柱状図の見方や書き方。問題の解き方を中学生に向けて詳しく解説します。
柱状図とは「地層の重なりを表した図」のことだね。
例としては↓のようなものだね!

①柱状図とは何か
②柱状図の見方のコツ
③柱状図の練習問題
を確認したい人にオススメ!
このページを読めば7分でバッチリだよ!
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それでは柱状図の学習スタート!
1. 柱状図とは何か
まずは柱状図とは何かについての解説だよ。
柱状図とは
「地層の重なりを表した図」のこと
だね。
うん。例えば下のような地層の山があったとするね。
この山の頂上(地点Aとする)からの柱状図を書くとすると、山の左にある「A」のような柱状図になるんだね。
そういうこと。2か所。3か所を抜き出すことも多いよ。

山の高いところや低いところ、いろいろなところから掘るんだね!
そういうことだね。
掘るのも楽だし、地層が傾いているかなどもわかるからね!
難しい問題になると、柱状図が横並びになるよ。

ほんとだね。2つ上の図と全く同じだけど、横並びにするだけで難しく見えるね!
あとは、山を真上から見た図の柱状図が出題されることもあるよ。

コツをつかめば大丈夫。このページでしっかり学習していこう!
①柱状図から年代を特定する
柱状図のすごいところは、年代の特定に役立つことだね!
地層は普通、下の図のように下にいくほど古くなるんだ!
そういうこと。さらに地層には「凝灰岩(ぎょうかいがん)」といって、火山灰などからできる層があるんだ。
もし1000年前に噴火した火山の火山灰があれば、
火山灰より下の地層は1000年よりも前
火山灰より上の地層は1000年よりも後
となるね。
さらにこの考え方を使えば、
遠く離れた場所での地層のつながりも知ることができるんだ。
同じ種類の火山灰の地層があれば、遠く離れた場所でも同じ時期にできた地層とわかるんだね!
そういうこと。
凝灰岩(火山灰)の地層は時代の目印になることが多いんだ。
時代の特定に使われる地層を「かぎ層」というよ!
化石からも過去の様子を知ることができるよ!
もし2億年前に絶滅した恐竜の化石があれば、
化石より下の地層は2憶年よりも前
化石より上の地層は2憶年よりも後
となるね。

②柱状図から海の深さを知る
柱状図を見ると、地層ができたときの海の深さも知ることができるよ。
泥・砂・れき(小石)が海に積もるときは下の図のような積もり方だったね!
このとき、粒が小さい「泥」は海の一番遠くまで運ばれるんだ。
2番目に粒が小さい「砂」は泥よりも陸地に近いところまで。
最も粒が大きい「れき」は砂よりも陸地に近い所までしか運ばれないんだ。
このようになるよね。
ここで柱状図を見てみよう。
下の柱状図の赤丸のところに注目してね。
ここでは、「泥→砂→れき」と地層が新しくなるにつれて変化しているね。

つまり、この3つの地層では、時代が新しくなるにつれて海の深いところから浅い所へと変化しているんだね!

そういうこと。「柱状図」からわかることはたくさんあるんだね!
「柱状図」がどんなものか、わかったかな?
次に柱状図の問題の解き方を解説するよ。
テストや入試でとてもよく出題されるところだから、しっかりとコツを覚えよう。
では問題!
問1
下の柱状図Aは、ある山の標高150m地点からのもの。
柱状図Bは同じ山の標高162m地点のものである。
このとき、標高156m地点からの柱状図を下図に書け。
ただし、地層は水平である。
どうかな?よくある問題だけど、解けそうかな?
どうやって解いたら良いか始めは分からないよね!
ここで「柱状図を解くたった1つのコツ」があるんだ!
それは、
「柱状図の横に、標高を書く!」
ということなんだ
そう。とっても簡単だよ☆
しかもこれで柱状図の問題がすごく解きやすくなるよ!
ではやってみよう
柱状図Aは、標高150mからのものだね。
つまり柱状図Aの一番上が150m!

そして1目盛りの深さは2m。
2mごとにも標高の目盛りを書こう★
これならできそう★
目盛りの数字左に曲がってません?
ごめん。笑。
そして、柱状図Bにも目盛りをふろう。
柱状図Bは標高162mからだったね!一番上を162mとして目盛りを書こう!
そこじゃない!
とにかくAと同じ要領で数字を書くんだよ!
そしてこの問題は、
標高156m地点からの柱状図を下図に書け。
だったね!
ねこ吉天才!標高156mから書いてみよう★
このようになるね。
3つの柱状図を並べるよ!


ここまでくればあと一歩!
A・B・解答の数字を見ながら地層を書いていくんだ!
解答の地層は標高156mから始まるね!


標高156mの地層は、柱状図Bからわかるね!


156m~152mは、砂の層だ!


152m~148mは、泥の層。
148mには火山灰があるね!


148m~142mまで書いてみよう!


「柱状図B」だけだとここまでしか書けないね!
だけど、「柱状図A」をつかうと標高142mより下が書けるんだ!

これで完成だね!
解答は下の通り

だね☆
「柱状図を解くたった1つのコツ」
「柱状図の横に、標高を書く!」
大切にしてね!
3. 柱状図の練習問題
最後に練習問題を解いて終わりにしよう。
真上から見た図と柱状図の問題だよ!
地層が水平として、標高28~21mの柱状図を書こう。


大丈夫!まずは標高の高さを見極めよう!

「等高線」は大丈夫?
同じ高さを結んだ線のことだよ!
Aの標高 → 30m
Bの標高 → 20m
Cの標高 → 25m
とわかるね!

じゃあさっそくA・B・Cの
その通り!


このようになるね。
解答図にも標高の目盛りを書くよ。
標高28m~21mを書くんだよね

あとは目盛りを見ながら書くだけ!


28~27が火山灰
27~23が泥
23~21が砂 だね!
答えは下のようになるよ。確認してね!

このページはこれでおしまい!
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