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【教員ブラックすぎ】元教師が原因や対処法を解説

教員の「多忙化」「過労死」「志願者数の低下」毎日多くのニュースが聞こえてきます。

なぜ教員はこれほどまでにブラックな環境なのか?元教師である私が、教員のブラックな環境の実態と、その改善方法について解説をしていきます。

現役の先生方、教師を志望する学生方はぜひ参考にしてください。(情報は2023年最新のものです)

この記事が先生方、学生のみなさんのお役に立てば幸いです。

自己紹介

さわにい」と申します。

元中学校理科の教員です。公立中学校で11年勤務しました。

激務により精神疾患となり退職後、IT企業に転職。

現在はフリーランスとして活動をしています。

2022年10月には、中学理科の学習参考書も出版しました。

 
それでは解説スタート!

【結論】教員がブラックだと悩む人は他業種と比較せよ

初めに、この記事で最もお伝えしたいことを書きます。

それは「教員がブラックだと悩む人は、他の仕事と比較せよ」ということです。

 
どういうこと?

教員しかしたことがない人は、本当に教員がブラックなのか正確に判断ができない。ということです。

味噌ラーメンしか食べたことがない人が「味噌ラーメンってどのくらい美味しい?」「塩ラーメンとどっちが美味しい?」など人に聞いて回っても、結論がでるはずがありません。

自分で食べてみるしかないのです。

 
でも、教員以外の仕事の経験なんて簡単にできないよ…。転職は勇気がいるし…。

そこで一気に「転職」と考えてしまうから先へ進めないのです。転職はしなくてOKです。

転職活動をしてみればいいのです。

ポイント

軽い気持ちで転職活動をしてみよう!

私は教員からの転職経験があり、教員からの転職者にもたくさんインタビューをしてきました。

その経験から言える、多くの人が勘違いをしていることがあります。それは

  • × 転職を決意する  →  転職活動を行う
  • ○ 転職活動を行う →  転職を決意する

ということです。転職活動は、軽い気持ちで始めていいのです。そして、教員以外の仕事を覗いてみましょう。

その結果、教員よりもホワイトな仕事・やってみたい仕事がたくさんある!と思えば転職をすればいいのです。一方で「やっぱり教員が一番だな」と思うのであれば教員を続けましょう。

 
教員と他の仕事を比較してみればいいんだね!

その通りです。この比較をせずに「教員はブラック?」「他の仕事はどうなの?」と考えていても永久に答えはでないのです。

もちろん

実際に転職をしてみるのがベストです。しかし転職には勇気いるものです。

まずは転職エージェントで、転職のプロや企業の方と話して見るのが現実的です。

転職エージェントはdoda を利用するとよいでしょう。業界最大級、全年代・全業種・全地域に対応した転職エージェントです。

教員からの転職に力を入れているところもポイントが高いです。個人での転職活動は失敗のリスクが高いため、エージェントを利用することをおすすめします。

ぜひ多くの仕事に触れてみて教員がブラックかどうか、あなたの目で確かめてみてください。

参考までに、私が教員からの転職者100名に行ったアンケートの一例を載せておきます。

転職後の休日の変化
残業時間の変化
転職に対する恐怖心
後悔はあるか

他の仕事と比べることで、教員がブラックかどうかが真に判断できるでしょう。

 
学生の方は、就職活動もしてみるのがおすすめだよ!

これが、この記事でもっともオススメする結論となります。

続いては、教員がブラックか否か、元教員がじっくりと考察させていただきます。

教員がブラックすぎる5つの理由

まずは教員がブラックと言われる理由を、世間での意見と私の感想を合わせて紹介させていただきます。

結論。教員は非常にブラックと言えます。その大きな理由は以下の通り。

  1. 勤務時間が長すぎる
  2. 残業代が出ない
  3. 保護者からのクレームが辛い
  4. 職員間の摩擦がある
  5. 若手教員の割合が増加

それぞれ詳しく解説していきます。

勤務時間が長すぎる

まずは「勤務時間が長すぎる」問題です。教員がブラックという最も大きな理由と言えるでしょう。

以下はベネッセが行った調査の結果です。

教員の勤務時間

教員が学校にいる時間は平均12時間程度となっています。

なお、文部科学省によると、公立学校の教職員の一日の所定勤務時間は条例(県費負担教職員の場合は都道府県の 条例)で通常は7時間45分と定められています。

教員の働き方の、理想と現実の差は非常に大きいと言えるでしょう。

さらに

労働基準法第34条においては、労働時間が6時間を超える場合においては少なくとも45分、

8時間を超える場合においては少なくとも1時間の休憩時間が必要となっています。

休憩時間がとれる学校はほぼないでしょう。実は、教員からの転職者が驚くことの一つに「昼休みの自由さ」があります。

好きな場所にご飯を食べに行ったり、運動をしたり、仮眠をとったりが自由なのです。私も転職時「本当に休んでいいの?」と信じられませんでした!

 
教員の感覚ヤバすぎ…。

この仕事時間の長さが、教員がブラックと言われる最大の理由でしょう。

残業代が出ない

クレームがキツい

教員がブラックである2つ目の理由は「残業代が出ない」ということです。もはやブラックを超えダークマターと言えるでしょう。

先生方はご存知かと思いますが、教員に残業代が支払われないのは「給特法」にて定められているからです。

給特法では

時間外勤務手当を支給しないことを前提として、自治体は原則として公立学校の教員に時間外勤務を命じることを禁止しています。

時間外勤務を命じる場合は、超勤4項目として以下の業務に限られたものになっています。

  • 校外実習その他生徒の実習に関する業務
  • 修学旅行その他学校の行事に関する業務
  • 職員会議に関する業務
  • 非常災害の場合、児童又は生徒の指導に関し緊急の措置を必要とする場合その他やむを得ない場合に必要な業務

これら以外の業務は教員が「自発的に」行った業務だとみなされるのです。

 
むちゃくちゃだ…!

給特法では、時間外勤務手当を支給しない代わりに、教職調整額を支給すると定められています。

その額はなんと給料月額の4%となっています。

この根拠は、昭和41年での教員の1日の平均残業時間が以下のようであったためです。

  • 小学校 → 16分
  • 中学校 → 30分
  • 高校 → 21.6分

これは、現在の教員の平均残業時間と大きな乖離かいりがあります。

現在教職調整額は見直しが検討されています。一日も早く実体にともなうものになってほしいです。

 
政府はセコイ調整をしないでね!

現状では、この教職調整額が教員のブラックさを後押ししていることは間違い無いでしょう。

保護者からのクレームが辛い

教員がブラックな理由。3つ目は「保護者からのクレームがキツい」ということです。

 
クレームなんて、どの仕事でもあるよ?

そうかもしれません。しかし、保護者からのクレームが辛いのは以下の2点があるからです。

  1. 理不尽な要求が多い
  2. 保護者との関係を切るわけにはいかない

まずは理不尽な要求が多い。ということです。

最近では、以下のようなニュースが代表的でしょう。

保護者の理不尽な要求

あなたの静岡新聞

これは、授業中にミサンガを外しただけで保護者からクレームがあり、学校側が謝罪したというものです。

このように、教育現場では保護者からの理不尽なクレームが相次いでいるのです。

私の10年以上の経験では、ほぼ全ての先生方は一生懸命に仕事をされています。

全ての教員がカンペキで正しいと言うつもりはありませんが、基本的には真っ当な指導をすることが大半です。

そのような状況の中、このクレームの量や子ども・保護者に気をつかう現在は異常だと感じます。

保護者からのクレームが辛いもう一つのポイントは「保護者との関係を切れない」ということです。

 
どういうこと?

例えば民間の企業であれば、あまりにも理不尽な客には「そんなに気に入らないならもう利用するな!」ということが言えます。

私も現在フリーランスとして働いていますが、一緒に働く仲間を自分の裁量で自由に選ぶことができています。

教員はどうでしょうか?保護者の要求がどんなに理不尽でも、「ではもう学校に来ないでください」とは言えないのです。

結局保護者との関係性を保ちつつ、よしなに対応するしかないのです。

「ではもう来ないでください」この一言を言えないことが、保護者との対応が他業種よりも圧倒的に難しい要因だと考えます。

 
先生方、お疲れ様です。

職員間の摩擦がある

続いては、「職員間の摩擦がある」ということです。ただでさえ人間関係のストレスが多い教員という職業で、職員間でもストレスを抱えるのであれば、逃げ場がない大変な状況です。

ただし

私は教員として10年以上勤務をしましたが、同僚や先輩方に恵まれないということはありませんでした。

どれだけの教員が職員室でのストレスを感じているかは定かではありません。しかし、Twitterなどの発信を見ていると、同僚や先輩に悩む先生方は予想以上に多いと感じます。

私自身は辛い時、同僚や先輩の先生方にとても支えられました。それが「職員室が辛い」というのは、教員という仕事が何倍も大変になってしまうでしょう。

特に最近は若手とベテランの足並みが揃わないという話もよく耳にします。

簡単にはいかないでしょうが、教員が一枚岩となって学校が運営されてほしいものです。

若手教員の割合が増加

教員がブラックすぎる理由。5つ目は「若手が多くベテランが少ない」ことです。

以下のグラフを見てください。(教採対策ブログさまより引用)

教員の年齢構成の変化

このデータは学校教員統計調査によるもので、3年前のものです。グラフの棒を3つ右に動かすと、まさに今ベテランが抜け、若手が押し寄せる事態になっているのです。

それに加えて、教員の志願者数は過去最低を記録しており、質の懸念もされています。

教員の志願者の推移

(平成28年度公立学校教員採用選考試験の実施状況について(PDF)、p.9)

教員の質が低下するのと同時に、30代・40代という子どもと多く関わり、学校の中心となる層が減少することは、学校力を低下させるのに十分すぎる要因となるでしょう。

 
教育の予算増やして…!

以上が「教員がブラックすぎる」と言われる代表的な理由です。

ここからはさらに、学種別にブラックすぎる要因を掘り下げていきます。

 
まだあるのか…。

【校種別】教員がブラックすぎる理由

校種別に教員がブラックすぎる理由を紹介していきます。

  1. 小学校
  2. 中学校
  3. 高校

の順に紹介していきます。

小学校の教師がブラックすぎる理由

小学校の先生が特に大変なところは、次の4つです。

  1. 授業の準備が大変
  2. 担任の責任が大きい
  3. スキマ時間が無くトイレにも行けない
  4. 英語やプログラミングなど新たな教育の追加

です。それぞれ詳しく解説していきます。

授業の準備が大変

小学校教員の特に大変なところ。それは「授業の準備が大変」ということです。

 
え、どの校種も大変ではないの?

もちろんどの校種も授業の準備は大変です。しかし、小学校の先生は本当に大変だと思います。

なぜなら、小学校の先生は毎日4〜6時間さまざまな教科の準備をしなければならないからです。

つまり、週に20種類以上の授業の準備をしなければならないのです。

私は中学理科の教員でした
1学年5クラスの理科を担当する場合は、週に同じ授業を5回行います。

つまり中学は同じ授業を週に何回もできるに対し、小学校の先生は毎時間違う授業をしなければいけません。

つまり準備しなければならない授業の個数が段違いなのです。

正直、自分にはとても無理だと感じてしまいます。この授業準備の大変さは、小学校の先生独自のものだと思います。

担任の責任が大きい

2つ目は、担任の責任が大きいことです。中学や高校では、教科ごとに先生が変わります。

そのため、クラスの様子を多くの先生で共有でき、1つのクラスをチームで対応することが可能です。

もちろん若手の先生は給食指導や清掃指導で戸惑うこともあるでしょうが、多くの先生が関わり、サポートできます。

一方で

小学校の先生は、一人の先生がほぼ全ての授業を受け持ちます。

これでは、ベテランの先生のクラスと新人の先生のクラスではさまざまな面で差が出てしまいやすいでしょう。

学級崩壊にもつながりやすいと思います。中学校は教科ごとの先生が力を合わせ学習規律を作っていきますが、小学校の先生は担任の先生が突破されると一気に崩れてしまいます。

若手の先生には特に大変な環境だと思います。

 
さわにいは中学教員なので、多少想像も入っています!
スキマ時間が無くトイレにも行けない

さらに小学校の先生は「空き時間」が無く、一日中子どもたちと一緒です。

中・高の教員は一日に一時間程度は空き時間があります。もちろんその空き時間も忙しいのですが、少しでも子どもと離れられるのはよい気分転換になります。

小学校の先生は、ずっと子供と一緒で、トイレにも行けないという声を聞きます。これは非常に大変なことでしょう。

最近では小学校の教科担任制も叫ばれていますね。どのような形が正解かは私にはわかりませんが、とりあえず全ての学校の教員の数を増やしていただきたいです。

それだけで、改善する問題は多いと思います。

英語やプログラミングなど新たな教育の追加

最後は「新たな教育の追加」です。2020年度からは外国語教育・プログラミング教育が必修化されています。

必修化自体は悪いとは言い切れませんが、その負担は全て先生に行きます。

英語やプログラミング以外にも「〇〇教育」というものが次々に追加され、話題になっては消えていきます。これらに対応する先生方は非常に大変でしょう。

小学校の先生方は日々の業務に加え、研鑽が欠かせない職業だと言えるでしょう。

 
かっこいいけど、ブラックはやめてあげて…!

中学校の教師がブラックすぎる理由

では続いて、中学校教諭が特にブラックである点を紹介していきます。

中学校教諭が大変なところは主に2点。

  1. 部活動
  2. 生徒指導

です。それぞれ解説をしていきます。

部活動で放課後や休日の時間がとれない
部活動の練習

中学校教諭が特に大変なのは部活動です。一言で部活動と言っても

  • 朝練
  • 放課後練習
  • 休日の練習

などが当てはまります。毎月何十時間も部活動に費やすことになります。

しかも、自分が経験のない部活動の顧問になってしまうとさらに大変です。

正直私は、教員として教材研究をしている時間よりも、スポーツの研究をしている時間のほうがはるかに長かったです。

指導だけで無く、審判なども非常に大きな負担です。

私はスポーツが好きなので、部活が苦にならないほうでしたが、それでも大変と感じることは多々ありました。

また、自分だけならまだしも、家族も犠牲にしないといけないところが部活動のよくないところです。

現在部活動の地域移行が進んでいます。非常に難しい問題ですが、先生方にゆとりができる結果になってほしいです。

生徒指導が大変

また、中学校は生徒指導が大変です。特に教育困難校に配属されてしまうと非常に大変です。

私も困難校での勤務経験があるので、このツイートは非常によくわかります。(私の体験談

こんな学校はまだまだあると思います。(というか、教師の暴力はすぐ問題になるのに、対教師暴力が話題にならないのはなぜでしょうか…。)

もちろん教育困難校で無くとも、生徒指導が無い学校はほぼ無いでしょう。思春期の子供たちを指導するのは簡単では無く、そこにややこしい保護者が絡んでくることもあります。

この大変さは、中学校の教員ならではでしょう。

 
教員スーパーマンだな…。

高校の教師がブラックすぎる理由

最後に高校の教員がブラックすぎる理由を紹介します。

  1. 教育困難校での授業が大変
  2. 進学校での授業が大変

の2点を紹介させていただきます。

授業困難校での授業が大変

まずは「教育困難校での授業が大変」ということです。高校の先生は(公立の場合)どの学校に配属されるかで教える生徒の学力は大きく変化します。

特に教育困難校に配属されてしまった場合、日々の授業や生徒指導は非常に大変になります。生徒を教室に入れる、授業を始めるといっただけでも非常に労力がかかります。授業に集中できる時間も非常に短いです。

高校生ともなると、非行の行為の規模も大きくなるので、指導は大変でしょう。

勉強を教えたくて教員になったのに、勉強を教えることができない…。

このように感じてしまう高校教諭の方は非常に多いのではないでしょうか。

進学校での授業が大変
進学校

教育困難校が大変という話をさせていただきましたが、進学校が楽かというと、そうとは言い切れません。

進学校には進学校の大変さがあります。

 
積極的に勉強するから楽そうだけど…。

もちろん進んで勉強はしてくれますが、高いレベルの授業を求められるので、教員側の日々の研鑽が必要です。

生徒側も頭が切れる分、教員をシビアに評価してきます。「底辺校より進学校の生徒の方が怖い」という先生も少なくありません。

進学校と困難校ではどちらが大変か。という結論はありませんが、教員によって相性は確実にあるでしょう。

高校は学力や特色の差が大きい分、相性が合わない場合は疲弊してしまうのでしょう。

教師はブラック!一日のスケジュールを紹介

続いては、教員の一般的な一日のスケジュールを紹介します。

小学校教諭のスケジュール例

  1. 7:30 出勤
  2. 8:00 児童登校
  3. 8:30~15:00 授業・給食・清掃など
  4. 15:30 児童下校
  5. 15:30~17:00 会議・打ち合わせ・研修など(全体の仕事)
  6. 17:00~ 教材研究・提出物チェック・公務分掌・保護者対応など(個人の仕事)
  7. 20:00 退勤

残業時間4時間

中学校教諭のスケジュール例

  1. 7:00 出勤、部活朝練
  2. 8:30~15:30 授業・給食・清掃など
  3. 16:00~17:30 部活
  4. 18:00~19:00 会議・打ち合わせ・研修など(全体の仕事)
  5. 19:00~ 教材研究・提出物チェック・公務分掌・保護者対応など(個人の仕事)
  6. 21:00 退勤

残業時間5時間

このようになっています。残業時間の長さもさることながら、「残業代が出ない」というのがキツいですね…。

ちなみに、私が教員からの転職者100名にとったアンケートでは転職後の残業時間の変化は以下のようになっています。

残業時間の変化

やはり教員は、民間と比べて残業時間が多いと言えそうです。

 
先生方、無理しないでくださいね。

なぜブラックなのに教員を辞めないのか?

なぜ教員は、ブラックなのに辞めないのでしょうか?

よくある理由を紹介させていただきます。

社会的な信用があり安定していると考える人が多いため

個人的にはこの理由が最も大きいと考えます。「教員の地位の低下」が叫ばれていますが、それでも教員の社会的信用はまだまだ大きいと言えるでしょう。

例えば結婚をするときなどに「教員」という立場が結婚を妨げる要因にはなりにくいはずです。むしろ周りから「いい人と結婚したね」となることのほうが多いでしょう。

最近では

部活未亡人という言葉も叫ばれ、教員との結婚を敬遠する方もいるかもしれませんが…。

教員は社会的に信用が高いだけで無く、公務員としての給与の安定性も恵まれています。

以下は私の調査結果ですが、教員の給与は民間の給与よりもやや高くなっています。

民間の給与の平均

年代平均年収
20代348万円
30代444万円
40代510万円
50代613万円
doda

教員の給与の平均

年代平均年収
20代298.4万円
30代370.0万円
40代479.0万円
50代653.0万円
学校の先生の年収を解説より
年代平均年収
20代377〜514万円
30代514〜683万円
40代676〜782万円
50代782〜898万円
平均年収.jpより

調査によって差があるものの、教員の給与が民間の平均よりは高いと言えそうです。

ただし

近年は私のように体を壊す教員が非常に増えています。

体を壊しそうになりながら働いている方は、まったく安定していません。

私の経験ですが、体を壊すことは、民間のリストラよりもよほど大変です。

リストラならまた次の職を探せばよいだけですが、体を壊してしまうと次の職を探すことも困難ですので、、。

ともあれ、教員は社会的地位が高く、体を壊さない限りは生活が安定していることは間違いないでしょう。

転職の時期が見極めにくいから

ブラックなのに教員を辞めない人が多い理由。2つ目は「転職の時期が見極めにくいから」です。

 
転職の時期?

そうです。教員になったあと、1〜3年目で辞める人は比較的多いですが、その後は辞めるきっかけが見つけにくいのです。

  • もう1〜2年続けてみよう
  • 新しい仕事を覚えるのも大変かな?
  • 家族もできたし…
  • 30代だし…

と、なんやかんや教員をずるずると続けてしまう方が多いのです。もちろん「教員を続けたい!」という思いで続けることができるのであれば、それは最高です。

ですが、きっかけを掴めずにダラダラと続けてしまうのは、本人にとっても子供たちにとっても、あまりいいものではないかもしれません。

 
ではどうすればいいの?

この記事ではじめに紹介した通り、まずは転職活動を気軽に始めてみるのが良いでしょう。

そこで良い仕事があれば転職を検討すればいいし、教員が一番と感じれば続ければいいのです。

何もせずに悩むのが最も無意味だと思います。特に2022年~23年は転職のチャンスです。コロナ最盛期のころは転職市場が冷え切っていましたが、現在はその反動で活発になっています。

求人数・求人倍率の推移

教員からの転職を検討している人は、まずはエージェントに相談してみるとよいでしょう。

エージェントのすすめはdoda です。教員からの転職にも非常に強く、おすすめです。

登録は無料で3分

民間で働く力が無いと勘違いしてしまうから

教員がブラックでも辞めない理由。最後は「民間で働く力が無いと勘違いしてしまうから」です。

よく「教員は民間では通用しない」という意見を耳にします。ですが、これは間違いだとお伝えさえていただきます。

教員は民間でも通用します。少なくとも教員と民間を両方経験した私の結論は通用するというものです。

大きな根拠は

そもそも教員には優秀な人が多い。ということです。

偏差値で言うと、教員の平均の偏差値は55~60くらいだと思います。この時点で、平均の学力よりも高いことは明らかです。

当然ながら偏差値50以下の人は日本人の半分いるわけで、それらの方も立派に仕事をしています。

「偏差値が高ければ仕事ができる」としてしまうのは乱暴ですが、偏差値が高めの教員が、民間で通用する確率は高いでしょう。

これが私の結論です。他の仕事にチャレンジしたい方は、ぜひ自信をもって挑戦してみてください。

ただし

教員は仕事上の金銭感覚にはルーズだな。とは思います。

例えばダラダラと職員会議が続いたりしますが、会議に30人参加しているとすれば、1時間伸びるにつき、「3,000円×30人=90,000円」の人件費が発生しています。

つまり民間であれば、必死に時間を短縮しようとしますが、教員はそういった感覚があまりなく、そのあたりはやはり、公務員だなと感じます。

以上、ブラックでも教員が辞めない理由

  1. 社会的信用&安定
  2. 辞める時期の見極めが難しい
  3. 民間で通用しない問題

でした。参考にしてください。

教員の仕事が大変すぎるときの対処・改善方法

続いては、教員の仕事が大変すぎる時の対処改善方法を紹介します。

はじめにお伝えしたいのですが、教員の仕事を簡単に楽にする画期的な方法はありません。

勇気や決断力が必要なものも多いです。ですが、先生方の人生を一変させる可能性を秘めたものを紹介致しますので、ぜひ参考にてください。

別の仕事と比較してみる

まず、ノーリスクでお手軽な方法は「別の仕事と比較してみる」ということです。これは本当にオススメです。

他の仕事と比較してみて始めて、教員という仕事を客観的に見ることができるからです。

教員の中には

  • 残業代が出ない
  • 昼休みがない
  • 休日出勤がある

などが当たり前と感じている人もいるでしょう。転職活動をし、多くの求人を見てみるとこれらは異常ということが理解できます。

反対に、転職活動をする中で、教員という仕事の素晴らしさに気づくこともあるでしょう。

転職活動は無料で週に1時間もあれば開始することが可能です。まずは気軽に始めてみるのもよいでしょう。

おすすめの転職エージェントはdoda です。

その他の転職エージェントについて詳しく知りたいかたはこちらの記事を見てみてください。

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転職サイトと転職エージェント

部活動の顧問を拒否する

続いては「顧問を拒否する」ということです。これは法的には可能なのですが、非常に精神力がいる行動です。

私も部活動に非常に多くの時間を割いてきた教員ですが「顧問拒否するくらいならやめるかな」という感じです。

しかし、世の中には私と異なり、部活動顧問を拒否したくましく生活する方もたくさんいらっしゃいます。

顧問拒否の情報をさがすほどに、部活動は根深く深刻な問題だなと考えさせられます。

部活動の顧問拒否に必要なのは、正しい知識です。

原則として教員は、公務員として上司の職務上の命令に従う義務があります。

地方公務員法 第32条(法令等及び上司の職務上の命令に従う義務)
職員は、その職務を遂行するに当つて、法令、条例、地方公共団体の規則及び地方公共団体の機関の定める規定に従い、且つ、上司の職務上の命令に忠実に従わなければならない。

とあります。となると、部活動は断れないかのように思われますが、そんなことはありません。

ここで詳しく解説をしようとすると、非常に長くなってしまうので、興味があるかたはこちらの記事を参考にしてください。

顧問を拒否し、充実した教員生活を手に入れる人は多いです。一度検討をしてみるのもよいでしょう。

休暇をもらう

教員の仕事が大変すぎるのであれば、休暇をもらうのも一つの方法です。

教員は病気休暇をとることができます。病気休暇の基本知識は以下の通りです。

  • ケガや病気で勤務できない時に取ることができる。
  • 教育委員会に申請する書類1枚と病院の診断書1枚必要になる。
  • 基本は最大90日取れる。
  • 給料は満額(100%)支給される。

自治体によって休暇の日数や診断書の枚数が異なる可能性があります。

休暇にプラスして休みが必要な場合は、病気休職をとることができます。

病気休職の基礎知識は以下の通り

  • 2箇所の病院から診断書をもらう
  • 給料は100%→80%になる
  • 休職は最大3年間とることができる
  • もらえる給与は次第に下がる

このように教員は、体を壊した際にもらえる制度が充実しています。体に不調を抱えている場合は、お医者さんに相談すれば休みをもらえる可能性は高いです。

使える制度はしっかりと利用するべきです。

教員に疲れ、考えることも大変になってしまった場合などは、ぜひ休暇を利用してみてください。

教員を辞める

教員に疲れてしまったら、最後は「教員を辞める」という選択も出てくるでしょう。

実際に教員を辞めた私にとっては、教員を辞めるらい全く大したことはありません。ですが、実際に辞める時はかなり恐怖心があったことを覚えています。

私以外にも、教員を辞めることに恐怖心を覚える人は多いです。(以下は私のアンケートの結果)

転職に対する恐怖心

ですが実際に転職をしてしまうと、後悔を感じる人はとても少ないです。

後悔はあるか

このサイトには、教員からの転職体験談のインタビューもたくさん用意していますので、参考にしていただければと思います。

しかし

この記事では何度も伝えていますが、転職を決意する前に、転職活動を行なってみたほうがよいです。

転職活動を行い、教員よりも魅力的な仕事が見つかれば転職をすればいいですし、見つからなければ教員を続けるだけです。

難しく考えずに、転職活動を始めてしまうのが手っ取り早いでしょう。

転職活動は無料でできますし、その一歩が1年後の5時退勤につながる可能性があると考えれば、メリットしかありません。

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教員がブラック!元教員の意見を集めました

教員は本当にブラックと言えるのでしょうか?

元教員の先生方にブラックと感じた実例のアンケートを行いました。このアンケートはランサーズを利用して独自に調査・集計したものです。(以下は実際のアンケートの画像)

教員のブラックアンケート
教員がブラックだと感じた実例①
休憩はないも同然で、朝7時から21時まで仕事をしていました。自分の仕事にとりかかれるのは18時からで、業務の多い4.5.6月はご飯も食べずに寝る日々でした。

残業手当はもちろんでることない。台風の日に休みをとったら、なぜ校長や教頭が来ているのに来ないんだ、下っ端なら誰よりも先に来るのが当然だというふうにいわれ、叱られました。そして休みを取ったにも関わらず出勤しました。

(公立小学校 22歳 女性)
教員がブラックだと感じた実例②
最近は教員の体罰が厳しく報道される傾向にあります。もちろん、体罰はいけません。しかし、こちらが一切手を出せないことを逆手にとって、言うことを聞かず生意気な言動を繰り返したり、授業を妨害するような問題行動をする生徒がいるのも事実です。

彼ら彼女らに舐められないように指導するのは並大抵のことではありませんでした。もちろんごく軽く、コツンと叩くことも許されません。本当に大変です。

(公立中学校 31歳 男性)
教員がブラックだと感じた実例③
着任1年目で、中学2年生の担任と中学1、2年生200名教科指導と部活の顧問を担当しました。
担任を持ったクラスには不登校の生徒やリストカットをする生徒、多動の生徒がおり、
放課後に生徒指導や保護者との個人面談が頻繁にありました。

帰宅時間は、いつも25時過ぎで出勤は7時。車通勤で疲れ果て夜に帰ってきて、車の中でそのまま寝てしまい、朝を迎える事もありました。
平日の放課後は部活動の指導と生徒指導に時間がかかり、生徒の提出物のチェックが終わらないので、休日出勤も当たり前にありました。

早朝、部活動の朝練や授業後の部活指導や委員会指導、体育祭や合唱祭の指導時間や保護者との面談の時も、サービス残業でした。
また、教員間でのいじめもあり、職員室で罵声がよく聞こえました。新任の同期の先生は精神を病み、半年で休職しその後、退職していました。

私も身体を壊してしまい、転職をしました。

(公立中学校 28歳 女性)
教員がブラックだと感じた実例④
基本的に学校内で出来る仕事の内容は、学校にいないとできない業務に限られていて例えば生徒とのコミュニケーションや授業以外での生徒との活動。

それ以外の授業準備や会議の資料作りは基本的に持ち帰り。仕事の定義として難しいこととして教員という仕事自体が生産性を伴わない仕事なため、いくら業務時間外の仕事を頑張ったところで、その成果が目に見えないこと。

評価の基準も退学率や生徒の成績や出席率など、他社評価基準でしかされないため自分の努力一つでは結果を大きく変えることができなかったことが感じたことでした。

(私立 29歳 男性)
教員がブラックだと感じた実例⑤
私が教員時代驚きを隠せなかったのが、あまりにも現実離れした定時です。
定時は8:05〜16:35なのに、子どもは早いと既に7:40には登校しているので必然的に7:30頃までには出勤しなくてはなりませんでした。
(授業準備の為に7:00頃には出勤していましたが。)

そして下校時刻は15:40。
下校の付き添いをして学校に戻ると16:00近く、35分で次の日の授業の準備、宿題やテストの丸付けが終わる訳もなく、退勤時刻はほぼ20時過ぎでした。
しかも残業代はなし。

誰も守れない定時なんてある意味あるのか?と思いました。
それに加え、休憩時間は実質0時間。
授業の空き時間は休んでいる先生などおらず、ほぼ宿題のチェックや丸つけなどの仕事をしていました。

休み時間も子どもと遊んだり、トラブルがあった場合は指導したりで職員室に行って一服する暇もありませんでした。
給食の時間も「給食指導」の時間なので休憩にはなりません。子ども達が下校してやっと一息つけるので、ほぼ9時間ぶっ続けで働いているようなものでしたね。

毎日12時間以上勤務し、場合によっては土日にも家か学校に来て仕事…これはブラック以外の何ものでもないでしょう…。

(公立小学校 30歳 女性)
 
想像よりもえぐい…。

先生はブラック?知恵袋の意見を紹介!

教員はブラックなのか!?Yahoo!知恵袋の意見も見てみましょう。

教員という仕事はブラックなのでしょうか?
ニュース等で、教員という仕事のブラックな状態が報道されていますが、実際のところどうなんでしょうか?中高だと、部活の関係で土日も休めない方も多いと思うのですが、小学校だと休めるしそれほど忙しくないのでしょうか?
また、教員以外にももっとブラックな仕事もたくさん世の中にあると思います。全体的にみて、それでも教員はブラックな方なのでしょうか?それとも公務員ということでそのブラックさが浮き彫りになっているだけで実際はそれほど大変ではないのでしょうか?

※私は、教員に対して不信感を抱いているわけではなく、単に気になって質問をしています。皆さんのご意見をお聞かせください。

ブラックっていうより、やらなくてはいけないことが多い=時間内には終わらないってことでは無いかなぁって思います。また、最近はモンペも多いのもあると思います。色んな親がいる…。言ったもん勝ちみたいな奴が…。

知恵袋

教員はブラックだ!ブラックだ!ってツイートばかりみるのですが、、、
今から20年位前よりブラックになったんですか?
それとも、その頃と同じ感じですか?

制度や待遇は変わってないと思います。
ただ今はコロナの影響で消毒やらソーシャルディスタンスやらリモートやらで、休校でも仕事は増えて神経も使いますので昔より酷いと思います。

知恵袋

さまざまな意見がありますね。

まとめ

以上で教員がブラックすぎる理由。その原因と対処法の解説を終わります。

  • 教員はブラック
  • 他の仕事と比較するのがおすすめ
  • 休暇をはじめ思い切った対策を

ぜひ参考にしてくださればと思います。

先生方の1年後が、明るく希望にあふれたものになることを心よりお祈り申し上げます。

他の仕事と比較してみる場合は、doda をぜひ利用してみてくださいね!

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