しいです。

もし、綺麗きれいにまとめられるなら、その内容はすでに理解しているためあえてまとめる必要性がないのです。

最後は参考書を中心とした学習です。

「参考書」とは、次のような、解説のみが詳しくっている本のことです。

参考書の写真1
参考書の写真2

参考書は1冊もっているのはよいですが、勉強の中心に使うものではありません。

参考書は調べたいことができた時のみに使うようにしましょう。

さらに効率よく成績を上げるには

ここまで、理科の定期テストの学習方法を詳しく解説してきましたが、「最も効率を上げる」のは学習サービスを使った方法です。

ここ数年で一気に、安くて学習効果が高いサービスが増えました。

ここでは特におすすめできるものを紹介させていただきます。

映像教材を使う

まずは映像教材です。

スタディサプリとは

映像教材は登録することで授業や解説などの動画が見放題になるサービスです。

最も有名なものが、リクルートが運営する「スタディサプリ」というサービスです。

スタディサプリのメリットは、「日本を代表する講師の授業が見放題」というところです。
 
これが月額2,178円というのは本当におどろきです。(年間払いで1,815円)
 
「一人で学習を進める力」が少しでもある子どもは、スタディサプリを利用することで格段かくだんに勉強をしやすくなるでしょう。

反対に

一人で学習することが難しい子どもは、スタディサプリでは効果が薄いかもしれません。

動画なので、勉強をサボれてしまうのです。

その場合は、下で紹介するオンライン家庭教師がおすすめです。

ただ、スタディサプリは2022年3月現在、1ヶ月の無料期間があるので試すのはアリです。

解約も簡単です。

今なら2週間無料

私が実際にスタディサプリを使った感想の記事は下記になります。

オンライン家庭教師を使う

オンライン家庭教師

オンライン家庭教師を利用するのもおすすめです。

オンライン家庭教師?

令和になって流行している新しいサービスです。

  • 普通の家庭教師より安い
  • 先生なども選び放題
  • 先生を家にあげないでよい
などが人気の理由になています。
まずは料金です。オンライン家庭教師は、通常の家庭教師より料金が安めに設定されています。
通常の料金だけでなく、先生の交通費や、お菓子代金なども節約できるため、かなりおすすめでしす。

子どもも移動しないでいいからラクだね!

その通りです。また、スタディサプリとの最も大きな違いは「勉強の監視かんし」になってくれることです。
画面とは言え、目の前にいるので勉強をさぼれません。(笑)

これは重要(笑)

しかもサービス内容は通常の家庭教師と変わりません。一人一人にあった教え方や時間配分で進めてくれるので、とてもありがたいですね。
また、料金や先生なども、サービスがたくさんあるので選び放題です。
たとえば、安めに大学生に教わることも可能ですし、社会人のプロ家庭教師に教えてもらうことも可能です。
先生の変更もとても簡単です。
とても多くのサービスがありますが
  • 安めにすますなら「Netty」
  • プロに教わるなら「マナリンク」

のどちらかで間違いありません。

どちらも「授業料」だけで、入会金など無駄むだなお金がかからないところがオススメの理由です。(2022年3月現在期間限定)

Nettyの公式サイトはこちら「インターネット家庭教師Netty 公式サイト」

マナリンクの公式サイトはこちら「オンライン家庭教師マナリンク 公式サイト」です。

オンライン家庭教師について詳しく知りたい方は、下の記事を読んでみて下さい。

これで、中学理科の定期テストの成績の上げ方の解説を終わります。

この記事を参考にすれば、かなり点数を伸ばしやすくなると思います。

ぜひ、定期的に見返しにきてくださいね!

みなさんの成績が上がり、進路が実現することをお祈り申し上げます!!

またねー!

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この記事を書いた人

元教員です。(経験年数11年)現在は教育フリーランス。運営する理科サイトは月間ユーザー30万人。YouTubeの登録者は7万人。著書『さわにいの中学理科電気分野が3日でわかる本(翔雲社)』このサイトでは成績アップに繋がる情報を紹介

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