【成績UP!】中学生におすすめの通信教材解説

【理科が嫌い】理由と克服の方法を元教員が解説

理科嫌い
  • 理科が嫌いだ
  • 理科が嫌いな理由はどのようなもの?
  • 理科嫌いの克服こくふくの方法は?

この記事では、このような疑問について答えていきます。

自己紹介

さわにい」と言います。中学理科の教員を11年していました。

現在は、中学理科の参考書の執筆や、登録者7万人の教育YouTuber

毎月30万人が使う理科の学習サイトの運営などをしています。

2022年秋には理科の学習参考書も出版しました。

中学理科の専門家だね!

この記事は、私の教員時代の経験や、私のYouTubeに登録してくれている学生にアンケーをとった結果を載せています。ぜひ参考にしてくださいね。

目次

理科が嫌いな人の割合は?

そもそも理科が嫌いな人の割合はどのくらいでしょうか?

私のYouTube登録者、7000人以上にアンケートをとってみました。

結果は以下の通り。

理科は嫌いだった?

円グラフにするとこのようになりますね。

理科が好きか嫌いかの円グラフ

「普通」をのぞいて考えると、「好き」よりも「嫌い」という人が多いことがわかりました。

「理科嫌い」という人は、全くめずらしくないようです。

理科嫌い、多いんだね…。

加えて「嫌いな教科は何?」というアンケートもとらせていただきました。

結果は以下の通り。

嫌いだった教科は?

円グラフではこのようです。

嫌いだった教科の円グラフ

このアンケートの詳細はこちら

「理科」は国語と同率で3位となっています。

こうして見ると、「数学」や「英語」嫌いがダントツであることがわかります。

しかし一方で、数学や英語以上に理科が嫌いという子どもも一定数います。

元理科の教員としては複雑ですが、しっかりと受け止めなければいけないでしょう。

続いては、理科嫌いの子どもが理科が嫌いな理由を見ていきましょう。

子どもが理科が嫌いな理由は何?

続いては理科が嫌いな理由について考察をしていきましょう。

一般的に言われれいるのは以下の理由です。

  • 計算が多い
  • 文章問題が多い
  • 理科に興味が無い

理科は数学についで計算問題が多く、その計算も単純たんじゅんなものでなく文章問題になりやすいです。

計算が苦手な子どもは、数学とともに理科が嫌いになっているといえるでしょう。

また、私のアンケート結果では以下の意見が見られました。

  • 考察が嫌い
  • 先生が嫌い
  • 嫌いな単元がある

です。それぞれ見ていきましょう。

考察が嫌い

考察が嫌い1
考察が嫌い2
考察が嫌い3

この意見、元教員の私は「なるほど」と納得しました。

理科の授業では「考察」がとても大切です。考察をするために実験をするのです。

しかし、この考察はとても難しいです。考えの元となる知識や根拠こんきょが必要なので、理科が苦手な子どもにとってはどうしていいのかわからないでしょう。

考察が好きな子どももいますが、嫌いな子どもが多いのも納得です。

先生が嫌い

先生が嫌い1
先生が嫌い2
先生が嫌い3
先生が嫌い4

これも納得ですよね。みなさんも納得ではないでしょうか。

特に子どもは、先生の好き嫌いによって、教科の好き嫌いも決まってしまうことが多いように思います。

今風に言うと、「担当ガチャ」でしょうか。でも自分は理科が好きだったので、どの先生でも理科は好きでした。

先生も大きな理由の1つではあるが、全てではない。という感じですね。

納得だね…!

単元が嫌い

単元による1
単元による2
単元による3

これも教員からすると「確かに」と思わされますね。理科の単元は幅広く

  • 植物
  • 動物
  • 岩石
  • 天気
  • 電気
  • 細胞
  • 気体
  • 光・音・力

と本当に幅広いです。この中で、嫌いな単元が出てきてしまうのは、仕方がないでしょう。

私が教員の時は反対に、「どれか1つでも好きになってくれたらいいな。」という思いをもって授業をしていました。

ただ「この単元は嫌い」という場合は「この単元は好き」ということも多いと思うので、それほど悪くない状況かなと思いますね!

全部の単元が好きはめずらしい。

以上が子どもが理科が嫌いな理由でした。

ではこれらの理由をもとに、理科嫌いの克服こくふく方法を解説していきます。

理科嫌いを克服する方法

では、理科嫌いを克服する方法を解説していきます。

おねがいします!

理科嫌いを直す方法は以下のようなものがあります。

  1. 理科嫌いを無理に直さない
  2. 理科の苦手を無くす
  3. 好きな単元をつくる
  4. 予想を楽しむ
  5. 先生が変わるのを祈る

それぞれ解説をしていきます。

① 理科嫌いを無理に直さない

まずは「理科嫌いを無理に直さない。」ということです。

意外に感じるかもしれませんが、大切な視点です。もちろん、理科嫌いなんて地球から無くなってしまえばいいし、みんなが理科を好きになってほしいです。

ですが「それは無理」ということを理解していただきたいです。

そもそも人間は興味あるものが分かれるようにつくられています。

その方が人類の生きのびる可能性が高まるからです。

これを読んでいるみなさんも、興味があるもの、無いものさまざまでしょう。

  • 野球
  • 将棋
  • ピアノ
  • 勉強

これら全てに興味がある人は少ないです。

そして、好きで無いものを無理やり好きにさせられようとしても辛いです。

つまり、理科を無理に好きになろうとしすぎず、「受験に必要なもの」くらいに軽く考えて淡々たんたんと取り組むくらいで十分です。

その中で、理科嫌いが直る人もいれば直らない人もいます。

そのくらいの心構えで取り組むことが大切なのです。

② 理科の苦手を無くす

次は理科の「苦手を無くす」ということです。これが一番効果的です。

私が教えた子どもたちは理科が好きな子どもが比較的ひかくてき多かったと思います。

そんな私が心がけていたことは「理科を好きにする」ではなく「理科をわかりやすく説明する」ことだったのです。

実際、理科の平均点は他校と比べてもかなり高かったです。

苦手なものは「嫌い」になりやすく、

得意なものは「好き」になりやすいと思いませんか?

つまり理科を無理に好きにするのではなく、苦手を無くしてあげることが必要なのです。

それができたら苦労しない…。

そうですね。(笑)

ですが今は、YouTubeで無料で勉強できたり、有料であればスタディサプリオンライン家庭教師など苦手を無くせるサービスが多くあります。

私も実際に使ってみましたが、とても便利です。

これで「勉強しなさい」などイライラしないで済むと思うと、とてもおすすめなので、詳しく知りたい方は以下の記事を見てくださいね。

③ 好きな単元をつくる

好きな単元をつくることも効果的です。

理科が嫌いな理由の中に「嫌いな単元がある」というものがありましたが、「この単元は好き」となる子どももとても多いです。

化石が好きな子ども。多いよね!

好きな単元で点数がとれるようになれば、自信がつきます。自信がつけば、勉強にも取り組みやすくなり、他の単元にも好影響を与えます。

嫌いな食べ物を子どもが好きな味に料理することに似ています。

1回食べられると、どんどん食べられるようになりますよね。

このように、取り組みやすい単元から勉強していくこともおすすめですよ!

予想を楽しむ

理科嫌いの中には「考察が嫌い」という人が多いことが、子どもたちの意見からわかりました。

この意見から元教員の私が思うことは「もっと楽しく考察をしたり予想をしてほしい。」ということです。

もちろん考察には

  • 経験
  • データ
  • 根拠

などが必要であり、説得力が必要になります。

これは理科が苦手な人にとっては難しいものでしょう。

ですが、あまり正解や正しさにとらわれず、「気楽に楽しく」考えることも必要です。

不正解は無意味を意味しない

間違えてもいいので、「楽しく考察」するといいでしょう。

難しく考えて嫌いになるよりはずっといいです。

みんなに発表するもよし。一人でこっそり予想するのもよし。少しでも理科を楽しんでほしいと思います。

先生が変わるのを祈る

最後は「先生が変わるのを祈る」です。(笑)

もちろん

  • 先生が嫌いなんて甘えてる
  • 先生を好きになる努力をしろ

など色々な意見があるでしょう。もちろん素晴らしい意見です。

ですがまあ、「先生が変わるのを祈る」というのもいいのではないでしょうか。

1年で担当の先生が変わるかもしれません。とっても素敵な先生に変わるかもしれません。

そんな期待を胸にひめ、理科の勉強に取り組むのもいいのではないでしょうか!(無理やり笑)

来年も同じだったりして…。

「理科嫌い」知恵袋の意見を紹介!

理科嫌いに対する、知恵袋の意見を見てみましょう。

知恵袋1

元の記事はこちら

知恵袋2

元の記事はこちら

知恵袋3

元の記事はこちら

理科が嫌いな子どもは多く、苦しんでいるようですね…。

元教員としては、手を貸してあげたくなってしまいます…。

みんなファイトー!

理科嫌いあるあるを紹介

最後に理科が嫌いな人「あるある」を紹介して終わりにします。

こちらのページを参考に紹介いたします。

国語は得意

実験に全くワクワクしない

結論「そんなの知ってたところでなんの役にも立たない」

実験は好きだけど、理屈を理解してない

計算したり数字が出てくるのは嫌い。

化学反応式とか無理

虫の絵、写真のページは意地でも開きたくない

次が理解の授業だなって思うだけてテンション下がる

理科嫌いの子ども達には申し訳ないですが、少し微笑ほほえましいですね。

まとめ

以上で理科嫌いの理由とその克服法の解説を終わります。

嫌いなものが多いと言うのは、人生がつまらなくなる理由の1つです。

克服は難しいかもしれませんが、この記事がほんの少しでもみなさんのお力になれば幸いです!

令和の時代、理科の苦手を直すには

  • YouTube
  • スタディサプリ
  • オンライン家庭教師

の有効活用は本当におすすめです。

値段も普通の塾などに比べるととても安いので、これらで悩みを根こそぎ解決するのもアリでしょう。

みなさまの理科ライフが素敵なものになることを心より祈っています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

元教員です。(経験年数11年)現在は教育フリーランス。運営する理科サイトは月間ユーザー30万人。YouTubeの登録者は7万人。著書『さわにいの中学理科電気分野が3日でわかる本(翔雲社)』このサイトでは成績アップに繋がる情報を紹介

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次