【30代】教員からのエンジニア転職!成功体験談

「教員からの転職体験談」シリーズ。今回は

  • 30代半ば
  • 未経験でエンジニアに転職
  • フリーランスエンジニアへ独立

という現代のサクセスストーリーを作り上げることに成功させた「あっしー」さんの体験談を紹介します!

あっしー

フリーランスエンジニア最強説」という言葉があるほど現在に人気なエンジニア職。

実際に転職を成功させた「あっしー」さんの話をとても興味深く聞かせていただきました。(↓はインタビューの様子)

あっしーさんとのインタビューの様子

あっしーさんの転職後の変化の様子は以下の通り。

教員時代エンジニア
転職時代
フリーランス
時代
残業時間80時間/月40時間/月0時間/月
休日2日/週
(休日出勤有り)
2日/週
(休日出勤無し)
2日/週
(休日出勤無し)
年収約500万約300万600万
年齢23〜343536〜

見事に成功していますね…。それでは「あっしー」さんの転職体験談の始まりです!

 
エンジニア転職あこがれる・・・

転職前

教員時代

あっしーさんは大学卒業後、滋賀の公立小学校の教員としてそのキャリアをスタートしました。

元々は高校の教員を志望し、勉強だけでなくサッカーを教えていきたいと思っていたそうです。

 
教員はスポーツマンが多い…。

しかし、小学校の教育実習で転機が訪れます。実習中に多くの小学生と触れ合う中で

  • 言葉かけ一つで大きく変化する
  • 大きく成長していく様子を見ることができる
  • 子供らしく反応が大きい

という小学生の魅力に惹かれ、小学校教諭を目指すことを決意。

教員としてのキャリアをスタートすることになります。

転職を考えるようになったきっかけ

初任者からの数年間は学ぶことも多く、がむしゃらに勉強を重ねながら忙しくも充実した日々を送っていたあっしーさん。

しかし、10年目を越えたころから教師という職業にさまざまな疑問を抱くようになります。

① 裁量の幅が狭い

例えば運動会。あっしーさんは子どもにより多くの裁量を与え、試行錯誤や失敗を重ねながらも多様な経験をしてほしいと感じていたそうです。

しかしあっしーさんが所属していた地域や学校では、「教師が画一的なプランを立て、その通りに子どもを動かす発表会」という風潮が強かったそうです。

 
日本全体がそんな風潮かもね

オランダのイエナプラン教育など、様々な教育法に興味をもっていたあっしーさん。

画一的な教育に疑問をもちながらも、担任一人が学校全体の輪を乱すわけにもいかず、上からの方針を受け入れながら教育活動にあたる日々を過ごしました。

② 学校組織のムダの多さ

小学生

教員としての経験を重ねるにつれ、教育方針だけでなく学校という組織の様々なムダも気になるようになってきます。

  • 時間公立の悪い会議
  • 手間のかかるアンケート
  • 形だけの不必要な報告

上げればキリがありません。

若い頃は「そういうものか」と上から言われた通り思考停止で作業をしていましたが、やはり経験を積む毎に違和感を感じるようになりました。

加えて、自分ひとりでは組織を変えることができない公務員という立場に限界を感じるようになったそうです。

③ 自由な生き方を手に入れたい

公務員の限界を感じるのと同時に

  • 業務内容
  • 人間関係
  • スキルや収入

自由にコントロールできるフリーランスという生き方に興味を持ち始めます。

フリーランスとは

会社や団体などに所属せず、仕事に応じて自由に契約する人のことです。

おもにライターやカメラマン、デザイナー、プログラマーなどの職種にフリーランスが多いです。

アメリカでは約3割ほどがフリーランスとして働いています。

参考:会計freee

もともとITへの関心も強かったあっしーさん。「フリーランスエンジニア」を目指し勉強を始めます。

 
フリーランスエンジニアになるには、一度エンジニア転職をして経験を積むのがベストだね!

これが退職の半年前、9月のことでした。独身という身軽な立場であったことも転職を後押ししたそうです。

独学でも学習を進めながら、12月より最大手プログラミングスクールのテックキャンプに通うことを決意。退職の3月まで必死に猛勉強をしたそうです。

テックキャンプは最大手のプログラミングスクールです。

「転職コース」「フリーランスコース」などさ様々なコースがありますので、

エンジニア志望の方はぜひ一度公式サイトを覗いてみて下さい。

学校の退職

プログラミングスクールでの学習の成果もあり、3月には自身が作成したアプリを開発完了。

転職活動を始めます。(勉強はかなり大変だったそうです…。)

 
転職への熱意を感じさせる行動量だね!

学校から上手くお休みをもらいながら、勉強時間や転職活動にあてたこともあったようです。

あっしーさんも普通の状況であれば、3月に退職してからの転職活動を始めたかったようなのですが、30代半ば、しかも未経験からのエンジニア転職を成功させるため、少しでも早い行動を心がけたそうです。

私が退職したのもあっしーさんと同じ2020年の春ですが、その頃はエンジニア希望者が本当に多い時期でした。

エンジニアは勉強が大変なものの、時間や場所にしばられない生き方や、収入面などから転職したい人がとても大勢いました。

教員としての立場をもちながらいち早く行動したあっしーさんの選択は、大成功だったと言えるでしょう。

転職活動

転職活動

3月から転職活動を始めたあっしーさん。プログラミング学習と同じように、転職活動も凄まじい勢いで行います。

使用した転職エージェントは

  • リクルートエージェント
  • マイナビエージェント
  • レバテックキャリア

使用した転職サイトは

  • Wantedly
  • リクナビNEXT

などだです。

転職エージェントと転職サイトの違い

転職エージェントと転職サイトは似た用語ですが実際はかなり異なります。

「転職エージェント」は専属の担当者がつき、希望に合わせて求人を提案してくれます。

また、企業とのスケジュールの打ち合わせや、企業風土、求めている人物像など細かにサポートをしてもらえるサービスです。

それに対して転職サイトは、求人を自分で検索するシステムです。スキマ時間に求人を探すことに適していますが、企業の調査などはすべて自分で行わなければなりません。

転職エージェントと転職サイトの違いをまとめると以下の表のようになります。

転職エージェント転職サイト
サポート転職業界のプロが個別にサポートサイト内の情報を自分で検索
確実性書類や面接の対処法、企業ごとの対策をレクチャー調査から対策まで自分次第。
気軽さ登録後にこちらの要望を伝える必要あり自分で検索して探すことができる。
求人数多い。非公開求人もあり。多種多様な求人がある。
手間要望を伝える必要はあるが、自分での企業選定が必要ない。要望は伝えないで良いが、すべて自分で調査。

時間が無いあっしーさんは、これらを有効活用して転職を成功させたんですね!

転職を考えている先生方、転職エージェントは業界最大級の「doda 」が圧倒的におすすめです。

業界最大級の求人数をもち、「全年代・全職種・全地域」に対応しています。しかも教員・公務員の転職にも力を入れていて、教員からの転職にピッタリだからです。

転職活動は個人で行うと失敗のリスクが高いため、転職エージェントは必ず利用するようにしましょう。

完全無料!登録は3分!

教員のおすすめ転職エージェント。詳しくは以下のページを見てみて下さい。

関連記事

教員から転職し、5時に退勤する日常を手に入れたい…。そんなあなたへ向けたページです。私は教員として11年間勤務しました。毎日9時過ぎに帰宅残業代は無し土日は部活動という労働環境の中「子どもたちのため」[…]

転職サイトと転職エージェント

転職サイトはリクナビNEXTとミイダスがおすすめです。

リクナビNEXTは求人数の多さと使い勝手の良さに定評があり、転職者の8割が利用しています。

ミイダスは、自分の適正年収を診断しながら、求人を検索していくことができます。

転職サイトは非公開求人も見つけられませんし、求人の企業の調査などを自分で行わなければなりませんが、昼休みや寝る前などのちょっとした時間に求人を探せることがメリットです。

登録は無料で3分

適正年収もわかる

転職エージェントと転職サイトを上手く利用して、転職を成功させて下さい。

当たり前ですが、良い求人ほどすぐに無くなってしまうので、すぐに登録をして、日頃からマメにチェックをしておきましょう。

 
転職は情報戦!

さて、30代半ばでエンジニアは転職を目指すあっしーさん。

実際の転職活動は予想以上に厳しいものだったそうです。

応募した企業の数は実に300社を越え、面接までたどり着けたのは10数社だったそうです。

そしてついに、その中の1社から内定を勝ち取るのです。

 
おめでとうございまーす!

異業種の転職ほど、年齢がマイナスにはたらく傾向にあります。

教育業界であればあっしーさんの経験は重宝されるものだったでしょうが、未経験のエンジニア転職となると、かなりの難関であったことがわかります。

異業種の場合はやはり、20代がかなり有利になるようです

しかしその中で内定を勝ち取ったあっしーさんは、転職を考える教員の希望と言えるでしょう!

転職後の仕事

ベンチャー企業に就職

ベンチャー企業

転職先は関東のベンチャー企業

大企業から受託したアプリ開発をメインに仕事をしていたそうです。

Webサイトのアプリ開発や、コンビニにあるマルチメディア端末(ロッピーなど)の管理画面を編集する仕事をしていたそうです。

教員からの転職として覚悟をしていたとはいえ、教員時代よりも年収は150万円以上下がり、始めの半年は勤務時間も教員と大差がなかったそうです。

 
始めは大変だよね…。

しかし半年ほどたつと残業時間も大幅に減っていったそうです。

何より、日々の業務で開発に携わることができ、スキルアップをしていくことにとても満足をしていたそうです。

フリーランスとして独立

ベンチャー企業では経験を積むこと1年と2ヶ月。いよいよあっしーさんはフリーランスとしての生活を決意します。

 
ベンチャーで働き続けることは考えなかったの?

始めから自由な生き方を手に入れることを目標としていたため、独立の決意は固かったそうです。

エンジニアはスキルさえ身に着けてしまえば、フリーランスとして生活することは難しくないというのは本当のようですね。

現在は月収50万円ほど、フルリモートで仕事をしているようで、大変満足しているそうです。

フリーランス1年目で、今後さらに収入が伸びていくと考えると恐ろしいですね!

転職を考えている方へ

転職前の不安

エンジニアの仕事

転職に対する不安はありましたか?

という質問に、あっしーさんは「ありませんでした。」ときっぱり!

「むしろこのまま教員として時間をムダにするほうが不安でした。」というのがあっしーさんの考え。

自分の好きなこと、そして自由な生き方を追求するあっしーさん。

強い情熱をもって転職活動に挑み、見事大成功させたということですね。

転職後の後悔

転職したことに後悔はありますか?

という質問にも「ありません」ときっぱり!

私が考える「教員転職。後悔する人、0人説」はここでも実証されました。

名言

「新しい仕事に取り組むことは、やはり大変なことも多い。だけど、自分の気持を押し殺しながら仕事をすることに比べれば、大したことはありません。」

とあっしーさんはおっしゃっていました。

めちゃくちゃカッコイイですね、、、。

転職を考えている方へのアドバイス

最後に教員からの転職を成功させたあっしーさんに、「現在転職を考えている先生方」に向けてアドバイスをいただきました。

アドバイス

まず、転職のメリットだけでなく、デメリットにも向き合うようにしましょう。

その上で転職を希望するのであれば、「一度試してみる」のがよいと思います。

自分が見つけた目標達成のために頑張ることで、人生が明らかに充実したものとなります。

また、仮に失敗をしたとしても、そこからの修正はいくらでも可能です。

そして転職するか考えるときには、一度自分の価値観に向き合うことも必要です。

・自分の人生をどう生きたいのか

・どうありたいのか、

・何を大切にしているのか

これらを明確にした上で、転職するかどうかを決めた方がいいと思います。

軸が決まれば、目先のメリットデメリットに流されずに、

嫌なことに直面しても、選んだ道に後悔せず、挑戦し続けることができます。

みなさんが自分らしい生き方を手に入れることを応援しています。

との言葉をいただきました。

 
一度試してみる。か。

そうですね。下の図はよく言われる「成功」と「失敗」の考え方の図です。

仮に失敗をしたとしても、その先には必ず成功があるんですよね。

成功と失敗

まずは一歩踏み出して見ることが大切なのかもしれません。もちろんメリット、デメリットを考えながら。

先に紹介した転職エージェントでは「自分は転職をするべきか」等の相談もできます。また、転職サイトで自分にあった求人を探してみるのもいいでしょう!

それらの行動を起こしてから、またそこで考えてみればいいのかもしれません。

以下、おすすめ転職エージェントと転職サイト

エージェント

転職サイト

これで、30代で教員からのエンジニア転職を成功させた「あっしー」さんの転職体験談を終わります!

目標に向かって一心不乱に突き進み、見事自由な人生を勝ち取ったあっしーさん。この度は本当にありがとうございました!

あっしーさんのTwitterはこちら。あっしーさんのブログはこちら

何かありましたら、ぜひ直接相談してみてくださいね!

 
みなさんの転職成功をお祈り申し上げます!
関連記事

教員の労働環境が非常に大きな問題となっています。仕事は定時で終わるものお昼休みは1時間自由に使えるもの残業代は出るものこれらは基本的にあたりまえのこと。しかし学校現場ではこれらの環境が当たり前とは言い難いのです[…]

30代の転職