酸化銀(Ag2O)の中学生向け解説ページです。
「酸化銀」は中学2年生の化学で学習します。
・酸化銀の色
①酸化銀の化学式
・酸化銀のモデル
②酸化銀の熱分解
・酸化銀の熱分解の実験
・酸化銀の熱分解の化学反応式
を学習したい人は
このページを読めばバッチリだよ!
急いでいる人のために、酸化銀の化学式と色、酸化銀の熱分解の化学反応式をのせておくね!
酸化銀の化学式
Ag2O
酸化銀の色
黒色
酸化銀の熱分解の化学反応式
2Ag2O → 4Ag + O2
だよ!
1.酸化銀の化学式とモデル
①酸化銀の化学式
酸化銀の化学式は
Ag2O(エージーツーオー)
だね。
本当は酸化銀には、いくつか種類があるんだけど、
中学生は「Ag2O」を覚えておけば大丈夫だよ!
(様々な種類の酸化銀を知りたければWikipedia)
酸化銀(Ag2O)はつまり、
銀(Ag)の原子が2つ
酸素(O)の原子が1つ
がくっついてできた化合物
なんだね!
②酸化銀のモデル
では、酸化銀(Ag2O)をモデルで表してみよう。

(本当の形はもう少し違うけど、中学生は

1つだけ注意点だよ。
酸化銀は「分子」ではないから注意してね!
そうそう!
酸化銀は本当は、
銀銀酸素、銀銀酸素、銀銀酸素…
銀銀酸素、銀銀酸素、銀銀酸素…
銀銀酸素、銀銀酸素、銀銀酸素…
と何億、何兆個もくっついて、かたまりになっているんだ。
イメージ図↓…
そう。この赤丸の部分だけを代表して
「Ag2O」と呼んでいるんだ。
だけどさっき言ったとおり、
「酸化銀はかたまりなので分子ではない」
から、そこだけは注意してね!
2.酸化銀の熱分解
次は酸化銀の熱分解についてだよ!
中学生で酸化銀は、この実験だけしか出ないから、しっかりと覚えておこうね!
①酸化銀の熱分解の実験
まずは実験についてだよ。
酸化銀は、黒色の固体だよ!
これをガスバーナーで加熱すると、酸化銀が銀と酸素に分解されるんだ!
動画で見てみよう。


②熱分解の化学反応式
酸化銀の熱分解の化学反応式をのせておくね。
酸化銀の熱分解の化学反応式は下のとおりだよ!
2Ag2O → 4Ag + O2
① 酸化銀 → 銀 + 酸素
(慣れたら省略していいよ。)
次に、①の日本語を化学式にそれぞれ変えるよ。
② Ag2O → Ag + O2
だね。
これで完成にしたいけれど、
Ag2O → Ag + O2
→
+
のままでは、矢印の左と右で原子の数が合っていないね。
この場合は両側で原子の数を合わせないといけないんだよ。
それでは係数をつけて、
原子の個数を左右でそろえていくよ。
係数は化学式の前、
のピンクの四角の中にしか書いてはいけないね。
赤の小さい数字を書いたり変えたりしないでね。
→
+
今、矢印の左側の酸素原子が、1個、
右側の銀原子が1個たりないね。
足りない所を増やしていけば、いつか必ず数がそろうよ。
酸素と銀、どっちから増やしてもいいけど、
とりあえず銀原子から増やそうか。
→
+
これで左右の銀原子がそろったね!
あとは左側に酸素原子がたりないから増やしてみよう。
係数は化学式の前、ピンクの四角の前につけるんだよね。
あ → +
となり、矢印の左右で酸素原子の数がそろったね。
さっきそろえた銀が、またそろわなく
なっちゃったよ!

あ → +
矢印の左側 … 銀原子()が 4つ。 酸素原子(
)が2つ
矢印の右側 … 銀原子()が 4つ。 酸素原子(
)が2つ

この化学反応式で完成だよ!