【大チャンス】教員が冬休みに転職活動をするべき理由を元教師が解説

残業時間・ストレスが多すぎて教員はもう無理…。

転職活動をして、毎日5時に帰りたい。土日は休める当たり前の日常を手に入れたい…。

教員の激務が問題になり、10年ほどが経過したでしょうか。

確かに教員は素晴らしい仕事ですし、私は現役の先生方を心より尊敬しています。

ですが残念なことに、教員の多忙化は一向に改善される様子はありません。

このような流れの中、教員から転職をする人が相次いでいます。

そして2024年の冬、教員からの転職が絶好のチャンスとなっているのはご存じでしょうか?

この記事では教員歴11年で転職をした私が、2024年の冬休みを利用して教員からの転職を成功させるポイントを紹介させていただきます。

この記事が先生方のお役に立ち、半年後に激務から解放されるお手伝いができれば幸いです。

自己紹介

さわにい」と申します。

元中学校理科の教員です。公立中学校で11年勤務しました。

過労で倒れ教員を退職。その後はIT企業に転職。

現在はフリーランスとして活動をしています。

2022年10月には、中学理科の学習参考書も出版しました。

この記事では

  1. 冬休みを利用して年度末に退職したい
  2. 冬休み中に退職したい

という2つのパターンに分けて解説をしていきます。

 
よろしくお願いします!

冬休みに転職活動を開始して年度末に辞める

まずは「冬休み中に転職活動を開始し、年度末に辞める」パターンについて解説をしていきます。

  1. 冬休みを利用して年度末に辞めるメリット
  2. 冬休みを利用して、年度末に辞める流れ

についてそれぞれ解説していきます。

冬休みに転職活動を始めて年度末に辞めるメリット

アンケート

冬休みを利用して転職活動を行い、年度末に辞めるメリットを紹介します。

主なメリットは以下の3つです。

  • 冬休みは時間にゆとりがある
  • 冬休みは転職活動に最適なタイミング
  • 2022年度は特に転職市場が活発

以下、詳しく解説していきます。

冬休みは時間にゆとりがある

教員は非常に忙しく、学期中に仕事をしながら転職活動を行うことは困難です。

焦って転職をしてしまっても、自分が本当にやりたい仕事ではなかったり、イメージと異なる会社に入社してしまう可能性も高いでしょう。

現在は昔と異なり転職が一般的になっているものの、失敗のリスクは極限まで下げたい人が多いはずです。

 
ブラック企業を掴むと大変!

転職活動は、気持ちにゆとりがあるときに開始するのがコツです。考えすぎもよくありませんが、焦ってしまうよりはよほどよいです。

その意味で教員の冬休みは転職活動に最適です。

教員という仕事を振り返り、次の仕事に求めるものを考える時間があるからです。

特に、転職先の条件で譲れないもの、妥協できるものを整理しておくとよいでしょう。

また、転職エージェントの方に相談にのってもらうと新たな視点で仕事を探すことができます。

転職エージェントとは

無料で転職のサポートをしてくれるサービスです。

転職の相談・求人探し・企業との年収交渉など全てサポートしてくれます。

転職者の9割はエージェントを利用しています。

転職エージェントは業界大手の「doda 」がおすすめです。dodaは求人数が日本最大級であると同時に「教員・公務員」の特化カテゴリーをもち、元教員に有利な求人を多く抱えています。

個人で仕事を探すと、ブラック企業を掴むリスクが跳ね上がるため、ぜひ転職エージェントを利用してください。

転職エージェントの詳細を知りたい方は、以下の記事を見てください。

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転職サイトと転職エージェント

転職エージェントはたくさんあるので、迷ってしまう方はdodaを選べば間違いありません。

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転職エージェントを上手に活用しながら、自分が仕事で大切にしたい軸を明確に決めていきましょう。

冬休みを逃してしまうと、来年の冬休みまでチャンスは無いと考えてください。

 
春休みは忙しく、夏休みは転職に向かない時期!

冬休みは転職活動に最適なタイミング!

冬休みは時間にゆとりがあるだけでなく、転職活動に最適なタイミングであることも重要なポイントです。

 
どうして冬休みが最適なタイミングなの?

通常、転職活動は開始から終了までに3ヶ月はかかります。つまり教員を退職し、4月から働きたい場合は年末年始あたりから転職活動をする必要があるのです。

仮に3月まで働き、退職してから仕事を探すと、仕事が見つかる時期は7月頃になってしまうのです。そんなに余裕がある人は多く無いでしょう。

転職市場も1〜3月は盛り上がる時期で、4〜7月は冷え込みます。

「どこでもいい」ならすぐに仕事は見つかりますが、当然失敗のリスクは高くなります。

冬休みは時間的な余裕だけでなく、転職をするタイミングとしてもベストなタイミングと言えるのです。

仮に管理職に退職の意向を伝えていないとしても、冬休み中なら円満退職ができる最後のチャンスです。

(実際私も、2学期に退職を伝えましたが、「冬休み明けまでよく考えて」と言われました。)

このような条件が揃った冬休みは、教員が転職活動を始める、まさに最適な時期なのです。

 
確かに夏休みでは難しいね。

教員からの転職を考えている方は、冬休みという最も大切な時期を逃さないようにしましょう。

2024年度は転職市場が活発な時期

現在転職を考えている先生方に朗報です。それは2024年度は転職市場が活発になっている時期なのです。

下の図はdodaが発表している直近の転職市場の推移です。

doda求人数2024年3月最新

1〜2年前は、コロナ禍の不安から、転職市場は冷え切っていましたが、コロナ脱却の光が見え始めた22年度はからは、転職市場が一気に盛り上がりをみせているのです。

求人数は2年前の2倍ほどになっています。今年度は転職のチャンスが特に大きいのです。

注意点

当然ですが良い求人は無くなるのも早いです。

早め早めに転職活動をすることが転職成功のカギです。

doda を利用し、良い求人には積極的にアプローチしていきましょう。

冬休み〜年度末に転職活動をする流れ

続いては、冬休みに転職活動を開始し、年度末に退職をする流れを紹介します。

基本的な流れは以下の通り。

  1. 2学期中に退職の意向を伝える
  2. 冬休み中に転職エージェントに登録
  3. 自己分析・転職活動をする
  4. 退職・転職成功

という流れです。以下詳しく解説をしていきます。

2学期中に退職の意向を伝える

3月末に退職をするのであれば、管理職の先生に2学期中に退職の意向を伝えることができるとベストです。

伝えるタイミングは基本的に次の2つ

  • 管理職との面談
  • 「退職希望者は申し出を」のアナウンス時

です。これらのタイミングで退職の意向を伝えることができれば円満退職が可能です。

しかし、冬休みを終えると円満退職は一気に難しくなるので気をつけてください。

もろもろの情報を集めると、冬休み直後に伝えるのが円満退職ギリギリのタイミングであることが多いです。

「体調を壊す」などの恐れがある場合は自分の体が最優先になりますが、ゆとりがある場合はしっかりと手順を踏むことをおすすめします。

冬休み中に転職エージェントに登録

民間企業

退職の意向を伝えたら、冬休み中に転職活動を開始しましょう。転職エージェントに登録することで簡単に開始することができます。

転職エージェントは完全に無料で利用できるサービスです。エージェント側は、あなたが転職に成功したときに、求人を出した企業から報酬をもらうシステムだからです。

つまり求人を探す側は、利用するデメリットが一切無いサービスなのです。

ただし

転職エージェントは売上を上げるため、無理やり転職をさせようとする担当者もいます。

その点だけは注意してください。

転職エージェントのイチオシは、求人数は日本最大級で、教員からの転職にも強いdoda がおすすめです。

ですが、転職失敗のリスクをさらに下げたい方はリクルートエージェントにも合わせて登録をしておくとよいでしょう。

複数の転職エージェントに登録することで、複数の担当者から幅広い意見をもらえ、求人も多く紹介してもらえます。

また、担当者との相性が悪かった場合に、相性の良いエージェントと転職活動を進めることができるようになったりと、メリットが大きいのです。

可能な限り、転職エージェントは複数登録するようにしましょう。

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転職エージェントについて詳しく知りたい方はこちらの記事を見てください。

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転職サイトと転職エージェント

転職エージェントのサポートを受けながらも、自己分析も合わせて進めるようにしましょう。

「なぜ転職したいのか」「転職先に求めること」「妥協できること」をまとめておくと話がスムーズになります。

また、教員一筋の方は、世の中には非常にたくさんの仕事があることに驚くでしょう。

教員からのおすすめ転職先をまとめていますので、こちらの記事も参考にしてみてください。

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転職活動〜退職

あとは1〜3月の間に条件に合う求人を紹介してもらいながら(もしくは検索しながら)転職活動を成功させるだけです。

転職エージェントでは、履歴書・職務経歴書の書き方から面接対策・年収交渉まで行ってくれます。

存分に活用しながら内定をもぎ取ってください。

 
ここは頑張りどころだね!

晴れて転職に成功すれば、4月からは新しい生活が待っていることでしょう。

慣れるまでは大変かもしれませんが、教員から転職を行うと、生活にゆとりができる可能性が高いです。

参考までに、私が教員からの転職者100名に行ったアンケートの結果を載せておきます。

転職後の休日の変化
残業時間の変化
転職に対する恐怖心
後悔はあるか
教員からの転職は難しい?
年収の変化

個人的なアドバイスですが、教員から未経験の職種(ITなど)に転職をする場合は、収入面には妥協すると転職がしやすいです。(特に30代)

教員は年収が平均よりもやや高めなので、未経験の業種、しかも年収は下げたく無いとなると、かなり転職が難しくなります。

エージェントの方とよく相談し、転職先を絞り込むようにしてください。

以上で

  1. 冬休みを利用して年度末に辞めるメリット
  2. 冬休みを利用して、年度末に辞める流れ

についての解説を終わります。

続いては、冬休み中に教員を辞めたい方向けに解説をしていきます。

冬休み中に教員を辞めて転職

続いては、冬休み中に教員を辞めたい方向けのアドバイスをさせていただきます。

まず、冬休みに教員を辞めること自体は法律的に問題ありません。

第十四条 職員は、退職しようとするときは、特別の事由がある場合を除き、退職しようとする日の前十日までに、退職願を提出しなければならない。

東京都教育委員会服務規定

ですが、管理職などに一切の報告をせず、突然冬休みに退職することはおすすめしません。(あらかじめ冬休みに退職をする手続きをしていた場合は問題ありません。)

冬休みに突然辞めてしまうと、職場には少なからず迷惑がかかってしまうからです。

体調面や精神面に余裕があるのであれば、年度末に退職をすることが理想です。

そのためこの記事では

  1. 冬休みに退職したいが年度末まで粘る方法
  2. 止むを得ず冬休み中に退職する方法

の2点について解説をしていきます。

 
よろしくお願いします!

冬休みに退職したいが年度末まで粘る方法

まずは冬休みに退職をしたいが、年度末まで粘る方法です。これには2つの方法があり

  1. 辞めたい原因を解消しつつ働く
  2. 休職する

どちらかを選択するとよいでしょう。それぞれ解説していきます。

辞めたい原因の解消方法を考える

まずは辞めたい原因をできるだけ解消しながら、年度末まで粘る方法です。

つまり、残り3ヶ月での退職が見えているので、上手に抜きながら仕事をするということです。

教員は「子どものため」と考えて必要以上に働いてしまうことが多いです。

  • 学級通信
  • 部活動
  • 掲示物

など、つい力入れてしまいます。ですが残り3ヶ月粘るだけなのであれば、これらの力を抜いてしまいましょう。

「退職をしたい」ということは、先生方は少なからず疲弊をしているはずです。

私のように身体を壊してしまっては大変ですので、可能な限り力を抜きながらしのいでください。

「辞めたい」と考えながらの3ヶ月は非常に大変だと思います。

ですがしのぎきれば「学校」「子ども」「先生本人」にとって全てプラスで終わらせることができますので、余力がありそうでしたらチャレンジしてみてください。

注意

3月まで頑張れる先生は凌いでいただきたいですが、限界を感じているようなら迷わず休みましょう。

私自身の経験ですが「動機」「呼吸」「睡眠」などに違和感を感じる場合はすでに赤信号です。

 
無理はしないでね!

休職をする

自由

続いての選択肢は「休職をする」というものです。個人的には休職もおすすめです。

教師は病気休暇をとることができます。病気休暇の基本的な知識は以下の通り。

  • ケガや病気で勤務できない時に取ることができる。
  • 教育委員会に申請する書類1枚と病院の診断書1枚必要になる。
  • 基本は最大90日取れる。
  • 給料は満額(100%)支給される。

自治体によって差はありますが、基本的にはこのような内容です。

教員はこの休暇制度がとても恵まれているため、体調がすぐれない方は是非利用していただきたいです。

ちなみに、何らかの理由でさらに休暇が必要な場合は「病気休職」も可能です。病気休職の基本知識は以下の通り。

  • 2箇所の病院から診断書をもらう
  • 給料は100%→80%になる
  • 休職は最大3年間とることができる
  • もらえる給与は次第に下がる

この記事を読んでいる先生方は身体を壊すほど精一杯働き続けてこられたのだと思います。

これらの制度を上手に使い、次の転職に繋げてください。

ちなみに

私は教員を辞めて4年が経ちますが、今だに体調が回復せず、十分な状態で働けません。

先生方は私と同じ過ちを犯さないでくださいね。

 
あり制度は上手に使おう!

止むを得ず退職をする場合の注意

最後は、さまざまな事情で「どうしても冬休み中に退職する!」という方向けの解説です。

先ほどお伝えした通り、可能であれば3月末まで粘ることが理想です。

しかし人生はいろいろ。そうも言ってられない事情がある方も多いでしょう。

止むを得ずに退職する方法は2パターンあります。

  1. 自分で管理職に伝えて辞めるパターン
  2. 退職代行を利用するパターン

の2種類です。それぞれ解説していきます。

自分で管理職に退職を伝える

まずは自分で管理職に退職を伝える場合です。

よほどの理由がない限り、納得してくれる管理職は少ないでしょう。引き止められたり、叱られる覚悟も必要です。

基本的には引き継ぎの資料なども作る必要があるので、それらの準備も必要です。

よほどの覚悟がないと辞めるのは大変だと思いますし、話がこじれる可能性も大いにあり得ます。

ですので「管理職に伝える覚悟もないが、どうしても辞めなければならない!」という場合は退職代行の利用をすすめます。

退職代行を利用する

退職代行は、退職に必要な作業を全て請け負ってくれるサービスです。

基本的には学校関係者に一切顔を合わさずに辞めることが可能です。学校側も退職代行の指示に従う義務があります。

おすすめは退職代行サラバというサービスです。24,000円で利用が可能です。

公務員の退職はややこしいため、場合によっては退職不可の場合もありますが、その際は全額返金してもらえます。

(サラバは公務員の退職実績も豊富です。)

もしくは弁護士法人みやび退職代行がおすすめです。こちらは55,000円。料金は高めですが、弁護士が対応してくれるため、安心感は高めになっています。

このどちらかが、教員の退職におすすめの退職代行になっています。

個人的には

自分で管理職を説得するよりは、退職代行に頼った方が、労力が少なく円満に進む気がします。

可能であれば3月末まで何とか粘っていただきたいですが、最終手段としては利用もありでしょう。

先生方の人生・身体・命はたった一つしかないのですから。

 
退職代行は素晴らしいサービスだよね。

まとめ

これで「教員が冬休みに転職活動をするべき理由」の解説を終わります。

①冬休み中に転職活動をし、年度末に退職

を目指す場合は、冬休み中に転職エージェントに登録し、転職活動を開始することがポイントでした。

教員からの転職に強い、大手転職エージェントdoda を利用し、ぜひ良い求人を探してみてください。

完全無料!登録は3分!

②冬休み中に退職をしたい場合

を目指す場合は、まずは3月まで粘れないか考えましょう、仕事を多少サボっても、休職をしてもいいです。

ですがどうしても冬休み中に辞めなければならない場合は、強い気持ちをもって管理職と話をするか、退職代行を利用する必要がありました。

退職代行は退職代行サラバがおすすめでした。公務員の退職実績も豊富です。

以上がこの記事のまとめになります。

この記事を参考に、先生方が半年後に明るく爽やかな生活を手に入れていることを、心よりお祈り申し上げます。

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