【教員を辞める】最適なタイミングや流れを元教員が解説

  • 教員の退職を考えている
  • 退職の意向の伝え方を考えている
  • 退職をする流れを知りたい

そんな方々の力になりたいと思い、このページをつくりました。(情報は2024年最新のもの)

自己紹介

みなさんこんにちは「さわにい」といいます。

元中学理科の教員(経験 11年)

退職後IT企業に転職し、現在は教育フリーランスとして活動しています。

このページでは私の退職経験や、教員を退職したさまざまな先生からのインタビューを元に、「教員をやめる最適なタイミング」についてお話をさせていただきます。

先生方、教員としての生活、本当にお疲れ様でした。

過労死ラインに達する勤務時間の長さ。

さまざまなプレッシャー。

私は多忙から体を壊し、十分に働けない体になってしまいました。

(能力の低さも原因の1つ)

しかし、それから人生を見つめ直し、よりよい人生を歩み始めています。

先生方の新たなキャリア構築も、陰から応援しています😼

 
みなさんよろしく!

教員の辞職を伝える一般的なタイミングと流れ

アンケート

教員の退職」と言っても一人一人さまざまな状況があるでしょう。

  • 新たにやりたい仕事ができた
  • 結婚をきっかけに退職
  • 体や心が病んでしまった
  • とにかく教員を辞めたい

また、

  • 退職後も同じ地域で生活する
  • 退職後は他の地方で働く
  • そのうち教員に復職したい

などの考えもさまざま異なることでしょう。

そのためこの記事では

  1. 一般的でなるべく円満な退職法
  2. とにかく早く辞めたい方の退職方

と分けて解説をしていきます。

まずは、円満な退職方法やそのタイミングを解説していきます。

教員の辞職を伝えるタイミングは11〜12月がベスト

教員が辞職の意向を伝えるのは、管理職です。

  • 校長先生
  • 教頭先生
  • 2人同時に伝える

など、先生方それぞれの人間関係や、退職に至った経緯をふまえ、、最適な方法を選ぶと良いでしょう。

管理職との人間関係に問題が無い場合は「2人同時」が手間や偏りが無くベストと言えるでしょう。

可能であれば、校長、教頭共に自分の口から伝えられるのがベストでしょう。

 
変な管理職も多いようなので、無理しないでね。

私の管理職はとても親身になってくださり、今でも心から感謝をしています。

また、関係性にもよりますが、学年主任や同僚の先生方には退職直前まで無理に伝える必要はありません。

私も直前まで管理職にしか伝えませんでしたし、インタビューした先生方も、ほとんどが直前まで管理職にしか伝えていませんでした。

信頼できる先生がいれば、その先生には伝えたり、相談するのはアリでしょう。

しかし不用意に伝えるとウワサがあっという間に広がり、最悪、児童生徒まで伝わってしまうことになりかねません。

管理職以外には伝えないことが無難でしょう。

注意!

転職活動には通常、3〜4ヶ月かかります。

転職を無理なく成功させるためには、遅くとも12月中(最悪1月)には転職エージェントに登録をしましょう。

転職エージェントは「doda に登録すれば間違いありません。業界最大級の求人数をもち、「全年代・全業種・全地域」に対応しています。

エージェントを利用しない転職活動は、ブラック企業をつかむ可能性が高まるので、必ず利用するようにしてください。

転職エージェントを詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

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① 管理職からの呼びかけで伝える

先生方が公立の教員である場合、11〜12月ころに「今年度で退職を考えている先生方は、管理職まで報告お願いします。」

という連絡があるのではないでしょうか?

管理職にはこのタイミングで伝えるのがベストでしょう。地域によってはこのような呼びかけが無いかもしれません。

その場合も、11月〜12月ころに伝えるのがよいでしょう。

自分は

この時期に管理職に伝えました。完全に辞める決心はついていたのですが、管理職からは冬休み明けまで時間をあげるから、もう一度ゆっくり考えて。

と言われました。なので、実際問題としては、1月上旬までは迷惑をほとんどかけずに辞められると言えるでしょう。

 
さわにいは管理職に恵まれたよね。

そうですね。ただ、可能であれば早めに伝えてくださいね。

② 個人面談で伝える

学校のようす

管理職から辞職を伝えるアクションが無い場合は、管理職との面談で伝えるとよいでしょう。

管理職からの評価を伝えられる面談や、その他の面談が各学校で学期に1度程度はあるでしょう。

このタイミングも、多くは校長・教頭の2人で行うので、退職の意向を伝えるのはよいタイミングでしょう。

 
管理職の先生も驚きそうだけど。

管理職の先生方も、基本的には引き止めたいケースが多いと思いますので、あまりギリギリよりも、お互いに余白をもった11月〜12月がやはりベストと言えるでしょう。

退職で失敗しないためのポイント

また、11〜12月には転職活動も始めるべき時期になります。

教員は退職金がもらえますが、公務員ですので失業保険はもらえません。

転職にかかる時間は普通3〜4ヶ月なので、準備を始めておくのがよいです。

 
下の表は退職金の目安です!
勤続年数退職手当の目安
1年108,857円
3年336,633円
5年674,475円
10年2,315,803円
15年4,535,733円
20年8,562,565円
25年11,900,795円
30年15,002,511円
35年16,020,528円

また、教員からの転職には「転職エージェント」の利用がほぼ必須になります。

利用を考えている方は下の記事を読んでみてください。

ただし、基本的にはdoda を利用すれば心配はいりません。

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一般的なタイミングでは無いが、9月ころに伝えるのもアリ

専門性

「一般的」とは言い難いですが、退職の意向は9月あたりに伝えるのもアリでしょう。

 
そんなに早く?なんで?

先ほど述べたように、11〜12月に伝えることで、管理職や同僚、児童生徒にはほとんど迷惑をかけることなく退職することが可能です。

しかし、9月頃に退職の意思を告げることにより、教員採用試験での合格者が増える可能性があるようです。(都道府県による)

そのため、教育委員会や新任の先生方のことまで考えると、9月あたりに退職の意向を伝えるのもありなのです。

ですが

よほどの理由がない限り「もう少し考えたら?」ということにもなりかねませんし、はたらく時の気まずい期間が長くなることも考えられます。

明らかな理由がない場合は、無理に早く伝える必要もないでしょう。

異常、教員が転職するのにベストなタイミングを紹介しました。

次は、それ以外の時期の退職について触れておきます。

「できる限り年度末に、円満な形で退職をしたい」とは誰もが考えると思います。しかし、人生そのような簡単にいかない可能性が誰にでもありえます。

そのような場合について見ていきましょう。

年度末のタイミングを逃した場合の辞め方

民間企業

迷惑を最小限に抑える

年度末の円満退職ができない場合は、できるだけ迷惑をかけずに退職をしたいものです。

自分は教員在職中、傷病休暇をはさんだので、多くの先生方や生徒に迷惑をかけてしまいました。

今、年度途中で辞めようかと悩んでいる先生、どうか自分を責めないでいただきたいです。

教員の代わりは必ずいます。ですが、あなたの代わりはどこにもいないのです。

あなたもきっと、児童生徒には同じように語りかけるのではないでしょうか。

まずは年度途中ながら、被害を最小限に抑える時期を紹介します。

1月中のなるべく早い時期にやめる

1月下旬の早い時期であれば、遅いながらももろもろの手続きに何とか間に合う可能性があります。

例えば

「民法」の決まりでは、「退職の意思表示から2週間後には退職ができる」という決まりがあります。

教員は公務員のため、手続きが多少複雑なようですが、1月月下旬に伝えれば、3月の辞令交付などには十分間に合います。

これが2月以降にずれ込むと、一気に円満退職が難しくなります。

来年度の人事がどんどん決まっていくからです。

1月〜3月に退職を決めるのは、さまざまな点から難しさがつきまとうことを覚えておきましょう。

夏休み前にやめる

最悪を阻止するタイミングのもう一つは、夏休み前に辞めることです。

この時期にやめることにより、学校内で

  • 別の教員を探す
  • 分掌などの仕事の調整
  • 子どもや保護者への説明

などの負担をかなり減らすことが可能になります。(現在は教員が見つからない地域も多いようですが…。)

現在4、5月で「すぐに辞めたい」という先生方もいらっしゃるかもしれません。

さまざまな背景があるので、一概には言えませんが、可能であれば、1学期末までは続けるのもよい方法と言えるでしょう。

タイミングを考えず、すぐに退職

くり返しますが、状況によっては、3月、7月まで待てずにすぐに辞めることを考える場合が必要となることもあるでしょう。

その場合は、

例えば傷病休暇をとるなど、とにかくゆっくり休んだり、次のプランを考えることもおすすめです。

また、どんなに辛くても、無断欠勤はおすすめできません。

そこまで辛くなってしまった場合は、家族に状況を伝えてもらったり、退職代行などのサービスを利用してでも、学校と連絡をとり、必要な手続きを行うことをおすすめします。

公務員の無断欠勤は処分の対象になるので覚えておきましょう。(以下人事院「懲戒処分の指針」)

事由戒告減給停職免職
10日以内
11日位上〜20日以内
21日以上

教員を今すぐ安全に辞めたい。しかし管理職と連絡をとる気力もわかない時は、退職代行などのサービスを使ってでも、きちんとやめるようにしましょう。

今では下のように、役に立つ退職代行サービスがたくさんあります。

  • 退職代行jobs
  • 退職代行EXIT
  • 弁護士法人みやび

先生方の、今後の人生が素晴らしいものになることを心よりお祈り申し上げます。

最後に

教員 → IT企業 → フリーランスとして生きる私が好きな図を下に載せておきます。

成功は失敗の先にあります。

一歩踏み出して、「違うな」と思えばもう一歩踏み出すのみです。

歩き続ければ、遅くとも必ずゴールにたどり着けますよ。

成功と失敗
 
何かあれば、いつでも相談してくださいね!

転職にチャレンジしたい方は、ぜひdoda を利用してみてくださいね!

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