【中学理科】日食と月食について解説

このページでは、3年生で学習する「日食と月食」について中学生向けに解説をしていきます。

などについて知りたい方は、このページを読めばバッチリです！

うん。よろしくね！

それでは解説スタートです！

日食とは

まずは「日食」について解説をしていくよ。

日食とは、月によって太陽の一部（または全体）が隠される現象のことなんだ。

うん。なぜそのようなことが起きるのか考えてみよう。

日食が起こる仕組み

まずは「太陽」「地球」「月」の位置関係を整理しよう。

だね。「回っている」とは「公転している」とも言えるね。確認しておこう。

そして、地球から見て太陽・月・地球の順に一直線に並ぶ瞬間があるんだ。

このようになると、太陽が月によって隠され、日食が起きるんだね。

日食の種類

続いては日食の種類について学習していこう。

うん。日食には大きく分けて

の3種類があるんだよ。それぞれ詳しく見ていこう。

皆既日食

まずは皆既日食かいきにっしょくだよ。

うん。皆既日食とは「月によって太陽の全体が隠される日食」のことだよ。

動画で見ると次のような日食だよ。0:20〜ほどから全てが隠れる皆既日食が起こっているね。

これが皆既日食だね。ちなみに「皆既」とは「すっからかんにする」という意味だよ。

皆既日食は次で説明する部分日食と比べてかなり珍しいんだよ。

また、皆既日食の際には、太陽の外側の大気を見ることができるよ。

これを「コロナ」というので必ず覚えておこう！

部分日食

次は部分日食だよ。

部分日食とは、太陽の一部が隠される現象だよ。

皆既日食より広い範囲で観測が可能な現象なんだ。

下の図は、2009年7月の日食の図だよ。（国立天文台）

部分日食は全国で観測できているけど、皆既日食が見られる範囲は少ないね。

このように、部分日食は皆既日食が見られる地域の周りで広く観測できるんだ。

金環日食

最後は「金環日食きんかんにっしょく」だよ。

うん。金環日食が起こる仕組みは皆既日食とほとんど同じだよ。

だけど1つだけ違う点があるんだ。それは「地球と月の距離」なんだよ。

うん。月は地球のまわりを回っているけれど、正確には楕円だえん（長丸のこと）形で回っているんだ。（↓楕円）

つまり月は、微妙に地球に近づいたり、遠ざかったりしているんだね。

金環日食が起きるときは、月が地球から遠ざかるタイミングで日食が起きているんだね。

そうすると、月が小さく見えるから、太陽がはみ出してしまうんだ。

これが金環日食だよ！

うん。そういうこと。

これで日食の説明を終わるよ。

について理解しておこうね。

月食とは

月食が起こる仕組み

次は月食について解説をしていくよ。

月食とは、太陽・地球・月と一直線に並んだとき、地球の影に月が入る現象のことだよ。

月は太陽の光を受けて輝いているから、地球の影に入ってしまうと、光が当たらずに見えなくなってしまうんだね。

これが月食だよ。

うん。実は太陽に含まれる赤色の光は地球の大気を通り抜けやすいんだ。

また、赤い光が地球の大気で少し屈折するから、月食のときは月が赤く見えるんだね。

「赤い光」の話はテストにあまりでないけれど、できれば知っておこう！

まとめ

これで日食・月食の解説を終わるよ。

これらのポイントは、必ず押さえておこう。

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