酸化銅の還元の中学生向け解説ページです。
「酸化銅の還元」
は中学2年生の化学で学習します。
還元とは何か
酸化銅の還元の実験動画
酸化銅の還元の化学反応式(炭素)
酸化銅の還元の化学反応式(水素)
を学習したい人は
このページを読めばバッチリだよ!
1.還元(かんげん)とは
還元とは、
物質から酸素が取り除かれる化学反応
のことだよ!










2.酸化銅の還元の実験





これは二酸化炭素が発生した証拠なんだ!
3.酸化銅の還元の化学反応式
最後に銅の酸化(燃焼)の化学反応式を確認しよう!
①酸化銅の還元で使う化学式
まずは化学式の確認だよ。
酸化銅の化学式は
CuO だね。
モデル(絵)で書くと
だね。
炭素の化学式は
C だね。
モデル(絵)で書くと
だね。
次に、
銅の化学式は
Cu だね。
モデル(絵)で書くと
だね。
最後に、
二酸化炭素の化学式は
CO2 だね。
モデル(絵)で書くと
だね。
まずはこの化学式をしっかりと覚えてね!
②炭素を使った酸化銅の還元の化学反応式
では、炭素を使った
酸化銅の還元の化学反応式を確認しよう。
酸化銅の還元の化学反応式は下のとおりだよ!
2CuO + C → 2Cu + CO2
だよ!
① 酸化銅 + 炭素 → 銅 + 二酸化炭素
(慣れたら省略していいよ。)
次に、①の日本語を化学式にそれぞれ変えるよ。
② CuO + C → Cu + CO2
だね。
これで完成にしたいけれど、
CuO + C → Cu + CO2
+
→
+
のままでは、矢印の左と右で原子の数が合っていないね。
この場合は両側で原子の数を合わせないといけないんだよ。
それでは係数をつけて、
原子の個数を矢印の左右でそろえていくよ。
係数は化学式の前、
のピンクの四角の中にしか書いてはいけないね。
右下の小さい数字を書いたり変えたりしないでね。
+
→
+
今、矢印の左側の酸素原子が1個たりないね。
足りない所を増やしていけば、いつか必ず数がそろうよ。
では、左側の酸化銅の前に係数をつけて、増やしてみよう。
+
→
+
これで左右の酸素原子の数がそろったね!
うん。では、今度は矢印の右側に銅を増やそう。
足りない所を増やしていけば、いつか必ず数がそろうからね。
+ → +
これで、矢印の左右で原子の数がそろったね。
つまり、化学反応式の完成なんだね。
炭素による酸化銅の還元の化学反応式は
2CuO + C → 2Cu + CO2
だね!
③水素を使った酸化銅の還元の化学反応式
これで解説は終わりなんだけど、
酸化銅は、炭素の代わりに水素を使っても還元ができるんだ。
その場合の化学反応式も解説して終わりにするよ!
水素を使った酸化銅の還元の化学反応式は下のとおりだよ!
CuO + H2 → Cu + H2O
だよ!
水素を使うと、還元後に水ができると覚えておこう。
それさえ覚えておけば、後は簡単だよ!
① 酸化銅 + 水素 → 銅 + 水
(慣れたら省略していいよ。)
次に、①の日本語を化学式にそれぞれ変えるよ。
② CuO + H2 → Cu + H2O
だね。
矢印の左と右の原子の数を確認しよう。
+
→
+
銅原子が1つ
水素原子が2つ
酸素原子が1つ
と、矢印の左右で原子の数がそろっているね。
この場合は「係数」という大きい数字をつけて数合わせをしないでいいね!
だから、これで化学反応式は完成なんだ!
水素による酸化銅の還元の化学反応式は
CuO + H2 → Cu + H2O
だね!