ではフックの法則の学習スタート☆
1. フックの法則
フックの法則の解説を始めるね!
苦手な人も多いと思うけど、
一緒にがんばろう☆!
「フックの法則」とはこのようなものなんだ!
フックの法則… 力の大きさとばねののびは比例するという法則
確かにわかりにくいね!
ねこ吉。「比例」ってどういうことかわかるかな?
つまりフックの法則とは、
力の大きさが2倍、3倍…となると、
ばねののびも2倍、3倍…。となる。
という法則なんだ。そんなに難しくないよ。
例を出しながら説明するね。

図2をみてみよう。
図1に質量100gのおもりを吊るしたよ。
ここで大切なのは、前のページで学習した、
100gの質量は、1Nの力(重力)
と考えられるということだね。










だけど、すべてのばねでフックの法則は成り立つんだね!

もうひとつ注意事項だよ。
テストでは、「ばねののび」ではなく、「ばねの長さ」という書き方で、ひっかけ問題がでることがあるよ。
少し説明するね。
例題③ ばねの長さが5cmのばねに、質量100gのおもりを吊るしたら、ばねの長さは7cmになった。
このばねに質量200gのおもりを吊るしたら、ばねの長さは何cmになるか。
答え 9cm
なんでかわかるかな?
問題をよく読んでみよう。ここでのポイントは、「ばねののびが5cm」ではなくて、
「ばねの(もともとの)長さが5cm」というところだね。図で表すとこんな感じ。
このばねに、質量100gのおもりを吊るしたんだね。
質量100gは力になおすと、1Nだね!1Nの力が加わると、ばねの長さは7cmになった。
つまり、「最初の状態からばねは2cmのびているね!」ここがポイントなんだ!
そして、「質量200gのおもりを吊るすと、ばねの長さは何cmになるか。」
質量200gを力になおすと2Nになるから、ばねは最初の状態から4cmのびるはずだよね。
だから下のような図になるはず。
つまり、ばねの長さは9cmになるということだね!
(もともとのばねが5cmで、4cmのびたから 5+4=9)
このように、テストでは
「ばねののび」なのか
「ばねの(全体の)長さ」なのか、
いつも注意するようにするといいよ!
2. フックの法則とグラフ
フックの法則はグラフで出題されることもあるよ。
このページで学んだばねののびの表を、グラフにするとどのようになるか確認しておこう。
例①
例②
例③
このような感じだね。
どれも比例のグラフだから、原点を通る直線のグラフになるね。
そして、よくのびるばねほど傾きが大きくなるんだね。
お疲れ様。これでフックの法則の説明を終わるよ。
応用問題も多いところだから、もっと勉強したい人は積極的に問題集にもチャレンジしてね。
ここで学んだ基本はどんな問題を解くのにも必要な考え方だから、また時間があるときに何回も読みにきてね!
続けて力の学習をしたい人は、下のボタンを使ってね!
①力のはたらき
②いろいろな力の種類
③力の単位、力と質量の関係
④フックの法則←今ここ
⑤力の矢印の書き方
⑥質量と重さの違い
⑦圧力とは何か、圧力の計算
⑧水圧
⑨浮力
⑩気圧