「双子葉類と単子葉類」
の中学生向け解説ページです。
双子葉類 | 単子葉類 | |
子葉 | 2枚![]() | 1枚![]() |
葉脈 | 網状脈![]() | 並行脈![]() |
維管束 | 輪状![]() | ばらばら![]() |
根 | 主根・側根![]() | ひげ根![]() |
例 | アブラナ サクラ アサガオ ツツジ タンポポ | イネ ユリ トウモロコシ ムギ ササ |
「双子葉類と単子葉類」
は中学1年生の生物で学習します。
①双子葉類・単子葉類の違い
②根・茎・葉のようす
③双子葉類と単子葉類の覚え方
④双子葉類と単子葉類の分類
を知りたいという人はこのページを読めばバッチリだよ!
双子葉類と単子葉類は重要だね!
うん!写真や画像などを使ってくわしく説明するよ!
(目次から好きなところに飛べるよ)
タップできる目次
1.双子葉類と単子葉類の違い
双子葉類と単子葉類とは、植物を仲間わけしたときの分類だね。
人間で言う、白人と黒人みたいなもの?
まあ、簡単に言えばそうかも。笑
双子葉類と単子葉類は、それぞれ特徴があるんだ。
テストにとてもよく出るところだから、しっかりと学習しよう。
双子葉類と単子葉類は次の4つがポイントなんだよ!
①子葉

②葉脈

③維管束


②葉脈


③維管束


④根
それぞれ詳しく見ていこう!
①子葉
まずは子葉についてだよ。
先生!子葉とは何ですか?
子葉とは「始めに出てくる葉」のことだよ!
こんな子葉、見たことあるかな?


うん。あるよ!
上の写真のように、子葉は2枚の植物と1枚の植物があるんだ。
子葉が2枚の植物を双子葉類と言って、子葉が1枚の植物を単子葉類というんだ!
【双子葉類】子葉が2枚の植物
【単子葉類】子葉が1枚の植物



双子葉類の「双」は「2つ」という意味で、単子葉類の「単」は「1つ」という意味なんだよ。
子葉が2枚は双子葉類、子葉が1枚は単子葉類。了解です!
②葉脈
そして、双子葉類と単子葉類では、葉脈にも違いがあるんだ。
葉脈って何ですか?
葉脈とは、葉の模様のように見えるものだね。


でもこれは、ただの模様ではなくて、栄養分や水の通り道なんだよ。
へー、そうなんだ。
うん。人間で言う血管みたなものだね。
そして、双子葉類の葉脈は絶対に下のようなつくりなんだよ。

このような葉脈を網状脈というよ。
また、単子葉類の葉脈は絶対に下のようなつくりなんだ。

このような葉脈を平行脈というよ。
つまり、子葉が2枚なら網状脈、子葉が1枚なら平行脈なんだね!
双子葉類の葉脈は網状脈

単子葉類の葉脈は平行脈
③維管束
双子葉類と単子葉類では、維管束にも違いがあるよ。
維管束とは何ですか?
維管束は、植物の栄養分や水の通り道だよ。
葉の葉脈ともつながっていて、葉脈と維管束は同じものなんだよ!!
茎の断面の維管束を見ると、このようになっているよ。


ちなみに、オレンジ色の部分は「師管」といい栄養分の通り道

青色の部分は「道管」といい、水の通り道

なんだよ。
そして、「師管」「道管」合わせて「維管束」というんだ。

師管と道管は、「内側が(水が通る)道管」「外側が師管」
【ウチの水道管】

と覚えると覚えやすいよ!!
【ウチの水道管】

と覚えると覚えやすいよ!!
なるほど。
そして、双子葉類の維管束は絶対に下のようなつくりなんだよ。

輪のように維管束が並んでいるね。
【輪状】とも言うよ!
また、単子葉類の葉脈は絶対に下のようなつくりなんだ。

維管束は、ばらばらにちらばっているね。
【散在】とも言うよ!
つまり、子葉が2枚なら輪状、子葉が1枚ならばらばらなんだね!
双子葉類の維管束は輪状

単子葉類の維管束はばらばら


単子葉類の維管束はばらばら

④根
最後に、双子葉類と単子葉類では根の形にも違いがあるんだ。
根の形?
うん。下の図を見てみて。


たしかに違うね。。
うん。詳しく見てみよう。
双子葉類の根は絶対に下のようなつくりなんだ。

太い根と細い根があり、太い方を「主根」細い方を「側根」というよ。
単子葉類の根は絶対に下のようなつくりなんだ。

全ての根が細いね。
このような根を「ひげ根」というよ。
つまり、子葉が2枚なら主根と側根、子葉が1枚ならひげ根なんだね!
双子葉類の根は主根と側根

単子葉類の根はひげ根


単子葉類の根はひげ根

⑤一覧表
これらの
①子葉
②葉脈
③維管束
④根
をまとめると、下のような表になるね。
双子葉類 | 単子葉類 | |
子葉 | 2枚![]() | 1枚![]() |
葉脈 | 網状脈![]() | 並行脈![]() |
維管束 | 輪状![]() | ばらばら![]() |
根 | 主根・側根![]() | ひげ根![]() |
例 | アブラナ サクラ アサガオ ツツジ タンポポ | イネ ユリ トウモロコシ ムギ ササ |
何度も見て、しっかりと覚えようね!
2.おすすめの覚え方
①特徴から覚える
双子葉類と単子葉類の特徴を覚えるのは大変だね!
ここでは覚え方のコツを紹介するよ。
お願いします!
1つ目のコツ。それは、双子葉類は中心となる部分がある。と覚えることなんだ!
中心となる部分?
うん。下の双子葉類の図を見てみて。




全てに中心となる部分があるね。
このように覚えることがコツの1つ目だよ!
②ゴロ合わせで覚える
ゴロ合わせで覚えてしまうのも方法の1つだね。
ゴロ合わせは
「掃除で主婦はもう大変!だんながひげの散髪へ」
だよ。それぞれ、
ソウ→双子葉類、主→主根と側根、は(わ)→輪状、もう→網状脈
だん→単子葉類、ひげ→ひげ根、散→散らばっている、へ→平行脈
という意味だよ!
3.双子葉類と単子葉類の分類
最後に、双子葉類と単子葉類がどのように分類されているかを確認しておこう。
双子葉類と単子葉類の分類は上のようになるよ。
双子葉類と単子葉類は、どちらも被子植物の仲間なんだね。
また、双子葉類はさらに、「離弁花類」と「合弁花類」に分けることができるんだよ。
これで、「双子葉類」「単子葉類」の解説を終わるよ。
では、またいつでも遊びに来てねー!
またねー