【4つの気団】シベリア気団・オホーツク海気団・揚子江気団・小笠原気団を解説!

このページでは、中学理科で学習する日本のまわりの4つの気団

 

日本付近の4つの気団

 

  • ①シベリア気団
  • ②オホーツク海気団
  • ③揚子江気団
  • ④小笠原気団

 

について解説していくよ!

 

どの気団がどの季節に影響をあたえるのかも、このページを見ればバッチリだよ!

 

先生!
よろしくお願いします!

みなさんこんにちは!
自分は「さわにい」といいます。
10年中学理科の教員をやっていました。
現在は、
 日本一の中学理科学習サイトの運営者
 問題集や解説をつくるお仕事
などをしています。
よろしくお願いします。
それでは解説はじまりー

1. 気団とは

まずはじめに、「気団とは何か」について簡単に説明するね。
気団って何だろう?
気団とは「ある特徴(性質)をもった空気のかたまり」のことなんだ。
空気のかたまり?
うん。
例えば、砂漠の上空にできる空気のかたまりは、「あたたかくて(暑くて)乾燥した空気」のかたまりである場合が多いよね?
砂漠の気団
砂漠の空気はそうだろうね。

反対に、北極や南極の上空の空気のかたまりは、とても寒くて、海が近いから水分が多くしめっているよね。
北極でできる気団
たぶんそうじゃない?
こんな風に、
暖かい
冷たい
乾燥
湿潤しつじゅん(しめりけが多い)
などの、特徴をもった空気のかたまりのことを「気団」という言うんだ!
暖かい気団を「暖気 だんき」冷たい空気を「寒気」ともいうので覚えておこう!
とても大きな気団から、小さな気団、さまざまな気団があるんだよ!
空気って、まとまったかたまり
のようになるんだね!
そう!それが気団なんだね!

2. 日本のまわりの4つの気団

では次に、「日本のまわりの4つの気団」について解説するね!
日本のまわりには、特に大きくて特徴的な気団が4つあって、さまざまな季節の変化に大きな影響を与えるんだよ!
日本付近の4つの気団
難しそう・・・
1つ1つ丁寧に学習していけば大丈夫!さっそく始めよう!

① シベリア気団

まずはシベリア気団だよ。

図の左上の、ロシアの大陸でできる気団だね!

シベリア気団

 

シベリア気団は、「冷たくて乾燥した気団」なんだ!

 

なんで冷たくて乾燥しているの?
下の地図を見てごらん。
簡単に考えてほしんだけど、「日本の北側は寒くて、南側は暖かいよね?」
北は寒く南は寒い
北海道は寒くて沖縄は暖かいもんね。
そうそう。そして、
日本の西側は「大陸があるから乾燥していて、東側は海があるから湿っているんだよ。」
西は乾燥東は湿潤
言われてみれば、そうかもね。

ここでもう一度シベリア気団を見てみよう。
シベリア気団
北側だから冷たく、大陸側だから乾燥した性質をもつ気団なんだね!
この気団が、日本のどの季節に影響を与えるかは最後に解説するね!

② オホーツク海気団

次はオホーツク海気団。
日本の北東に発達する気団だね!
オホーツク海気団

 

日本の北側だから冷たく、東側(海側)だから湿った性質をもつ気団なんだ!

③ 揚子江気団

次は揚子江 ようすこう気団。これは長江気団とも言うよ!
日本の南西に発達する気団だね!
揚子江気団

 

日本の側だから暖かく、西側(大陸側)だから乾燥した性質をもつ気団なんだ!
なるほど、わかってきたよ!

④ 小笠原気団

最後は小笠原おがさわら気団
日本の南東に発達する気団だね!
小笠原気団

 

日本の側だから暖かく、東側(海側)だからしめった性質をもつ気団なんだ!
これが日本のまわりの代表的な4つの気団だよ!
それぞれの気団の場所と、空気の性質を必ず覚えておこう!
では次に、これら4つの気団が、それぞれの季節にどのように影響するのかを見ていこう!

3. 4つの気団が日本の季節に与える影響

それでは

  • ①シベリア気団
  • ②オホーツク海気団
  • ③揚子江気団
  • ④小笠原気団
の4つの気団が、日本の季節にどのような影響を与えるのかを見ていこう!
お願いします!

① 冬

まずは冬から説明するね!

もっともよく出題されるから、まずは冬に影響を与える気団をしっかりと覚えよう!

日本の冬に影響を与える気団は「シベリア気団」なんだ。

 

シベリア気団

 

冬に発達するシベリア気団は、「シベリア高気圧」とも言って、シベリア気団の特徴である冷たく乾いた空気が日本に吹くんだよ。

天気図で見るとこのうようになるね。

冬の気圧配置

これは冬の天気図の代表的な形だよ。

西側にある大きな高気圧がシベリア気団(シベリア高気圧)だね!

冬の気圧配置2

そして東側には低気圧ができるよ。

この「西高東低」の気圧配置は、冬の天気図の特徴だから、西に高気圧、東に低気圧があったら季節は冬と判断しよう!

 

そして、シベリア気団から、西側の低気圧に向かって、季節風が吹くんだよ。

西高東低の気圧配置

この風邪は、日本海で水分を含み、新潟などに大雪をもたらすんだ。

その水分は新潟などで失われるため、関東では乾いた風になるよ。

日本海側の冬の大雪

 

これが、シベリア気団が日本の冬に与える影響だよ!

テストにも出やすいところだからしっかりと覚えておこう!

 

了解です!

② 夏

次に日本の夏と4つの気団の関係性について見ていこう!

日本の夏に影響を与える気団は「小笠原気団」なんだ。

小笠原気団

 

暖かく湿った空気のかたまりである小笠原気団は、日本の夏のイメージにぴったりだね!

夏になるとこの小笠原気団が勢力を大きくし、日本のすぐ近くまでやってくるんだよ!

 

だからムシムシするのかー!
天気図で見るとこのようになるね!
夏の天気図
右下の高気圧が小笠原気団だよ。
小笠原気団を小笠原高気圧とも言うね!
夏の気圧配1
そして北側には低気圧があるね。
このように、南側に(小笠原)高気圧、北側に低気圧があるのは、日本の夏の特徴的な気圧配置なんだ。
このような夏の気圧配置を「南高北低の気圧配置」というよ!
また、風は高気圧から低気圧に向かって吹くから、日本の夏は小笠原気団からじめじめした暖かい南風が吹くんだよ!
これが日本の夏に影響する気団だよ!

③ 梅雨

 

梅雨の季節に影響を与える気団は、

オホーツク海気団」「小笠原気団」の2つだよ!

 

小笠原気団は夏にも出てきたよね?
そうだね。
梅雨の時期はまだ小笠原気団は弱いけど、だんだん夏にかけて強くなっていくイメージだね!
梅雨の天気図を見てみよう!
梅雨の天気図
梅雨の天気図は、東西に伸びる停滞前線があることポイントだよ!
梅雨の停滞前線のことを、「梅雨前線ばいうぜんせん」とも言うね!
そしてこの梅雨前線をつくる原因となる気団が、「オホーツク海気団」「小笠原気団」の2つなんだ。
湿った空気をもつ2つの気団がぶつかり合うことによりm,梅雨の時期は日本に多くの雨が降るんだね!
7〜8月になると、小笠原気団の勢力が強くなり、季節は夏となるんだよ!
梅雨は2つの気団が関係しているんだね!

④ 春・秋

春と秋の季節に影響を与える気団は、南西の「揚子江気団(長江気団)」なんだ!

揚子江気団
日本の春の天気の特徴は、良い天気と悪い天気が数日ごとに変化することなんだ!
これは揚子江気団からちぎれた、小さな高気圧(移動性高気圧)が数日おきに日本にやってくるためなんだ。
これにより、数日起きに天気が変化するんだね!
春の天気図
春の天気図
移動性高気圧が偏西風にのってくる
高気圧が日本の上にある時は晴れ
低気圧が日本の上にある時は雨なんだね。
そういうこと。だから数日起きに天気の変化が起こるんだね!

これで、
日本の周りの4つの気団
  • ①シベリア気団
  • ②オホーツク海気団
  • ③揚子江気団
  • ④小笠原気団

と、それらが日本の季節に与える影響の解説を終わるよ!

 

 

またねー!