【20代教員へ】教員からの転職を成功させる5つのポイントを解説

教員はやりがいがある、素晴らしい仕事の1つです。

しかし現在、教員の労働環境が問題視され、公務員としては信じられないほどの不人気職となりつつあります。

ネットでは

  • 子どもや保護者が神様
  • 過労死ラインを越える勤務時間
  • 自給換算するとアルバイト以下の給与

このような報告が毎日のように飛び交っています。これでは、不人気になってしまうのは当然かもしれません。

私自身も教員として11年間勤務した結果、過労のため倒れてしまいました。(私自身の能力不足も理由の1つです。)

その後教員を退職し、新たな生き方を模索しました。

その結果、30代でIT企業に転職し、その後は全く新しい生活を経験することできました。

このページでは私の体験を元に、転職で失敗しないためのポイントを完全解説します。

  • 教員は20代で転職すべき理由
  • 教員から転職する人が多い理由
  • 転職する際の教員の強み
  • 教員と民間企業の違い

など、20代で教員からの転職を考えている人は、このページで全ての疑問を解決できますよ!(情報は2024年最新のもの)

 
よろしくお願いします!

私の経験が参考になり、1年後の先生方の未来が明るいになれば、これほどの喜びはありません。

自己紹介

さわにい」と申します。

元中学校理科の教員です。公立中学校で11年勤務しました。

過労で倒れ教員を退職。その後はIT企業に転職。

現在はフリーランスとして活動をしています。

2022年10月には、中学理科の学習参考書も出版しました。

この記事の結論

この記事の結論は転職エージェントに登録し、転職活動を始めることです。

5時に帰宅する普通の生活を手に入れるには、求人を探してみるだけでも大きな一歩になるでしょう。

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転職サイトと転職エージェント

それでは20代教員の転職のポイントを解説しています。

目次

教員からの転職は20代が圧倒的におすすめ

20代の転職

まずは前提となる重要事項を抑えましょう。それは、転職は20代が有利。ということです。

 
まあ、そうだよね。

もちろん30代、40代では「転職ができない」というわけではありません。

しかし、様々な点で有利なのはやはり20代です。その理由を解説していきますね。

① 20代は求人数が豊富!さまざまな職種・企業を選べる

転職を考える時、求人数は何よりも大切な指標になります。

極端な話、求人が0では転職できる可能性が0だからです。

求人の数 → チャンスの数

と言い換えてもいいでしょう。そして、求人数が最も豊富なのが20代です。

また、求人数と同様に重要なのが「教育以外の職種も選びやすい」ということです。

20代であれば異業種の転職のハードルはかなり低いです。

一方で30代や40代の転職となると、経験を生かせる職種でないと転職しにくい傾向があります。

必然的に転職に関するチャンスが狭まることになるでしょう。

教員は特にその傾向が顕著です。

よって教員からの転職は20代がベストなのです。

② 20代の転職はポテンシャルが重要視される

転職で重要な要素は様々ですが、特に大切なのは

  • 年齢
  • スキル(経験)

の2つです。

教員からの転職では「スキル」がネックになることが多いです。異業種への転職であればなおさらです。

しかし20代での転職であれば「スキル(経験)」よりも「ポテンシャル」が重視される傾向にあります。

そのため、あなたの「やりたいこと」にマッチした企業に転職できる可能性が高くなるのです。

この点も20代の転職がおすすめできる理由になります。

注意

「20代はポテンシャルが重視」

これは間違いない事実ですが、逆に言えばあなたの「この企業(業種)で働きたい」

という気持ちが大切になるということです。

年収」「休日」などの安易な理由だけではなく、「将来の展望」や「自分と企業がいかにフィットしているか」をしっかりとリサーチし、アピールできるようにしてください。

後述しますが、自分に合う企業を調査したり、企業の会社情報を集めるのはかなり手間です。

転職エージェントを利用すれば無料で企業を探してくれたり、転職に有利になる情報を入手しやすくなります。

上手く利用してください。

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転職サイトと転職エージェント

③ ITリテラシーで減点されない 扱いづらさを感じさせない

続いてのメリットは「ITリテラシーの高さ」です。このご時世どの企業においてもITスキルが重要視されることは間違いありません。

20代は「デジタルネイティブ世代」であり、生まれたときからインターネットが身近な存在であり、ITに関する抵抗感が少ないです。

30代、40代の教員は年齢を重ねるにつれITにうとくなっていく傾向にあり、これが企業から敬遠される1つの要因となります。

20代はこの点をクリアしやすいところがメリットです。

また「元教員は扱いにくい」と考え敬遠する企業も多いようです。

民間での経験が無いままに、大学卒業直後から人の上に立つ仕事をするため「傲慢な人が多い」というイメージを持たれるようです。

教員歴11年の私としては、世間のイメージよりも先生方は謙虚だと思います。

もはや傲慢な態度で通用するような時代でもありませんしね。

しかし、世間一般のイメージとしては、「教員が扱いにくい」というのはわからなくもないですね。

この扱いづらいイメージも、20代であれば緩和される傾向にあるようです。

【重要】教員からの転職で後悔する人はめったにいない

ここまでで、20代の転職にメリットがあることがお分かりいただけたと思います。

ですが「せっかく教員になったのに、辞めたら後悔するのでは…?」と悩む方も多いでしょう。

私は多くの教員早期退職者と話をしてきましたが、教員を退職して後悔している人は本当に稀です。

(というか、まだ会ったことがありません…。)

こちらのデータを見てください。私が教員からの転職者100人にアンケートをとった結果です。

転職に対する恐怖心
後悔はあるか

このように、転職には恐怖心があるものですが、いざ転職をしてしまうと、後悔をする人は本当に少ないのです。

(アンケートの詳細はこちら

もちろん安易に「絶対転職すべき」とは言いません。ですが、転職をして人間らしい生活、幸せを得ている人が多いことは事実なようです。

 
教師よりブラックな会社はかなり少なのかも…。

一時的には年収が下がることも

ここまでで転職は20代が特にオススメであることが、おわかりいただけたと思います。

しかし、教員からの転職にはデメリットもあります。

それは「一時的には年収が下がる」ということです。

基本的に教員の給与は民間よりも高いです。地方であればなおさらです。

以下は小学校教員と民間企業の年収の平均を比較した表です。

年代教員民間
20代298〜514万円348万円
30代370〜683万円444万円
40代479~782万円510万円
50代653〜898万円613万円

学校の先生の年収を解説」「平均年収.jp」「doda」からのまとめ

データに幅はありますが、やはり教員の転職は平均よりも少し高いと考えられそうです。

つまり、教員からの転職は年収が下がることは覚悟しておいたほうがよいでしょう。

小話1

私の転職体験から言えることですが、教員からの転職は「年収」は確かに下がりますが、「時給換算」をするとむしろ上がります。

これは、教員は無償の残業時間、休日出勤などが多くあるためです。

時給換算するとアルバイトレベルの給料になってしまう方も多いようです。

このような労働環境が、早く改善されて欲しいと心から思います。

小話2

教員以外の仕事は「キャリアアップ」を考え仕事をしていくことになります。

転職→スキルや経験を身につける→転職

を行いながら、自分が思い描く生活や年収に近づけていくことが可能です。

転職は一時的には年収が下がるかもしれませんが、長期的には年収増加も十分ありえます。

 
キャリアアップは、教員には無い楽しみかもね!

20代教員の転職を成功させるポイント5つ

転職の成功

では、教員からの転職を成功させるポイントを見ていきましょう!

① 体調を壊す前に!!早期退職は正しい!

体を壊す前に早期退職せよ!これは最も私が伝えたいことです。

 
経験者は語る…。

語らせてください。これが最重要事項です。

私は体を壊し転職をしたのですが、「学校を辞めれば回復するだろう」というのが大きな誤算でした。

実際は学校を辞めてから3年たった今も、体の不調は全快しません。

当然、できる仕事が限られてしまいます。なので先生方には本当に体調を壊す前に転職を考えてほしいです。

特に

  • 呼吸
  • 食事
  • 動悸
  • 睡眠

などに不調違和感を感じることがあればもう赤信号だと思って下さい。

自分は体調不良が出始めた頃に病院に行ったりしましたが、診断は血液検査やその他も「異常無し」。

(原因が精神的なものだとは考えもしませんでした。)

しかし私は、「異常無いなら大丈夫」と無理を続けて大変なことになりました。

 
先生方は、お体を大切に!

早期退職を考える方は、こちらの記事もご覧ください。

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教員を辞めるタイミング

もし体調がすぐれないなどがあれば、「新宿ストレスクリニック」さんの記事を読んでみるのもいいですよ!

② 校種や教科によってスキルを整理

20代であれば経験よりもポテンシャルが重視される傾向があります。

しかし、教員生活で自分が得たものを整理をしておくことは必要でしょう。

教員の強みについては後ほど解説をしますが、日々の業務で学んだことや感じたことは、記録しておきましょう。

後々になると忘れてしまいますしね…。

特にあなたが興味のある分野に関する知識・スキルについては積極的に勉強をしておくとよいです。

その姿勢を評価」されることも多いからです。

③ 数カ月分の生活費を確保

転職活動中に気になるのがお金です。

お金の心配が大きいと必ず焦りが出てきます。焦りが大きいほど転職の成功率は低くなります。

妥協して決めた会社に転職をしてしまうと、後々後悔をすることもあるでしょう。

特に公務員の退職は失業手当が出ないので注意が必要です。(退職金は出ます)

具体的な金額は人によるのですが、目安として3ヶ月間は転職活動に専念できるだけの資金があると安心でしょう。

 
経験年数ごとの退職金は後ほど紹介するね!

④ 企業の調査を早めに進めておく

転職をしたい業界企業調査はできる限り早めに初めましょう。

企業側としては、あなたが「なぜこの業界に」「なぜこの会社に」興味をもっているのかを、とても気にしています。

それに対し

それに対し「手当たりしだいに応募した」という印象を持たれてしまっては転職で成功することは難しいでしょう。

興味がある企業のビジネスモデル、商品、企業風土などはしっかりと調べておきましょう。

これはあなたの為でもあり、求人募集をしている企業のためでもあります。

⑤ 転職エージェント・転職サイトを利用する

ここまで説明したように、転職活動での成功を左右する要素は

  • 良い企業と出会えるか
  • 自分の強みを分析・表現できるか
  • 企業のビジョンと自分がマッチしているか

等になってきます。しかし、上記の内容に取り組むためにはかなりの時間がかかってしまいます。

そこで必須になってくるのが転職エージェント転職サイトです。

この2つは同じような意味で使わることもありますが、厳密には以下のような違いがあります。

エージェント転職サイト
・個別に担当者が付く
・求人情報を提供してくれる
・面接などの日程を調整・管理してもらえる
・キャリアに関する相談も可能
・応募書類の書き方、面接の方法を教えてくれる
自分で求人情報を探す
・豊富な求人情報の中から幅広く求人情報を比較できる
・自分のペースで転職活動ができる
・複数の求人に応募しやすい

これらの特徴を元に、エージェントと転職サイトのメッリト・デメリットをまとめると以下のようになります。

転職エージェント転職サイト
サポート転職業界のプロが個別にサポートサイト内の情報を自分で検索
確実性書類や面接の対処法、企業ごとの対策をレクチャー調査から対策まで自分次第。
気軽さ登録後にこちらの要望を伝える必要あり自分で検索して探すことができる。
求人数多い。非公開求人もあり。多種多様な求人がある。
手間要望を伝える必要はあるが、自分での企業選定が必要ない。要望は伝えないで良いが、すべて自分で調査。

となります。もう少し詳しく説明していきますね。

転職エージェントはプロに相談できる

転職エージェント

転職エージェントの魅力は、「無料」で「転職に関する相談ができる」サービスです。

「転職しようか悩んでいる」という相談にものってくれます。

さらに転職を希望する業界や会社の風土を伝えておけば、あなたに合う企業をリストアップしてくれますし、その企業の情報も調べてくれます。

履歴書・職務経歴書の書き方や面接対策などもしてくれるでしょう。

最近では転職をした方からアンケートをとり、ブラック企業を調査しているところもあり、さまざまな情報を得ることができます。

とにかく自分で調査する時間がない教員にとって、非常に心強いサービスです。

注意

転職エージェントは転職が完了すると、企業からお金をもらうビジネスモデルです。

担当者によっては無理やり転職を薦める場合も考えられます。

複数のエージェントに話を聞いてもらうなど、地に足をつけてエージェントを利用してくださいね!

転職エージェントはいろいろありますが、教員の転職に強くサポート期間が無期限なdodaは鉄板です。

転職エージェントは転職者の9割以上が利用しています。

よい求人はすぐに無くなってしまうので、早めに登録をしておきましょう!

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さらに転職エージェントについて詳しく知りたい方は、こちら↓を見てください。

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転職サイトと転職エージェント

転職サイトを併用して情報収集

転職エージェントは転職サイトと併用することが大切です!。

転職サイトは、自分で企業を調査しなければならないというデメリットがありますが、昼休みや寝る前のスキマ時間に求人をサクッと調べるのに効果的。

とりあえず

  • リクナビNEXT
  • ミイダス

の2つは登録をしておきましょう。

リクナビNEXTは転職者の8割が登録している最大規模の転職サイトで

ミイダスは5分で 転職後の適正年収などもわかる転職サイトです。

もちろんどちらも無料なので有効活用してくださいね!

 
転職、成功できそうな気がしてきた!

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適正年収がわかる

失業保険がもらえない?

続いては失業保険に関する知識です。

公立学校の先生は、退職後に失業保険がもらえないので注意して下さい!

私はこのことを知らずにかなり驚きました!

失業保険とは、企業の倒産やリストラに備える制度なため、これらのリスクが無い公務員は、失業手当がもらえないのです。

この点もふまえ、転職の計画はエージェント等を利用ししっかりと立てておくことが必要なんですね。

退職金

失業保険をもらうことはできませんが、教員であれば退職金はかなりもらうことができます。

目安は以下の表を参考にしてください。

勤続年数退職手当の目安
1年108,857円
3年336,633円
5年674,475円
10年2,315,803円
15年4,535,733円
20年8,562,565円
25年11,900,795円
30年15,002,511円
35年16,020,528円

総務省サイト 平成31年4月1日地方公務員給与実態調査結果のデータより試算

この退職金を利用して、じっくりと転職活動に向き合うのもよいでしょう。

身体や心の不調で退職する場合は、傷病手当金を受け取れる可能性があります。

期間は最大28ヶ月間。所属の地方職員共済組合が窓口になります。

一度相談をしてみて下さい!(自分はしなかったので後悔してます!)

クレジットカードも作成しておこう

教員(公務員は)非常に信用度が高い職業のため、クレジットカードを作成したり、ローンを組む時の審査には非常に通りやすいです。

一方で、転職活動中やフリーランス等の仕事をしていると、これらの仕事に通りにくくなります。

そのため、公務員としての立場のときに、クレジットカードを作っておくことはとても大切です。

元教師の強みは何?

転職の際に重要な「自身の強み」を深堀りしていきましょう。

特にポテンシャル採用を検討しているのであれば、自身の強み、興味関心はとても大切。

元教員の強みとなる代表的なものを紹介させていただきますね。

教育に関する専門知識

まずは教育に関する専門知識です。教育業界への転職を考えている人は、特に強みにできるポイントです。

教員であれば

  • 教育心理学
  • 子どもの発達
  • 教育に関する法律
  • 教職の教養
  • 教育に関する一般教養

などは教員になるにあたって一通り学習をしていることでしょう。

教員にとっては当たり前なことが強みになる場合は多いです。

自分が学習してきたこと、経験してきたことをしっかりと整理しておきましょう。

教科ごとの専門知識

また、先生方は教科ごとにも専門知識をもっています。

自分の主要教科に近い職種への転職を考えている先生方は特に重要になります。

特に「教育関連」×「主要教科関連」の求人が見つかれば即戦力として採用を検討してくれるでしょう。

教員を経験する中で、教科に対する調べ物は毎日のように行っていたことでしょう。その経験が気づかぬうちに強みとなっているのです。

 
自分の強みって、意外と気が付かないよね、、。

相手に「伝える」スキル

相手に「伝える」というスキルが、教員は特に優れています。

これは、「会話」や「文章」でも同様です。

仕事において、思いや内容を正確に伝えることは非常に大切です。

全ての仕事の根幹とも言えるでしょう。一般にこのスキルをトレーニングできている人は少数です。

しかし、教員は職業の特性上、身につけている人が多いのです。

コミュニケーションスキル

続いてはコミュニケーションスキルです。

教員はコミュニケーション能力が高いことがほとんどです。

また、子ども、保護者・同僚・上司など様々な人と連携を取りながら仕事をする職業です。

コミュニケーション能力は全ての仕事に欠かせない能力であり、転職活動においても重要視されます。

20代であればなおさらでしょう。

企業が求める人物像と上手くマッチさせながら、PRをできるようにしておきましょう。

 
コミュ力をアピールできる教員時代のエピソードなどもあるといいね!

プレゼンテーション

業種によってはプレゼンテーションスキルも大きな武器になります。

多くの人にとって、10人以上の人前で話すことは非常に難しく、緊張をするものです。

それは声の大きさや表情などに顕著に現れます。しかし教員は、このプレゼンテーション能力が非常に高いです。

教員全員がこのスキルが高いため自覚をしにくいですが、本当に高いです。

学校に公演に来た公演家より、先生のほうが話が上手いなんてザラです。それほど教員のスキルは高いのです。

業種によりけりですが、このスキルは忘れずにアピールをしましょう。

もっと詳しく「教員の強み」を知りたいという方は、下の記事を見てみて下さいね!

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教員からの転職を検討中教員の強みがわからない効果的なPR方法を知りたいこのような悩みを持つ先生方は、ぜひこの記事を参考にしていただければと思います。この記事では長所を伝える時の3つのポイント教員の強み[…]

教員の強み

転職におすすめな業種!20代なら異業種にも注目!

アンケート

教員からの転職で、王道なのはやはり教育業界。

しかし20代であれば、教育業界以外にも様々な業種が視野に入ります。

教員からの転職におすすめな業種を紹介していきます!

① 教育業界

まずは教育業界ですね。本人の興味や適性、転職のしやすさを考えてもオススメです。

私自身、教師をやめた後も「教育に関わりたい」という方針をもって活動をしています。

 
教員の残業などが転職理由な人にはオススメだよね!

この教育業界、「塾」「家庭教師」などを連想する人が多いかもしれませんが、他にも多様な仕事があります。

  • 学童指導員
  • 心理士
  • 問題制作
  • 教材開発
  • 教室長

など、教育×〇〇という仕事も非常に多いです。働き方も通勤からフルリモートまで様々。

ぜひ多様な求人を探してみて下さい。

多様な求人をサクッと調べるには、先程紹介したリクナビNEXTがベストです。求人数が多く8割の転職者が登録をしています。

また、「私学の教員」というのも面白い選択肢です。「教員人材センター」は関東近辺が中心ですが、要望に合わせた様々な私学を紹介してくれるサイトです。

学童指導員専門の求人サイトもあります。「はじめての学童指導員」というサイトで、大手サクシードが運営しています。

「教室長」などの立場では給与も高く、多様な働き方を見つけることができるでしょう。

「教育業界」は本当に幅広いです。

」「家庭教師」などにとらわれず、子どもに関すること、保護者に関すること、学校に関すること。

様々な観点から求人を探してみてくださいね!

② IT業界

続いてはIT業界です。

私も現在IT業界を中心に仕事をしておりますが、非常に魅力がある業界です。

ここではIT業界の中でも特に人気のある職種を紹介していきいます。

① Webデザイナー

IT業界で現在人気の仕事がデザイナーでしょう。

 
Webデザイナーって何するの?

最もオーソドックスなのが、HPなどのデザインを決める仕事です。

デザイン例

このような情報や、企業とのヒアリングを元にHPのデザインを作っていきます。見た目だけでなく、ユーザーが使いやすいデザインを作ることが重要です。

このようにおしゃれなHPが作れるととてもカッコイイですよね!

Webデザイナーを目指すのであれば、テックキャンプのデザイナーコースなどで学習するのがよいでしょう!

 
テックキャンプは、「あっしー」さんが利用していたと体験談で言っていたね!

そうですね。20代であれば、しっかりと勉強を重ねれば転職につなげていくことも十分に可能でしょう!

注意

Webデザイナーは仕事の自由度の高さや業界の伸びなどから、非常に人気の職種です。

本当に興味があるのであれば、少しの時間でもいいので、日々の勉強を欠かさないうようにしましょう。

エンジニア

エンジニア

続いてはエンジニアです。「令和のチート職業」と言われるほど人気の職業ですね。

  • 収入が高い
  • 求人が多い
  • 働き方の自由度が高い
  • 需要は増え続ける

と様々な魅力がつまったエンジニア。当HPでは「あっしー」さんが教員からのエンジニア転職を成功させました。

 
しかも30代での転職成功だからすごいよね!
そうですね。あっしーさんは教員として働きながらテックキャンプに通いプログラミングを学習。
エンジニア転職を成功させたそうです。
転職により一時は年収が100万円ほど下がったそうですが、その後フリーランスとして独立。
現在はパソコン1台で月収50万円以上を稼ぎ、残業時間0という自由な生活を手に入れているそうです。

あっしーさんの転職体験談もぜひ読んでみてくださいね!

注意

エンジニアは一度スキルさえ身に着けてしまえば、自由な働き方や高い収入を手に入れやすい職業です。

しかし未経験からの転職を目指す場合、かなりの勉強時間を捻出しなければならないことも頭に入れておきます。

期間にして3ヶ月〜半年、時間にして300〜500時間程度は必要だと考えておきましょう。

私もプログラミングを行いますが、難易度は「数学ⅡB程度」という意見が最もしっくりときています。

 
年収1千万以上を目指すには、さらに数年の実務経験が必要になるよ!

マーケター

IT業界、最後のおすすめはWebマーケターですね。

簡単に言うと、インターネットを利用して売上アップのお手伝いをする仕事です。

  • インターネット広告の運用
  • HP・LP制作
  • YouTube
  • Twitter
  • インスタ

など様々な媒体を利用し、効果的に売上を上げる施策を考えます。

簡単な仕事では有りませんが、売上に直結する仕事のため、高い収入を得やすいことがメリットです。

Webマーケティング会社に就職後、独立してフリーランスになる方も多いですね。

私もマーケターの方々とお話する機会はたくさんありますが、みなさんキラキラして楽しそうですね!

マーケターとの会議
 
でも実際は、泥臭い仕事も多いんですよ!

IT業界の転職に興味がある方は、活学ITスクールBlogも参考にしてみてください。

③ 営業職

ITに続いてのオススメの職種は「営業職」ですね!

 
大変そうじゃない?

自分も大変そうなイメージがありました。

しかしコロナで外回り系の効率が悪い仕事が減少し、人気が高まっているそうです。

その他にも

  • 成果で報酬が上がる(歩合制)
  • コミュニケーションスキルが生かせる
  • 独立に繋げやすい

などのメリットもあり、教員とは違った魅力にあふれた職種です。

一方で、会社によってはノルマが課されたり、心からオススメできない商品を売らなければならないなどの難しさもあるようです。

エージェントなどで企業の風土や商品をしっかりとリサーチすることが大切そうですね!

教員から民間企業への転職をする際に重要なことの1つとして、「数字が求められる」というものがあります。

民間企業では「売上」を中心に話が進んでいきます。そのあたりをシビアに考えられる人でないと

「これだから元公務員は」と言われてしまうでしょう。

④ フリーランス

教員からの転職のおすすめ転職先。最後は「フリーランス」です。

フリーランスとは

会社や団体などに所属せず、仕事に応じて自由に契約する人のことです。

おもにライターやカメラマン、デザイナー、プログラマーなどの職種にフリーランスが多いです。

アメリカでは約3割ほどがフリーランスとして働いています。

参考:会計freee

かくいう私もフリーランスです。元教員のフリーランス仲間もとても増えました。

フリーランスの魅力は何と言ってもその自由度の高さです。「お金さえもらえれば何してもよい」くらいの感覚です。

仲間の元教員のフリーランス達の仕事内容も

  • 学習相談
  • 子育て相談
  • 恋愛相談
  • 動画編集
  • Webデザイナー
  • エンジニア

と実に豊富です。私も「HP運営」「YouTube運営」「教材制作」など多様な仕事をしています

めちゃくちゃ自由度が高いですが、反面生活の保証はありません。興味があればぜひ私に連絡をください。

その魅力と厳しさをお話させていただきます!

 
楽しそうではある…。

フリーランスは「最終的」にはとてもオススメの職業ですが、まずは教員や転職先で自分のスキルを磨くことが大切です。

スキルさえ身につけば、フリーランスになろうとリストラされようと、職を失うことはありません

日本の成人の「仕事以外」の平均勉強時間が4分なのは有名な話。

勉強を続ければ周りに差をつけるのは簡単なので、日々を大切に過ごしてくださいね!

よろしければ以下の記事もご覧ください。

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教員から異業種

先生が転職先を探す際の必須知識

続いて20代の方に知っておいてほしい、転職先を探す際の必須知識を紹介します。

20代はチャレンジがしやすい貴重な期間ですが、それでも転職失敗のリスクは極限まで下げたいものです。

ぜひこの章を参考に、エージェントや転職先と関わるようにしてください。

  1. 固定残業代
  2. 離職率
  3. 直近3年間の離職率
  4. 有給取得率
  5. 年間休日
  6. 基本給
  7. 休みの形態

の7つについて詳しく解説していきます。

 
必ず知っておこう!

固定残業代

固定残業代とは、働かなくても決まった残業代がもらえる制度のことです。

 
そんなに素晴らしい制度があるの?

素晴らしいと考えるのは危険!ぱっと見は「残業がなくても残業代がもらえる」ということになりますが、そんなに甘くありません。

実質「うちの会社は残業がありますよ」と言っているようなものです。しかも残業時間は多く、基本給が少ないことが多いです。

固定残業代により、手取りを高く見せているのです。

教員を悩ます給特法「定額働かせ放題」と同じです。

離職率

離職率を求人情報に載せている会社は非常に少ないです。載せている会社はホワイトな会社と考えてもいいでしょう。

加えて、辞めた方の退職理由は必ず確認しましょう。聞いた時にごまかす会社や、曖昧な返答する会社は心配です。離職率20%以上の会社はブラック企業の可能性有りと考えましょう。

直近3年間の離職率

とても重要な項目です。ここ最近でやめた人がいるかどうか、必ず確認しましょう。

直近3年間の離職率が30%以上であればブラック企業の可能性が高いです。

サイトに載っていなくても、転職エージェントの方や、転職先の方に直接質問して確かめてみてください。

有給取得率

休み

有給には有給取得率と消化率があります。特に有給取得率は必ず見るようにしましょう。

日本の法律で1年間に5日間有給を消化しないといけないという決まりがあります。

ですので、どの会社も有給は取れます。5日間以外の平均取得率を見ることをおすすめします。

年間休日

年間休日とは、社員を募集しているその会社が定めている年間の休日日数の合計です。

例えば週休2日と言われても、全体の休日を正確に表しているとは言えないからです。

年間休日は、昨年の実績の数字をもらうようにしましょう。

  • 116日以下の会社
  • 昨年の実績をすぐ答えられない会社

危険です。

求人に記載ある年間休日と口頭で言われた年間休日の日数に5日以上誤差がある場合は要注意です。夏季休暇や年末年始についても必ず聞くようにしましょう。

基本給

入社後基本給に後悔する人は多いです。

企業の中には、社員の給料を少なくするために、いろんな手当をつけて手取りの金額を大きく見せようとすることがあります。

基本給を気にして転職する人は少ないので、手取りの金額だけを見てしまうと不景気の時に給料下げられてしまいます。

休みの形態

週休2日制」と「完全週休2日制」の違いは必ず理解しておく必要があります。

完全週休二日制
毎週必ず2日の休みがあること。
週休二日制
1年を通して、月に1回以上2日の休みがある週があり、他の週は1日以上の休みがあること。

つまり週休二日制は「月に一度しか二日の休みが無い」場合もあるのです。

これは年間にすると休みで30日以上変わる可能性があります。 30日とはまるまる1ヵ月ですから非常に大きいです。

年間休日116日以下の会社は、平均より休みの日数が少ないです。覚えておきましょう。

20代教員が転職を考える理由

20代の教員

ここでは、20代の教員が転職を考えるきっかけとなる、よくある理由を紹介していきます。

勤務時間が長すぎる、残業代が出ない

まず第一に、「仕事時間が長すぎ問題」が挙げられれます。

私もこのパターンでした。毎月の時間外勤務の時間が100時間をこえるなどはザラにありましたし、私以上に勤務時間が多い先生もいました。

初任者はただでさえ教員としての生活に慣れることに精一杯。「慣れれば楽になる」と思いきや、年々仕事量は増える一方。

「教師は2年目からベテラン」そんな言葉が聞こえるかのように

  • 教科
  • 部活動
  • 委員会
  • 分掌
  • 学校・地区行事

など様々な分野で主としての仕事をしていかなければなりません。

もちろん残業手当はでませんので、ボランティアとしてこれらの仕事をしなければなりません。

それでも子どもたちのため、手は抜かずに精一杯の努力をする先生は大勢います。

しかしそんな先生ほど、次第に疲れてしまうことが多いですね。

 
イカれてやがるぜ…!

学級経営や授業経営が上手く行かない

2つ目は「学級経営授業経営が上手く行かない問題」です。特に20代、小学校の先生はこの問題にぶつかる方も多いと思います。

 
20代や小学校に多いのはなぜ?

やはり「若い」というだけで子供との距離が近くなりすぎるんですよね…。

これはメリットでもあるのですが、様々な児童生徒がいますので、塩梅の調節がとても難しいと思います。

特に小学校の担任ともなれば、1日中(1年中?)子ども達と生活をするので、まとめていくことがとても大変です。

中学校は教科の先生のもちまわりなので、多少は連携しやすいんですが…。

 
中学生も年齢的に大変そう…。

この学級経営や授業経営は、悪い言い方をすると「学校ガチャ」的なところもあると思います。

職場の相性が悪いと先生方は心身ともに削られてしまいます。

保護者も昔のように「先生と一枚岩」という感じはありませんし、本当に大変な時代です。

 
先生方、体調だけは壊さないでほしい…。

土日の出勤が多い

土日に休めない問題」も教員の激務に拍車をかけています。

私は強豪の部活動顧問をしていましたが、土日→遠征。月曜から再び授業ということも全く珍しくありませんでした。

むしろ土日より「部活が休みな月曜」が一番楽な日でした。生徒もそうだったと思います。

小学校の先生も、土日に仕事をする先生が多いでしょう。そうしないと平日がより苦しくなってしまうからです。

部活や事前準備に関する仕事以外にも

  • 組合
  • 地域の行事
  • 飲み会や社員旅行

などがあるので、「ゆっくり過ごす」ことはなかなかできません。

 
むごい…。

キャリアアップをしたい

教員からキャリアアップをするために、転職を考える人もいます。

教員から転職をすることで、キャリアの道は一気に広がります。

 
教員は一本道だもんね。

人生は一度きり。教員に一生を捧げたい人もいれば、他の仕事にチャレンジしてみたいという人もいるでしょう。

私は教員を辞めるまでは「他の仕事が見つかるかな…。」と不安でした。しかし辞めてみると全く違う景色が待っていました。

教員を辞める人はレアなので、元教員を欲しがる企業がたくさんあったのです。

教員を辞めることにより、新たな世界が開けるでしょう。

その他にも様々な辞めたい理由が

他にも書き始めたら切りがないほど、転職したい理由はあるものです。

  • 自分と学校の教育感が違う
  • 学校職員とウマが合わない
  • やっかいな保護者がいる
  • 自分の家族との時間がほしい
  • 仕事で人生が終わる

など本当に様々です。改めて教員は長時間労働と共に、ストレスとの戦いだなと感じされられます。

ぜひこのサイトの「転職体験談」を読んでみてください。さまざまな先生の転職理由が書かれていますよ。

みなさんの転職の参考にしていただければ幸いです。

転職理由を分析しよう

20代教員が転職を考える代表的な理由を紹介しました。

転職を成功させるためには、転職する理由を明確にしておくことが必須です。

ここが明確になっていると、転職活動や、転職後の生活でブレや後悔が無くなります。

どの仕事にもメリットとデメリットがあるものです。

転職=人生観というくらい大切なものです。

ぜひ一度、ゆっくりと考えてみてくださいね!

民間企業のほうが魅力が多い

教員と民間の違い

教員が転職を考える理由の最後は「民間企業のほうが魅力が多い」ということです。

教員と民間企業の比較はこちらの記事で詳しく解説していますので、ここでは要点のみ説明させていただきます。

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給与

この記事で何度か述べましたが、教員からの転職の場合基本的には給与が下がると考えておきましょう。

もう一度教員と民間の平均年収を載せておきます。(ざっくりと書かせていただきます。)

年代教員民間
20代350万348万
30代450万444万
40代550万510万
50代650万613万

といった具合です。特に未経験の業種に転職となれば、100万円以上年収が下がることもザラです。

この点は理解しておく必要があるでしょう。

しかし長い目で見ると、キャリアアップを重ねることにより、教員よりも年収が上る可能性もあるでしょう。

また、教員のときに残業時間が多かった人は、時給換算にすると給与の効率は上る人も多いでしょう。

さまざまな角度から、長期的な視点で考えるようにしましょう。

休日

休日の数の変化はどうでしょうか?民間の企業であれば休みの日に出社しなければならないことは少ないでしょう。

仮に出勤をしたとしても給与が支払われます。

もし中学校の教員で、部活動などで土日がほとんど無い方であれば、休日の数は確実に増えるでしょう。

一方で、「夏休み」「冬休み」などは教員のほうが恵まれている場合もあるでしょう。

一人一人状況は異なると思いますので、現状をふまえながら、エージェント等でしっかりと情報を集めましょう。

 
「さわにい」は夏休みなんて部活でほとんど無かったね。

豆知識

大事なことなので補足をしておきますが、「週休2日制」というのは月に1度しか週2日間の休みが保証されません。

「完全週休2日制」であれば、毎週2日間の休みが保証されます。

しっかりとした情報を集めることが転職成功の秘訣です。

【参考】私が教員からの転職者100人にとったアンケート結果

転職後の休日の変化

残業時間

教員と民間の残業時間はそれぞれどのくらいなのでしょうか?以下の表を御覧ください。

【業種【1日の平均残業時間】
民間41分
小学校2.77時間
中学校3.55時間

やはり教員の残業時間はかなり多いといえるでしょう。

民間の平均勉強時間はかなり少なく見えますが、会社によりけりだと思いますので、やはり下調べをしっかりと行っておくことが大切です。

最近の転職エージェントは、転職した人からアンケートをとり、求人と実際の残業時間が大きく異なる求人(ブラック企業)は紹介しないなどの処置をとっているところも多いです。

 
情報収集はしっかりと行ってね!

【参考】私が教員からの転職者100人にとったアンケート結果

残業時間の変化

失敗したなら戻ればいい

教員と民間企業の違いを簡単に見てきましたが、私の持論としては「民間に挑戦して、教員がよければ戻れば良い」というものがあります。

幸か不幸か、現在教員の人気は低迷気味で、採用試験を突破するのはそれほど難しくありません。

民間を経験し、合わなければ教員に戻るのはかなりアリではないかと思うのです。その経験は、先生にも子どもたちにも有益だと思います。

ただし

ただ実際は、教員をやめて再び教員に戻る人。教員をやめて後悔をする人は本当に少ないです。

私も多くの人にインタビューをしましたが、未だに出会ったことがありません。

 
それだけ教員は過酷なんだね!

20代で教員から転職した方たちのアンケート

20代で教員を転職した方々から集めたアンケートを紹介します。

このアンケートはランサーズで独自に調査・集計したものです。

20代での転職体験アンケート結果
20代で教員から転職した方のアンケート①
22歳から就職して働きました。はっきり言ってその中で感じた事は疲ればかりでした。ただ授業を行うだけと思いきや、現実は甘くなく雑用なら何でもさせられます。清掃員を雇っていないので、ワックスがけの掃除は自分たちに役目が回ってきます。

文化祭、体育祭などの準備も肉体労働が待っています。ただでさえ疲れるのに事務も体力の労働もさせられ心身共に疲れました。

厄介なのは部活の顧問です。これは場合によってはお金が入りますが、またもう一方の場合によってはボランティアとなります。休日の出勤はたまったものではないのできつかったです。

30代になって経験も積むと、そろそろ学年主任を行う、その内には教頭にもなるかもしれません。表向きには出世ですが、それは疲れる業務が増えることですし、立場があればなかなか辞めることが出来ません。

どこでも平社員の内の方がやめやすいので、20代最後をきっかけに辞めました。それで結果的には良かったです。次には、友人の伝を頼って小売業の営業職につきました。そちらの方がやることが絞られて心身共に疲れがすくなく、それでいて給与も良いので満足しています。

(29歳 公立高校 男性)
20代で教員から転職した方のアンケート②
元々子どもが好きで教員になりたいと目指しました。実現し働き始めると、子どもたちの成長過程が見れたりすることにやりがいを感じる日々を過ごしていました。仕事にもなれ、成長と共に自分の元を巣立っていく姿を見る度に達成感と同時に寂しさもありました。

子どもたちは素直でたまにその素直さが辛く自分に刺さる事もありましたが、それを乗り越えられるくらい仕事が楽しかったです。しかし、元々絵を描くことが好きだった自分はいつかそれを仕事にしてみたいと思うようになりました。

教員になってからも絵は描き続けていて、周りからの評価も得られ自信もつき始めたころ転職を決めました。教員になったことは後悔していないし、むしろ辞めたことを勿体ないと言う人もいますが、私は今好きなことを仕事として繋げられていて良かったと思っています。

(26歳 公立小学校 女性)
 
やっぱり教員は大変なんだね…。

20代教員からの転職体験談

仕事をする女性

最後にいくつかの転職体験談を紹介しておきます。

私自身の体験談や、私がインタビューをしたものです。興味があるものがあれば読んでみて下さいね。


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教員を20代。1年で辞めた、まっきーさんの転職体験談です。

なんと1学期の後半には教員からの転職を考えていたというから驚きです。見事に転職に成功し、生活は以下のように変化しました。

教員時代転職後
残業時間80時間/月30時間/月
休日1日/週
(土曜は授業準備)
2日/週
年収約450万約450万

残業時間は激減、休日は増え、見事転職を成功させたまっきーさんの転職体験談。ぜひご覧ください。


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中学校の英語教員から、20代で転職を成功させた「show」さんの転職体験談です。

転職前後の比較は以下の通り。

教員時代民間1年目民間2年目
残業時間100時間/月60時間/月60時間/月
休日半日/週2日/週2日/週
年収480万580万740万

なんと転職2年目、20代で年収700万円を超えています。

 
凄すぎる…。

さすが大手リクルートに転職しただけはあります。ぜひ参考にしてくださいね!

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教員をやめてフリーランスになった話

私の転職体験談です。

というか教員時代の話が多いかも、荒れた学校経験者の方は共感できるエピソード満載だと思います!(笑)

 
笑え無いくらいひどいっ!

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エンジニア希望者は必見です。

 
自由な生き方手に入れたい…。

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自分の理想の教育や、子供との時間を大切にするために転職を決意したyurinakoさんの体験談は、多くの人の参考になると思います!

私も30代家族持ちが教員辞めるなんてありえないよな…。と考えていましたが、見渡せばめちゃくちゃたくさんいたことに驚いています(笑)

そういった方々と知り合えたことも、教員をやめて得られたものの一つだと感じております!

エージェントを正しく利用しよう

以上。20代での教員転職を成功させるコツを紹介してきました。

転職は人生の大きなターニングポイントの1つでしょう。働きながら自分にマッチした転職先に出会うことは本当に難しいことです。

本気で転職を成功させたいなら、やはり転職エージェント・転職サイトを上手に使うことが大切です。

複数のエージェントやサイトを利用しながら、さまざまな情報を手に入れれ、転職を成功させましょう。

また、担当者と話す中で「自分が大切にしたいものは何か」をしっかりと振り返ることも大切です。

一度は転職で悩んだとしても「やはり教師でいたい」と思うようになれば、それもまた十分に意味のある経験にといえるでしょう。

みなさんのこの先の人生が光り輝くものになること、心より応援をしています!

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それでは失礼します!みなさんに幸あれっ!!

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