このページでは
電流の単位
電流計の使い方
電流のイメージ
直列回路と並列回路の電流
を学ぶことができるよ!
また、このページは中二理科の
電気の単元の2ページ目なんだ。
全てのページを読むと電気の学習が完璧になるよ。
ぜひチャレンジしてみてね!
みなさんこんにちは、このサイトを作っている「さわにい」といいます。
中学理科教育の専門家です。よろしくです!
それでは電流の学習スタート!
1.電流の単位
では「電流の単位」の学習から始めるよ。
反対に、友達に「お小遣い、いくらもらってる?」と聞いたときに「500g」
と友達が答えたら「え?」となるよね。
お金の単位は? → 円(日本では)
長さの単位は? → mm cm m km など
時間の単位は? → 秒 分 時間 日 年 など。
温度の単位は? → ℃ など
質量の単位は? → mg g kg など
面積の単位は? → cm2 m2 など
こんな感じだね!
もう一度繰り返すけど、この単位を間違うと、とても変な日本語になるよ!
単位が間違っている、変な会話の例。
「お小遣い、いくらもらってる?」→「俺の小遣い500g」
「ねえねえ、身長いくつ」→「私の身長159年」
「今日暑いね。気温何度だろう?」→「35円」
ね。単位は数字の後につける、とっても大切なものなんだ!
100mA = 0.1A
10mA = 0.01A
1mA = 0.001A
1000mm=1mと同じだね。
2.電流計のつかいかた
さて、次は「電流計」の使い方の勉強だよ。
①電流計のつなぎ方
まず、「電流計は回路に直列につなぐ」
という決まりがあるから覚えてね。
②真ん中につなぐと500mAまで
③左につなぐと50mAまで
②電流計の読み取り方
次に電流計の目盛りの読み方を見てみよう。
-の端子は3つあるんだよね。
どの端子につないであるかで、読む目盛りが変わるんだよ。
①5Aの端子につないだ場合
上の図の青のライン
-1、0、1、2、3、4、5を読むようにするよ。
1と2の間、つまり「1.5Aの電流が流れている」と読み取ることができるね。
②500mAの端子につないだ場合
上の図の青のライン
-100、0、100、200、300、400、500を読むようにするよ。
100と200の間、つまり「150mAの電流が流れている」と読み取ることができるね。
③50mAの端子につないだ場合
上の図の青のライン
-10、0、10、20、30、40、50を読むようにするよ。
10と20の間、つまり「15mAの電流が流れている」と読み取ることができるね。
このような回路をつくったよ。
まずは、-の5Aの端子につなぐね。
5A端子につないでいるから、上の写真の針は、0と1の間くらいだね。0.5A(=500mA)よりはちいさそうだけど、細かくはわからないね。
そのような場合は、500mAの端子につけかえるんだ。
そうすると、280mAとよくわかるね。
電流計はこのように端子を上手く取りかえて使うんだよ。
このように、実験を行うときは、
必ず5A端子→500mA端子→50mA端子の順で使うようにするんだ。
理由は上に書いたように、「針が振り切れて電流計が壊れないようにするため。」だよ。
今説明した、3つの端子の使い分け方を動画でのせるね。10秒くらいだよ。
では、電流計の使い方をまとめるね。
電流計は直列につなぐ
+端子には電池や電源の+側をつなぐ
-端子は5Aからつなぐ
つなぐ-端子によって、読む目盛りが変わる。
とても大切だからしっかりと覚えてね!
3.電流のイメージ
さて、ここからが本番。回路に流れるを説明していくよ。
ねこ吉。「電流」ってどんなものかわかる?
図1
図1のような回路があったとするね。ちょっと電球と電池の位置を変えるよ。
図2
図2は図1とまったく同じ回路といえるね。(導線の長さが違っても同じ回路と言ってよい)
図2
この図2の回路をイメージ図で表してみよう。それが↓の図だよ。
ピンクの流れる液→電流
滝と水車→電球
電池→電圧 だよ。
難しそうな図だけど、ここでは、ピンクの液体が電流で、これがグルグル流れているイメージが作れればOKだよ。
こんな感じだね。
4.直列回路に流れる電流
それでは回路に流れる電流の大きさを説明していくよ。
まずは直列回路からだね。
そうそう。このような回路に流れる電流の大きさの説明だね。
例を出しながら説明していくよ。
例1
図の①の場所に3Aの電流が流れているよ。
②の場所には何Aの電流が流れているかわかるかな?
答えを先に言うと、「3A」になるんだ。①と②は同じ電流が流れているんだね。
なぜそうなるかを考えてみるね。
「①」には3Aの電流が流れているね。
ここでポイント!
「回路に分かれ道がなければ、流れる電流の量はどこも同じ」なんだ。
この回路は1本の道で、分かれ道はないね。(これを直列回路というね)
つまり、「直列回路では、どの部分も流れている電流は同じ」となるんだね。
もう少し図に書き加えると、
こんな感じかな?分かれ道がないからどこも同じ電流の大きさだね。
このような問題は1秒以内に解けるようになろう。
迷う人はまだ勉強が足りないよ。
答えは100mAだね。
分かれ道がないから、①と同じ電流が流れている。
という考え方だね。
詳しい図も追加しておくね。
このような感じだね。
これを公式にしてみよう。
電流は、記号I(アイ)を使うよ。
このような直列回路があった場合、
I1、I2、I3(アイワン、アイツー、アイスリー)に流れる電流はすべて等しいね。
だから、直列回路の電流の公式をI1=I2=I3のように書くこともあるよ。
直列回路では、流れる電流はどの場所も同じ
I1=I2=I3と表すことができる。
5.並列回路に流れる電流
次は並列回路に流れる電流を説明するよ。
そうだね。このような回路に流れる電流の大きさの説明だね。
例を出しながら説明していくよ。
例1
①に1A、②にも1Aの電流が流れているとするよ。
このとき、I1(アイワン)にはいくら電流が流れているかな?
この場合は足し算だよ。
イメージ図も使って考えてみよう。
①と②には1Aずつ電流が流れているよね。
I1(アイワン)に流れる電流って、①と②の電流が足されたものだよね。
それを意識しながら勉強していけば、
だんだんわかるようになるよ。
電流は電池の+→-の向きにしか流れない
電池は長いほうがプラスだね。
詳しい図も書いておくね。
もう一つ例を出そう。
例2
①に100mA、②に300mA流れているとするよ。I1(アイワン)に流れる電流は何mAかな?
これもイメージ図をのせるよ。
2つの図を見てごらん。「①の100mA」にI1を足した電流が「300mA」なんだね。
つまり、I1に流れる電流は200mAだね。
式にすると
100+I1=300
I1=200 だね。
詳しい図ものせておくよ。
こんな感じだね!
これを公式にしてみるよ。
並列回路に流れる電流は
分かれ道の電流の合計=合流した道の電流
ということだね。
並列回路では、分かれ道の電流の合計=合流した道の電流
I1+I2=I3と表すことができる。
これで電流の説明は終わりだよ。
電流計の使い方や、直列回路と並列回路の流れる電流の大きさの違いをしっかりとおさえておこう。
このページは必ず何回も読みに来てね。
読むたびに早く読めるようになって、知識も定着するよ。
さて、次は「電圧」についての勉強だよ。
「電流」と「電圧」の違いを完璧にすることが大切だから、ぜひ次のページも読んでみてね。
ここまで読んだ君は本当にすごいね!
よくがんばりました。
お疲れさま。それではまたね☆
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