1. 力の大きさと単位(N)
このページでは「力の大きさと単位」の勉強をするよ。
さっそく「力の単位」の学習から始めよう!
反対に、友達に「お小遣い、いくらもらってる?」
と聞いたときに「500g」と友達が答えたら
「え?」となるよね。
お金の単位は? → 円(日本では)
長さの単位は? → mm cm m km など
時間の単位は? → 秒 分 時間 日 年 など。
温度の単位は? → ℃ など
質量の単位は? → mg g kg など
面積の単位は? → cm2 m2 など
こんな感じだね!
もう一度繰り返すけど、
この単位を間違うと、とても変な日本語になるよ!
単位が間違っている、変な会話の例。
「お小遣い、いくらもらってる?」→「俺の小遣い500g」
「ねえねえ、身長いくつ」→「私の身長159年」
「今日暑いね。気温何度だろう?」→「35円」
ね。単位は数字の後につける、とても大切なものなんだ!

2.力と質量
ただこの「N」のわかりにくいところは
「日常生活でほとんど使わない」
ところなんだよ…。
1kgとか、1mとか、20℃って、
なんとなーくどのくらいの感じか
イメージがつくよね?
だけど、「今からお前を20Nの力でなぐる!」
って言われても、よくわからないよね。
そこが少し「N」のわかりにくいところだね。
「100g」の質量の物体にかかる
力(重力)の大きさが1Nなんだよ。


これは、ばねばかりでもよく出るよ。
図1を見てみよう。
図1のように、ばねばかりはおもりをつるすことによって、
質量(g)や力(N)を調べることができる道具なんだ。
←こんなやつ。
図2のように、100gの質量のおもりをつるすと、おもりがばねを引っ張る力は1Nになるよ。
図3のように、ばねばかりが1Nの値を示すように手で引っ張ってみよう。
この力が質量(おもり)100g分の力なんだね。
図2の力と図3の力は同じということだよ!
2Nの力で引っ張ると、質量(おもり)200g分。
3Nの力で引っ張ると、質量(おもり)300g分。
という感じなんだね!
それでは最後に、質量を力になおす練習問題をして終わりにしよう。
これから先、力の問題を解いていくときの基本となるから、すぐに質量を力に直せるようにしようね!
例題① 質量100gの物体にかかる力(重力)はいくらか。
例題② 質量300gの物体にかかる力(重力)はいくらか。
例題③ 質量150gの物体にかかる力(重力)はいくらか。
例題④ 質量1000gの物体にかかる力(重力)はいくらか。
例題⑤ 質量1kgの物体にかかる力(重力)はいくらか。
例題⑥ 質量10kgの物体にかかる力(重力)はいくらか。
例題⑦ 質量10gの物体にかかる力(重力)はいくらか。
例題⑧ 質量1gの物体にかかる力(重力)はいくらか。
答え ① 1N ② 3N ③ 1.5N ④ 10N
⑤ 10N ⑥100N ⑦ 0.1N ⑧ 0.01N
1kg→1000gだよ。 例題⑥は 10kgだから10000gだね。
質量(g)を100で割ると力(N)になおせるんだね。
質量(g)の「0(ゼロ)」を2つとると、力(N)になおせると考えてもいいよ。
お疲れ様。これで「力の大きさと単位」の勉強を終わるよ。ポイントは2つだね!
①力の単位は「N」
②1Nは質量100gの物体にかかる重力と同じ!
とても大事だから。しっかりと覚えておこう!
続けて力の学習をしたい人は、下のボタンを使ってね!
①力のはたらき
②いろいろな力の種類
③力の単位、力と質量の関係←今ここ
④フックの法則
⑤力の矢印の書き方
⑥質量と重さの違い
⑦圧力とは何か、圧力の計算
⑧水圧
⑨浮力
⑩気圧