電力量とは何か?
電力量の計算式と計算方法を中学生向けに詳しく解説していきます!
(中学理科では「電力」と「電力量」は別物だよ!)
急いでいる人のために、先に
「電力量の求め方の公式」を書いておくね!
電力量【J】= 電力【W】×時間【s(秒)】
だね。
ちなみに電力の公式は
電力【W】=電流【A】×電圧【W】だよ。
このページを読み進めると
①電力量とは何か
(電力と電力量の違い)
②電力量の単位
③電力量の計算方法
④電力量の計算問題練習
電力とは違うの?
また、このページは中二理科の電気の単元の8ページ目なんだ。
全てのページを読むと電気の学習が完璧になるよ。
ぜひチャレンジしてみてね!
1.電力量とは何か
①電力と電力量の違い
(電力の学習ページはここから)
②電力量の単位
次は「電力量の単位」だよ。とても大切だから必ず覚えてね!
電力量の単位は「J(ジュール)」だよ!
反対に、友達に「お小遣い、いくらもらってる?」と聞いたときに「500g」と友達が答えたら「え?」となるよね。
お金の単位は? → 円(日本では)
長さの単位は? → mm cm m km など
時間の単位は? → 秒 分 時間 日 年 など。
温度の単位は? → ℃ など
質量の単位は? → mg g kg など
面積の単位は? → cm2 m2 など
こんな感じだね!
必ず覚えておいてね!
そして、この後必要になる、「電力」と「時間」の単位も確認しておこう。
電力の単位は「W」
時間の単位は「s(秒)」
だったね!
2.電力量の公式と求め方
まず、電力量を求める公式を覚えないといけないね。
発熱量を求める公式は
電力量【J】= 電力【W】×時間【s】
だよ。
3.電力量の計算問題
基本的な問題で確認しよう!
例題1
消費電力1200Wの電気ケトルを60秒間使ってお湯を沸かした。このときの電力量はいくらか。
解説
電力は1200W。
時間は60秒。
よって電力量は
1200×60=72000
72000J
例題2
消費電力30Wのパソコンを40分間使って仕事をした。このときの電力量はいくらか。
解説
電力は30W。
時間は40分。
電力量を求めるときの時間は「秒」で考えなければならないから
時間は40×60=2400秒
よって電力量は
30×2400=72000
72000J
例題3
例題1の電気ケトルと例題2のノートパソコンを比べると、
①電力
②電力量
はどちらが大きいか。または同じか。
解答
①電力は電気ケトルが大きい。
(1200W>30Wだから)
②電力量は同じ
(72000J=72000Jだから)
以上で電力量の解説を終わるよ!
公式を覚えておけば簡単だね!
電力量【J】= 電力【W】×時間【s(秒)】
熱量の学習はここから