【50代で教員からの転職】は十分可能!失敗しないポイントも解説

現在、教員の過重労働が大きな問題となっています。

このような問題が数多く発生する中、教員からの転職を考える人が後を立ちません。

それは、50代の方にとっても同様の流れです。

今この記事を読んでいる、50代の先生方も

  • 教員からの退職を考えている
  • 本当に転職できるの?
  • 注意すべきポイントは?

などの悩み不安を考えている方が多いでしょう。この記事では、そのような悩みに元教員が徹底的に回答させていただきたいと思います。

もちろん教員は素晴らしい仕事ですし、私は現役の先生方を尊敬しています。

しかし、現在の労働環境のままでは、転職を検討する人が出てくるのも当然でしょう。

ではさっそく、この記事の結論を3つをお伝えします。

結論1

50代の教員からの転職は、「給与の減少を許容できるかどうか」です。

結論2

もう一つは「教育業界以外の転職を諦められるか。」です。

これから転職の詳細やポイントをお伝えしますが、ほぼこの2点が全てです。

この2つの条件をのむことができれば、転職は十分に可能です。

3つ目のポイントは少し難しいので、次の章で詳しく解説をさせていただきます。

転職をしたいのなら、必ず転職エージェントに相談

アンケート

結論3

転職をするなら「転職エージェント」に相談をすることです。

 
転職エージェントって何のこと?

転職エージェントとは、転職のプロに転職相談をできるサービスです。「doda」「リクルートエージェント」などが有名です。

転職エージェントでは

  • 転職をすべきかどうか
  • 求人(非公開含む)
  • 面接対策や日程調整

など、転職に関するあらゆることをサポートしてくれます。しかも値段は無料なので、転職者の9割以上が転職エージェントを利用し転職をします。

 
どうして無料なの?

転職エージェントは、転職者が転職に成功した際、転職先からお金を受け取るシステムだからです。そのため、求職者は一切お金を支払う必要がないのです。

特に教員は転職先を自分で探す時間余裕がありません。そのため、転職エージェントを利用することをおすすめしているのです。

転職エージェントのおすすめはdoda です。

日本最大規模の求人数を保有しているだけでなく、教員の転職にも強いためです。

特に2024年は、転職市場が非常に盛り上がっている最高のタイミングです、このチャンスは逃さないようにしてください。

doda求人数2024年3月最新

より詳しく転職エージェントについて知りたい方は以下の記事をご覧ください。

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転職サイトと転職エージェント

50代教員からの転職が可能な3つの理由

続いては、50代での教員からの転職が可能な理由を解説していきます。

50代で転職を成功させる人もいる

まずは、私が教員からの転職者100名にランサーズでアンケートをとった結果をご覧ください。

教員からの転職をした年齢

このうち2名が50代教員からの転職者となっています。

もちろんこの人数は「多い」とは言えません。しかし、50代で教員からの転職をチャレンジする人がいることもまた事実です。

同様に、dodaでの転職者の年齢を示すグラフを見てみましょう。

年代別の転職者数

やはり40歳以上での転職者は少ないながらも存在します。この中で50代の転職者となればさらに少ないでしょう。

ですが、50代で転職が可能なことは事実なのです。

実績を利用し教育業界への転職を狙う

50代での転職が可能な理由。2つ目は「教育業界では実績が十分」だからです。

この実績を利用して教育業界。具体的には

  • 塾・予備校講師
  • 家庭教師
  • 教材開発

などの職種を狙うことをおすすめします。これらの職種であれば、教員での実績を買われ、採用率はかなり高くなるでしょう。

もしも異業種を狙うのであれば

  • 教育関係の営業
  • 学校関係の事務
  • 親と子のサポート

などの職種になってくると思います。これらの職種であれば、教育業界とは少し外れますが、採用の可能性はあるでしょう。

もしも

50代で教員から完全未経験の職種を考えているのであれば、現実問題かなり難しいでしょう。

おそらく、TOEICやプログラミングなどで、大きな実績がないと厳しいと考えましょう。

自分の実績や強みを、転職エージェントの方とよく話し合うようにしてください。

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教員の強み

給与面で妥協ができるなら転職は十分に可能

教員からの転職が可能な理由。最後は「給与面を妥協すれば転職は十分に可能」ということです。

今転職を考えておられる方には、当然転職をしたい理由があるはずです。

  • 家族との時間を増やしたい
  • 自分の趣味を満喫したい
  • 学校以外で働いてみたい

などです。これらが転職の目的であるならば、転職は十分に可能ということです。

以下は、私がとったアンケートの一部です。

転職後の休日の変化
残業時間の変化

このように、教員から転職を行うと、自分の時間は大幅に増えます。これらを目的に転職をするのであれば、十分にありだといえるでしょう。

反対に

「給与を上げたい」という目的で転職を考える場合は、転職活動は難航するでしょう。

教員の給与は民間の平均よりも高いためです。

以上が50代での教員の転職が可能な理由です。ポイントを押さえれば、転職は十分に可能なのです。

50代での転職が難しい理由

民間企業

では続いて、50代での転職が難しい理由を紹介していきいます。

先ほどの内容の反対の面が多いですが、失敗しないためにもぜひ確認をしてください。

求人数が少ない

まずは「求人数が少ない」という理由です。

dodaが発表している、年代別の求人数を確認してみましょう。

年齢求人数
(就職機会積み上げ方式)
19歳以下17,212
20~24歳117,646
25~29歳166,771
30~34歳145,945
35~39歳106,970
40~44歳69,935
45~49歳50,552
50~54歳44,249
55~59歳45,517

このように、50代での求人数は、他と比べてかなり少なくなっています。求人数と転職のしやすさは大きな関係があるため、やはり50代での転職は簡単ではないと言えるでしょう。

しかし

見方を変えると、50代の求人数は40代と比べて大差はありません。

つまり、40代と同じように、50代での転職も十分に可能と見ることもできます。

まずは転職エージェントに登録し、自分に合った求人がどの程度あるのかを相談してみるとよいでしょう。

できれば退職を決める前に、余裕をもって相談をしておくことをおすすめします。

doda を利用すればほとんどのの求人を網羅することができます。

未経験の異業種転職は非常に難しい

もしも50代で、未経験の異業種に転職を考えているのであれば、その転職は非常に難しいと考えてください。

もちろん給与がかなり安かったり、不人気の職種であれば可能かもしれませんが、一般的に50代での異業種転職は教員に限らずとても難しいです。

これも転職エージェントに相談することが一番ですが、異業種の転職の場合は、趣味などで相当の実績がないと深野と考えましょう。

 
異業種は難しい…。

給与を上げる転職も非常に難しい

異業種と同じように、給与を上げる転職も非常に難しいです。教員としての給与は民間よりも高いためです。

お金を増やしたいのであれば

  • 保険料の見直し
  • 固定費の見直し
  • 積立NISAなどの活用
  • 投資を行う

などの方がおすすめできます。

50代での転職は「お金以外の人生の豊かさを目指す」ために行うことをおすすめします。

もちろん、教員時代に転職先で活かせる実績をお持ちの方は、転職で給与を伸ばすことも不可能ではありませんが、そのような実績をもっている教員は、極めて少数だと言えるでしょう。

以上が50代での教員の転職が難しい理由です。

ここで紹介した話は、ある程度普遍的な事実になります。

しかし、転職のしやすさというのは、社会情勢によってもかなり変化します。

例えば

2020年、2021年は転職市場はかなり冷え切っていました。もちろんコロナが理由です。

しかし、2024年はコロナが終わる見通しがつきはじめ、転職市場が活性化しています。

doda求人数2024年3月最新

2024年は転職の最大のチャンスの年と言われるように、どのようなところに求人との出会いがあるかわかりません。

まずは転職エージェントで、自分の希望を率直に伝えることをおすすめします。

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教師が50代で転職を成功させるコツ

ここからは50代で転職を成功させるコツについて紹介をしていきます。

教育業界の転職を狙う

この記事では何度も伝えてきましたが、50代での教員からの転職は、教育業界の転職を狙うことが基本になります。

特におすすめは

  • 塾・予備校講師
  • 家庭教師
  • 教材開発職

などになります。

詳しくは「おすすめ業種」の項目で紹介をさせていただきます。

給与面は妥協する

2つ目のコツは「給与面の妥協」です。これもくり返しお伝えさせていただきます。

教員に限らず、50代の転職では、給与面を譲歩することは基本戦略の1つです。

まして教員ともなれば、なおさら年収が下がることは覚悟するべきです。

原則として

50代教員からの転職は、「お金よりも働き方を変えるもの」という意識で行うのがよいでしょう。

志望動機を大切にする

50代の転職

転職を成功させるために必要なものの1つに「志望動機」があります。

この志望動機も転職成功のための非常に大切な要素になります。

なぜなら

採用担当者の立場になれば、「なぜこの人は50代で転職をしたいのだろう?」

ということが必ず気になるからです。

採用担当者を納得させるような理由があると、転職が成功する確率は格段に高まるでしょう。

ここで大切なのは

  • 給与
  • 残業
  • 福利厚生

などを志望動機にあげるのではなく、「自分が会社にどのように貢献できるか」をしっかりとアピールすることです。

また「企業理念」などもしっかりと調査し、自分と企業がいかにマッチしているかも伝えることです。

 
高校受験の面接と似ているね

決して自分本位にならず、企業の立場になり

  • 貢献できること
  • 企業と自分がマッチしていること
  • 採用されたらやりたいこと

などの志望動機をしっかりと考えておきましょう。

扱いづらい印象をもたれないようにする

続いてのポイントは「扱いづらいイメージをもたれないようにする。」ことです。

ただでさえ教員は、民間企業から「扱いづらい」というイメージをもたれることがあります。まして50代であればなおさらです。

転職先では、「初任者に戻った」くらいの気持ちで働く意識が必要です。

新たな気持ちで働くという意志を、採用担当者には明確に伝えるようにしましょう。

転職活動を効率的に行う

求人は自分でも調査

転職活動は効率的に行うことが大切です。特に教員は忙しいので、自分一人で

  • 求人探し
  • 転職したい企業の調査
  • 企業との日程調整
  • 履歴書・職務経歴書対策
  • 面接対策

を行うことは、とても大変です。

これらの作業は、転職エージェントが全て行なってくれます。上手に利用し、時間を有効に使うようにしましょう。

ただし

転職をするのは先生方本人です。作業をエージェントに行なってもらうことは構いません。

しかし、転職先や志望理由などは必ず自分で熟考するようにしましょう。

転職エージェントはまずは「doda に登録をするようにしましょう。

ぜひ上手に活用し、1年後の明るい未来を手に入れて下さい。

 
転職しようか迷っている…。という相談もできるよ!

50代の転職のおすすめ業種5選

続いては、50代の転職におすすめな業種を5つ紹介をしていきます。

おすすめできる業種は次の5つです。

  1. 塾・予備校講師
  2. 家庭教師
  3. 教材開発職
  4. 事務職
  5. 介護職

それぞれ詳しく解説をしていきます。

塾・予備校講師

転職しやすさ平均給与スキルの親和性安定性
しやすい26.7万高い高い
平均給与は(SPRIX Corp)より

教員からの転職で王道の転職先が、「塾・予備校講師」です。なによりも、教員時代の経験がフルに活かせるところがポイントです。

また、企業側としても、学校の経験や情報をもつ社員は必ず欲しいはずです。

お互いにとってメリットのある転職先となるため、採用率はかなり高いといえるでしょう。

デメリット

勤務時間が昼〜夜になりやすいことがデメリットと言えます。

もしもお子さんが、夜に手がかからない年齢になってきているのであれば、おすすめができる業種です。

 
学校とは違った楽しさがあるね!

また、塾・予備校と一言で表しても、本当に幅広い世界です。

大きな塾から個人塾まで、働きかたは千差万別です。ぜひさまざまな求人を探してみましょう。

家庭教師

転職しやすさ平均給与スキルの親和性安定性
しやすい25万高い高い
平均給与は(家庭教師くらべ〜る)より

続いてのおすすめは家庭教師です。

家庭教師にもさまざまな働き方がありますが、「元教員」は家庭教師として比較的優遇されやすい傾向にあります。

 
「元教員」がブランドになる…。

元教員は「プロ家庭教師」という立場で登録してもらうことも可能で、時給は「3,000円」以上が狙えます。

また、家庭教師は働く時間に融通がきくことが多いため、自分の生活をコントロールしやすいところも魅力です。

一方で、家庭教師は実力主義のところがあります。

人気さえ出れば、時給5,000円以上も可能でしょうが、人気がでなければ時給が3,000円以下ということもあるでしょう。

現在は「オンライン家庭教師」がとても流行っています。家庭にお邪魔する必要がないため、教師側にとっても家庭にとっても負担が少ないです。

塾以上にさまざまな働き方ができる家庭教師。詳しく調べてみるのもよいでしょう。

教材開発職

転職しやすさ平均給与スキルの親和性安定性
しやすい30万高い高い
平均給与は(ジョイキャリア職業ナビ)より

続いては教材開発職です。非常におすすめができる職種なのですが、50代での転職となると、簡単にはいかないことも多いかもしれません。

最も可能性が高いものは、「教科に関する教材開発をしている企業」となるでしょう。このような企業でも、学校経験者を欲している場合があるでしょう。

20代、30代などであれば、社会人向けやスポーツなど、さまざまな教材開発職があるでしょうが、50代となるとそれらへの転職はかなり難しいでしょう。

また、ある程度のパソコンスキルは求められる可能性が高いです。現在の先生方は、ほとんどの方がパソコンを使用できると思いますが、苦手意識がある人もいるでしょう。

そのような人にも不向きかもしれません。

事務職

転職しやすさ平均給与スキルの親和性安定性
しやすい25万普通高い

事務職もおすすめができます。実は事務職は、急な仕事やクレーム対応などが入りにくい、安定して働くことができる職種です。

人と関わる仕事に少し疲れてしまった場合にもおすすめです。

私の妻も事務職ですが、ここ数年残業などが無く、有給も取りやすい環境です。

 
職場にもよるよね…。

学校の先生の中には、事務作業を得意とする先生がいます。そのような先生であれば、事務職はかなりおすすめができる職種になります。

基本的なパソコンスキルは求められる可能性が高いことに注意しましょう。

介護職

転職しやすさ平均給与スキルの親和性安定性
しやすい22万円高い
Gakken Cocofumpより

最後は介護職です。介護職は未経験でも始めやすく、出勤日や勤務時間の自由が利きやすいことがメリットです。

教員は人と関わることが得意なため、人と関わる仕事を続けたい場合には特におすすめです。

また

介護職で身につけたスキルは、生涯を通して使用可能なスキルとなります。

自分で働きたい分だけ、稼ぎたい分だけシフトを調整することも可能です。

教員は話を聞く技術にも優れているため、新たなキャリアとしてもとても面白い選択だと思います。

50代で転職を成功させた先生方の感想

続いては50代で教員からの転職を成功させた方々の感想を紹介します。

この感想は、ランサーズを利用して独自に調査・集計をしたものです。(以下は実際のアンケートの様子)

50代での教員からの転職の感想
50代で教員からの転職をした感想①
私は、パソコン教室の運営スタッフに転職しました。よかった点は、教員の仕事は普段の指導に加えて、部活動の顧問や保護者の対応までしないといけないため、自分の授業の用意に集中できないという点がありました。

ただ、転職してからはしっかりと授業の用意に集中できますし、受講者の人たちが一生懸命学ぼうとする姿勢に応えられているので、よかったと感じました。

悪かった点は、50代からの転職なので、パソコンは普段使っていましたが、より専門的な知識が必要になるため、新たに学ぶことが多いのが大変だったので、その点が悪かったと感じました。

さらに、はじめは年齢のこともあり、なかなか転職先が見つからず苦労した点も悪かったかなと感じました。

(51歳 公立中学校 男性)
50代で教員からの転職をした感想②
小売業に転職しました。転職して良かったと思います。そう思えることで、基本的に人と接することが好きなのだと、改めて感じています。

教員を辞めた時は、人と接することが怖くなっていました。モンスターペアレントが平成になって増え、教員にはどんなに要求を突きつけても当然、クレームをつけるのが教育に関心がある証という風潮に疲弊していました。

教員を辞めた直後は人と接することが怖くて、しばらくメンタルクリニックに通っていました。日常生活が普通に送れるようになって、小売業に転職しました。新しい職場では、責任を抱え込まない働き方を覚えました。

学校という職場は、教員が責任を抱え込むのが美徳といった風土でしたから、先輩や上司がきちんと責任を分担する職場は、とても魅力的で、精神の健康を取り戻すことができました。転職して本当に良かったです。

(55歳 私立その他 女性)
50代で教員からの転職をした感想①
その頃、孫が生まれて、日中に面倒を見る人が必要になりました。自分としても、ITを使った授業を行わなければならない現状や体力的にも付いていけなくなったこともあり転職しました。

半年ほど家で孫の面倒を見てから、放課後デイサービスで学童保育の仕事をしました。日中は家にいることができ、子どもたちが学校から帰るころの時間に出勤し、宿題を見たり話を聞いたり、一緒に遊んだりしました。

子どもたちと一緒にいると自然に笑顔になれて、元気がもらえるので楽しかったです。学校の仕事と違い、常に何かに追われることもなく良かったです。いただくお給料は少なかったですが、生活するには困らなかったので気になりませんでした。

家に持ち帰る仕事もなく気持ちがとても楽になりました。

(55歳 公立小学校 女性)
 
転職された先生方がゆとりある生活を手に入れられてよかったね!

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50代が転職先を探す際の必須知識

続いて、50代の方に知っておいてほしい、転職先を探す際の必須知識を紹介します。

50代となると、残された転職の機会はわずかです。以下の知識を押さえ、転職の失敗確率を極限まで減らしましょう。

ここでは

  1. 固定残業代
  2. 離職率
  3. 直近3年間の離職率
  4. 有給取得率
  5. 年間休日
  6. 基本給
  7. 休みの形態

の7つについて詳しく解説していきます。

 
必ず覚えておこう!

固定残業代

固定残業代とは、働かなくても決まった残業代がもらえる制度のことです。

 
そんなに素晴らしい制度があるの?

いえ、素晴らしいと感じた方は危険です!

一見すると「残業がな無くても残業代がもらえる」ということになりますが、そんなに甘くありません。

実質「うちの会社は残業がありますよ」と言っているようなものです。しかも残業時間は多く、基本給が少ないことが多いです。

固定残業代により、手取りを高く見せているのです。

教員を悩ます給特法「定額働かせ放題」と同じです。

離職率

離職率を求人情報に載せている会社は非常に少ないです。逆にいえば載せている会社はホワイトな会社と言ってもいいでしょう。

また、辞めた方の退職理由は必ず確認しましょう。聞いた時にごまかす会社や、曖昧な返答する会社は怪しいです。離職率20%以上の会社はブラック企業の可能性が有ります。

直近3年間の離職率

とても重要な項目です。ここ最近でやめた人がいるかどうか、必ず確認しましょう。

直近3年間の離職率が30%以上であればブラック企業の可能性が高いです。

サイトに載っていなくても、転職エージェントの方や、転職先の方に直接質問して確かめてみてください。

有給取得率

休み

有給には有給取得率と消化率があります。特に有給取得率は必ず見るようにしましょう。

日本の法律で1年間に5日間有給を消化しなければいけないという決まりがあります。

ですので、どの会社も有給は取れます。そのため5日間以外の平均取得率を見ることがおすすめです。

年間休日

年間休日とは、社員を募集しているその会社が定めている年間の休日日数の合計です。

例えば週休2日と言われても、全体の休日を正確に表しているとは言えないからです。

年間休日は、昨年の実績の数字をもらうようにしましょう。

  • 116日以下の会社
  • 昨年の実績をすぐ答えられない会社

不安です。

求人に記載ある年間休日と口頭で言われた年間休日の日数に5日以上誤差がある場合は要注意。夏季休暇や年末年始についても必ず聞くようにしましょう。

基本給

入社後、基本給に後悔する人は意外と多いです。

企業の中には、社員の給料を少なくするために、いろんな手当をつけて手取りの金額を大きく見せようとすることがあります。

基本給を気にして転職する人は少ないので、手取りの金額だけを見てしまうと不景気の時に給料下げられてしまいます。

休みの形態

週休2日制」と「完全週休2日制」の違いは必ず理解しておく必要があります。

完全週休二日制
毎週必ず2日の休みがあること。
週休二日制
1年を通して、月に1回以上2日の休みがある週があり、他の週は1日以上の休みがあることです。

つまり週休二日制は「月に一度しか二日の休みが無い」場合もあるのです。

これは年間にすると休みで30日以上変わる可能性があります。 30日とはまるまる1ヵ月ですから非常に大きいです。

年間休日116日以下の会社は、平均より休みの日数が少ないです。覚えておきましょう。

まとめ

以上で「50代が教員からの転職を目指す際のポイント」の紹介を終わります。まとめると

  • 給与面を妥協する
  • 教育業界への転職を基本とする
  • 転職エージェントを使う

これらが最も大切なポイントになります。

50代で転職というのは簡単なことではありません。それでも、新たなチャレンジをしたかったり、私のように体を壊したためなど、さまざまな事情があることだと思います。

人生100年だと考えれば、まだまだ折り返しです。

先生方の1年後の未来が、光り輝くものになることを、心よりお祈り申し上げます。

 
またねー!

転職のためには必ず「doda 」に登録をするようにしましょう。

50代の求人を多く保有しており、教員からの転職にも力を入れている起業です。無料で利用することが可能でき、とてもオススメです。

エージェントはたくさんの種類がありますので、さらに転職エージェントを詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

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