【養護教諭からの転職】転職理由とおすすめ転職先を元養護教諭が解説

  • 仕事量が多すぎる…
  • 子供や保護者の対応が大変…
  • 職場の人間関係がめんどくさい…

このような悩みが多く、転職を検討する養護教諭の方が増加しています。

この記事では養護教諭の方向けの転職理由と、おすすめ転職先を紹介させていただきます。

業務に苦しむ先生方の一助になれば幸いです。

この記事について

この記事は養護教諭歴14年、現在は児童支援員としてはたらく「沙織」さんに執筆をしていただきました

 
それでは解説スタートです!

【結論】エージェントへの登録が転職成功の近道

未来

養護教諭からの転職を考えている方は、転職エージェントへの登録が成功の近道です。

転職エージェントを利用すると

  • 養護教諭を続けるべきかの相談
  • 求人検索
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を得ることができるからです。

「転職する!」と決意していない方も多いと思いますが、ここで大切なポイントがあります。

ポイント

× 転職を決意→転職活動

○ 転職活動→転職を決意

という順番にすることがコツです。今の仕事と新たな仕事を比較することで、自分の考えが整理されるためです。

転職活動をせずに「養護教諭をやめようか…」と考えていても、なかなか結論は出ずに、時間を浪費してしまうことになります。

一度転職活動を始めてみて、他の仕事と比較することで、転職をするにせよ、養護教諭を続けるにせよ、納得のいく生活を手に入れることができます。

まずは気軽に転職活動を始めてみるといいでしょう。

転職活動を始めるには

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転職サイトと転職エージェント

養護教諭の経験を活かせるおすすめ転職先8選

それでは、養護教諭からの転職を経験した私が選ぶ、おすすめの転職先を8選を紹介します。

  1. 看護師
  2. 保健師
  3. 一般事務
  4. 教材制作
  5. 介護士
  6. 放課後デイサービス・児童指導員
  7. 不登校対応をする仕事
  8. 学校、保育所、病院の補助職員

の順に紹介をさせていただきます。

看護師

必要な資格:看護師免許

看護師資格をお持ちの方は、看護師がおすすめです。

養護教諭は学校での仕事ですので、看護師資格があっても医療行為はできません。

実際の医療現場で、本格的に医療系の仕事がしたい方は看護師へ転職されると良いと思います。

また、養護教諭は基本的に常勤であることが多いですが、看護師であれば、パートや夜勤など自分の生活スタイルに合った勤務体制を選択可能です

ただし

養護教諭は基本的に「健康な子ども」が対象となり、医療的な仕事は、簡単な救急処置と健康診断の準備、保健指導くらいです。

病院で勤務するとなれば、さらなるレベルアップが必須となるでしょう。

保健師

養護教諭

必要な資格:保健師免許

保健師資格をお持ちの方は、保健師がおすすめです。

養護教諭も体調不良者やけがの救急処置の際に保健指導を行いますので、似ている部分が多い仕事といえるでしょう。

養護教諭は、児童生徒が対象ですが、保健師であれば幅広い年齢層の方を対応することになり、内容も養護教諭より医療的知識が必要となるため、やりがいが増すでしょう。

保健師の中でも行政保健師であれば、県や市の採用試験に合格する必要があります。

時期を逃さずに応募する必要がありますし、勤務をしながら採用試験の勉強をするのは大変かもしれません。

産業保健師となる場合も狭き門となるかもしれませんので、めげずに挑戦していく必要があります。

一般事務

養護教諭の業務では、保健だより作成や健康診断の事務処理などで、パソコンをよく使用します。

そのため、自然にワード、エクセルは使用できるようになります。

健康診断表や保健調査表、修学旅行前の健康調査表など、様々な書類を扱いますので、それらを整理して、保管しておく必要もあります。

養護教諭は、イメージよりも事務作業が非常に多い仕事です。それが苦でなかった方は、一般事務職に転職されることをおすすめします。

また、養護教諭は個人情報を扱う書類を預かることも多く、普段から書類管理には気を遣っているため、事務職でも活躍できるでしょう。

 
事務職は残業や休日出勤が少なく、安定して働ける仕事なんだよ!

教材制作

教材制作

保健室前に掲示物を掲示している養護教諭は多いと思います。

掲示物作成が好きで、凝ったものを作成される方もいれば、反面で、苦手に感じている人も多いと思います。

また、養護教諭が行う保健指導は、専門性がある教員からの指導となり説得力が上がります。しかし、こちらも苦手とする方が多いです。

教材制作が得意な方は、その力が活かせる仕事に転職され、掲示物や簡単に使える保健指導の教材制作をされると現場の養護教諭に、大変ありがたがられることでしょう。

介護士

介護士

必要な資格:無資格で採用する施設が多い。

スキルアップを望まれるのなら、ヘルパー資格や介護福祉士などの福祉系の資格を取得すると良いでしょう。

養護教諭は体調不良の子どもたちに奉仕の精神をもって仕事をしています。

そのため介護士の仕事のように、誰かのために尽くす仕事が向いている方は多いです。

ただし、対象が高齢者となりますので、子どもとは大きく対応が変わることになるでしょう。

また、けがや感染症予防には、今まで以上に高い意識をもって、取り組まなければなりません。

しかし、医療的な知識をもって対応ができる職員がいれば、現場では重宝されることでしょう。

養護教諭は学校に1名となり、間口が狭くなりますが、福祉施設であれば、施設数も職員数も多いので、非常に就職しやすいです。

放課後デイサービス・児童指導員

養護教諭免許で採用可能です。

保育士、作業療法士、社会福祉士など、資格に指定がある場合もありますので、確認をすると安心です。

養護教諭は、全校児童生徒が対象になりますが、特別支援学級の子どもたちとの関わりが多くあります。

また、発達障害の研修も多くありますし、保健室でも特別支援的な対応を求められる場面が多いと感じます。

放課後等デイサービスは、学校と同じく子どもの対応をする仕事ですので、今までの経験を活かせます。

また、子どもたちは何らかの障害を持っています。

そのため学校より対応が難しい面もありますが、養護教諭の仕事からは転職したいけれど、子どもは好きという人には向いているでしょう。

学童の仕事は「はじめての学童指導員 」というサイトで探すと便利です。このサイトは日本全国の学童の求人をまとめているサイトです。

不登校対応をする仕事

勉強

必要な資格:無資格で良い場合は、養護教諭免許が採用に有利になります。

社会福祉士が必要になる場合も多いです。

養護教諭の重要な仕事として、不登校対応があります。

学校に行きにくい子どもたちにとって、保健室なら登校できるというケースも多くあります。

適応指導教室の職員募集もありますし、不登校の子どもの対応をするNPO法人も増えています。

養護教諭として、実際に不登校対応をしていた経験があるなら、人材として重宝されると感じます。

不登校支援をしている団体は、引きこもり支援もされているところが多いですので、子どもだけでなく、大人の方も対応することになるかもしれません。

学校・保育所・病院の補助職員

こども

自治体にもよりますが、学校であれば特別支援学級特別支援学校の支援員として働くことが可能です。

また、通常学級で担任の補助として人員を募集しているケースもあります。

保育所であれば保育補助の募集がある園が多いですし、病院であれば看護助手の仕事があります。

どれも補助的な仕事ですので、養護教諭として中心となって進めていくより、誰かの手助けをする立場の方が合っている方には向いていると思います。

無資格でも職員募集をしていることが多いので、教員免許があり、子どもと関わった経験や医療的知識がある養護教諭ならば、採用されやすくなると思います。

以上、養護教諭におすすめの転職先を紹介させていただきました。参考にしてくださると幸いです。

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養護教諭が転職を決意する理由

続いては、養護教諭が転職を決意するのによくある理由を解説します。

命に関わる責任が大きい仕事

子供

養護教諭として勤務していた頃は、やはり毎日、「大きな怪我が起こりませんように」と児童生徒が無事に一日、安全に過ごせることを祈る日々でした。

子どもたちの命を守ることは全職員で取り組むことでありながら、医療の専門性のある養護教諭に任せておけば良いと、どこか人任せな同僚もいたように思います。

もちろん子どもの命が危ないときには最前線に立って、医療機関へ運ぶまでの処置をする必要があり、絶対に失敗が許されない重い責任のある仕事でした。

また、コロナ禍の学校では、感染症対策について、いつも以上に、大きく力を注ぐ必要がありました。

養護教諭以外の業務が大きい

仕事が多い

養護教諭は、保健室で仕事を行うだけでなく、学校の一職員としての仕事も担います。

職員全員で取り掛かる仕事もありますし、他の方のお手伝いを引き受けることも多くありました。

小学校で勤務していた頃は、担任が出張で不在にしている日に、教室に入って、自学自習の見守りをすることもありました。

学校によっては

養護教諭が副担任を持っていたり、部活動の顧問を持っていたりすることもあります。

養護教諭は、保健の業務も抱えながら、それ以外の業務も多々こなさなければいけません。

そのため見た目の印象よりもはるかに忙しい職業だと感じます。

一人の仕事が多く相談できない

養護教諭は、学校に一人であることが多いです。

医療に関する専門性を有していることから、授業を受け持つ教師やクラス担任とは、別の専門性を持っています。

そのため、こちらから相談をしても「保健のことは分からないから」と言われることが多くありました。

周りの教員たちは、同じ悩みを共感し合ったり、先輩から指導を受けたりしていて、仲間意識でつながっている雰囲気があり、うらやましく思うときもありました。

悩みを解決するためには、他の学校の養護教諭に相談するという手段もあります。

しかし、自校のことですから、自身で学習を進め、落としどころを決めて対応する等、自力で解決を図らなければならないことも多々あり、大変でした。

専門性が幅広い

専門性

一言で「健康」といっても病気のことだけ知っていれば良いだけではありません。

身体の仕組みや食事に関すること、運動に関係すること等、様々なことがつながってくるため、それらについて幅広い知識が必要になります。

また、近年では発達障害の支援をはじめとする特別支援的な対応が必要ですし、心の健康にはカウンセリング的対応も求められます。

養護教諭も指導者ですから、教育についての理解も必要です。

さらに不登校支援や虐待の早期発見、早期対応について、SCやSSWなどの専門職や専門機関につなぐ対応も必須となります。

私自身はまんべんなく広く浅い対応をするよりも、狭く深く専門性を高めていくことを好む性格であったため、違う職業に興味を持つことになりました。

以上が、養護教諭が転職を考えるポイントでした。

反対に考えれば、これらの悩みの解消ができる場合は、養護教諭を続けていくことも十分に可能でしょう。

みなさんが置かれている状況や、今の悩みなどを一度しっかりと棚卸ししてみてくださいね。

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養護教諭だった私の転職体験談 

続いては、私自身の転職体験談をお伝えします。

みなさんの参考になれば幸いです。

高校の養護教諭時代

私は通信制高校で長く勤務しました。

通信制高校に通っているのは、高校を中退した生徒、中学校時代、不登校だったなど、何らかの事情を抱えている生徒が大半です。

生徒たちの悩みに寄り添い、過ごした時間は私にとって、大きな財産となりました。

しかし、私が勤めていた通信制高校は、会社が運営していたこともあり、生徒募集のための営業の仕事までしなければならなかったのです。

校内でも、およそ養護教諭が任されるはずでない仕事まで受け持つようになり、これから先、どんな仕事が回ってくるか分からないことへの心配がありました。

「全日制の学校で養護教諭をしてみたい」という思いもあったため、近くの市町村に講師登録をしたところ、声をかけていただき、公立小学校の養護教諭にかわることになりました。

小学校の養護教諭時代

転職のきっかけ

待望の全日制養護教諭でしたが、新年度始まってすぐから、年度初めの書類配布や回収、健康診断の準備、事後措置とバタバタと忙しい日々が続きました。

ずっと高校生と一緒にいたので、小学生の接し方にも戸惑いも感じていました。

中でも私が通信制との違いを一番感じたのは、通信制の養護教諭はカウンセラー的な立ち位置を求められ、生徒の悩みに寄り添う関わりが多かったのに対し、私の勤めた小学校での養護教諭は健康診断をはじめ、救急処置や保健指導など、医療的なことが中心でした。

ここにきて、私は「心のケア」や「子どもに寄り添うこと」が最もやりたかったのだと気づきます。

特に、不登校の子どもたちとの関わりにやりがいを感じていたと感じ、福祉の分野に興味をもち、児童福祉の仕事への転職を決意しました。

転職活動

転職後の仕事

転職を決意してからの数年は、臨時採用での養護教諭の仕事を続けながら、社会福祉士の資格取得に向け、学習を進め、無事に国家試験に合格することができました。

年度末で、養護教諭の仕事を退職し、転職活動を始めます。

児童福祉の分野にも様々な職種があることを知りました。それは、作業所勤務の職員、障害児施設での世話人、児童養護施設の職員、児童相談所職員、市役所に配置の家庭相談員などです。

私は、その中でも障害児の療育を実施する「放課後等ディサービス」という職種であれば、今までの養護教諭の経験も活かせるのではないかと感じました。

お給料や通勤距離、福利厚生等も考えたうえで、不登校の支援もされている施設にご縁があり、そちらで「児童指導員」として、採用していただきました。

転職後

学校では、始業時刻よりも早く来て、保健室の準備や子どもたちの出迎えをするのが当たり前でしたが、施設では10分前に来ておけば、問題なく業務を開始できます。

また、パート勤務にさせていただき、空いた時間で副業を始められたことも転職して得られた大きな利点であると感じます。施設では、子どもたちに遊びを通して支援をしています。

学校では、チャイムに合わせ、ルールを守って、みんなが同じ行動をとることがどうしても求められがちでした。

しかし、施設では子どもたち一人一人の成長に合わせ、「ありのまま」の姿を認められているように感じます。

念願だった不登校支援もすることができ、満足しています。以前よりも私自身、子どもたちとの関わりを純粋に楽しみながら心穏やかに、充実した毎日を送っています。

まとめ

養護教諭は、素晴らしい仕事だと思います。

しかし、健康に関わる専門性の幅広さ、学校の中で一人という立場の違いなどに悩むことも多い仕事であるでしょう。

養護教諭からの転職には、今後も医療に関わる職業に就きたいのか、子どもとの関わりのある職業にしたいのか、全く関係のない職業にしたいのかによっても大きく変わってくると思います。

今、悩まれている養護教諭の先生がこの記事を読まれたときに、少しでも参考になれば幸いです。

 
以上、養護教諭からの転職者、沙織さまが記事を書いてくださりました!

私「さわにい」も教員時代の激務で体を壊し、転職を決意した一人です。

この記事、そしてこのサイトが先生方のお役に立てば幸いです。

このサイトは、教員からの転職情報を集めたサイトです。ぜひご活用くださいませ。

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