酸性の水溶液の性質と特徴をわかりやすくまとめます。
このページでは
①酸性の水溶液の性質と特徴
②「酸」と「酸性」の違い
③酸性の水溶液と色の変化
・リトマス紙
・BTB溶液
④中学生が覚えるべき酸性の水溶液
についてそれぞれ解説します。
このページを読めば4分でバッチリだよ!
みなさんこんにちは!
このサイトを運営する「さわにい」といいます。
中学理科教育の専門家です。よろしくです!
それでは酸性の水溶液の学習スタート!
1.酸性の水溶液の性質と特徴
酸性の水溶液の性質と特徴は次の通り。
①青色のリトマス紙を赤色に変える
②BTB溶液を黄色に変える
③鉄・マグネシウム・亜鉛(あえん)
などの金属を加えると水素が発生する
④なめると酸っぱい
中学3年生で学習した人は
⑤pHが7よりも小さい
⑥電解質の水溶液である
(電気を通す液体ということ)
これらをしっかりと覚えておこう!
レモン汁や酢も酸性なんだね!
2.酸と酸性の違い
1.2年生は飛ばしていいよ!
「酸」と「酸性」の違いはわかるかな?
①酸とは
酸とは
①水に溶けると水溶液が酸性になる物質のこと。
②水に溶けると水素イオン(H+)を生じる物質のこと。
だよ。
つまり、
「水に溶かす前」
の状態なんだね!
②酸性とは
酸性とは
①水の中に水素イオン(H+)を含む溶液。
のことだよ。
特徴は
①青色のリトマス紙を赤色に変える
②BTB溶液を黄色に変える
③鉄・マグネシウム・亜鉛(あえん)
などの金属を加えると水素が発生する
④なめると酸っぱい
だったね!
だけどここで大切なことなことは
酸性は「水に溶けた後」
の状態ということなんだ!
「溶液(液体)」の状態ということだよ!
図にすると下のようになるね!
③まとめ
もう一度繰り返すね!
酸とは
①水に溶けると水溶液が酸性になる物質。
②水に溶けると水素イオン(H+)を生じる物質。
つまり、
「水に溶かす前」
酸性とは
①水の中に水素イオン(H+)を含む溶液。
つまり、
「水に溶けた後」
なんだ!
しっかりと確認しておこう!
これで酸と酸性の違いの解説を終わるよ!
3.酸性の水溶液と色の変化
水溶液が
・酸性
・中性
・アルカリ性
のどれかを調べるために
色々な指示薬が使われるよ!
酸性を確かめるために使われる指示薬は主に
①リトマス紙
②BTB溶液
の2つだね!
この2つは何性かによって色が変化するんだったよね!
色の変化を下の表にまとめておくね!
酸性 | 中性 | アルカリ性 | |
赤色リトマス紙 | 変化なし | 変化なし | 赤→青 |
青色リトマス紙 | 青→赤 | 変化なし | 変化なし |
BTB溶液 | 黄色 | 緑色 | 青色 |
4.中学生が覚えるべき酸性の水溶液
強い酸性 | 弱い酸性 |
塩酸 | 炭酸 |
硫酸(りゅうさん) | 酢酸 |
硝酸(しょうさん) | クエン酸 |
「塩酸」は水に塩化水素を溶かしたもの
「炭酸」は水に二酸化炭素を溶かしたもの
「酢酸」は酢の主成分
「クエン酸」はミカンなどに含まれる成分
だね!
これで「酸性の水溶液の性質と特徴のまとめ」
の解説を終わるね!
またいつでも遊びに来てね!