「コケ植物」
の中学生向け解説ページです。
☆コケ植物の特徴
☆コケ植物の光合成
☆コケ植物の種子や胞子
☆コケ植物の種類
☆コケ植物の分類
を知りたいという人はこのページを読めばバッチリだよ!
コケ植物は、難しいね!
うん!
写真や画像などを使ってくわしく説明するね!
(目次から好きなところに飛べるよ)
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1.コケ植物の特徴
まずはコケ植物の特徴を解説していくね。
①コケ植物が生える場所
コケ植物は日当たりが悪い、しめった場所に生えやすい植物だよ。
下の図でいうと、★のような場所だね。

日当たりが悪目の、湿った場所に生えるんだね!


そういうことだね。
コケがあると日本らしさが出るよね!
②コケ植物の体のつくり
では、コケ植物の体の特徴を説明するね。とても大切なところだからしっかりと学習しよう!
★コケ植物と光合成
まずはコケ植物と光合成からだね。
コケ植物は、きれいな緑色をしているね。
これは、コケ植物の細胞に「葉緑体」が含まれているためなんだ。
植物は葉緑体で光合成をするから、コケ植物は光合成をするんだね!
これがコケ植物の葉緑体だよ。
コケも光合成をするんだね!
★コケ植物の体
次にコケ植物の体を詳しく見てみよう。
コケ植物の体は、このようになっているよ。
コケ植物の体のつくりで、大切なことは次の2点。
①根・茎・葉の区別がない
②維管束がない
ことなんだよ。
え、コケって根・茎・葉が決まってないの?
そうなんだ。言われてみれば、どれが葉とか茎とか、わからないよね。
根・茎・葉の区別がないからだね。
特に大切なのが、「根がないこと」だね。
コケ植物は、根のかわりに、「仮根」という部分をもつんだ。
これは根じゃないの?
うん。根ではないんだ。だからここからは水は吸収してないよ!!
仮根は地面や岩にくっつくはたらきをするものなんだ。
だからコケは岩に生えることができるんだね!
そういうこと!
で、先生、コケは仮根から水を吸収しないなら、どこから吸収しているの?
コケは、体の表面から水を吸収するんだよ。
だから、他の植物と違って、維管束がないんだね。
これらは非常に大切だから、必ず覚えておこうね!
コケの体の特徴は次の2つ
①根・茎・葉の区別がない
①根・茎・葉の区別がない
②維管束がない
コケは「仮根」という部分を持ち、仮根で地面や岩にはりつく。コケは体の表面から水を吸収するため、維管束はもたない。
③コケ植物の増え方
次はコケ植物の増え方だよ。
植物だから種子で増えるんだよね?
それは違うんだ。コケ植物は種子をつくらない植物なんだよ!
(種子とは種のことだね。)
(種子とは種のことだね。)
種子をつくらないなら、コケはどうやってなかまを増やしているの?
コケは「胞子」でなかまを増やすんだよ。
コケには「雌株」と「雄株」があり、雌株には「胞子のう」という胞子が入った袋があるんだよ。


ゼニゴケの雌株↓

ここの胞子のうから胞子をだして、子どもをつくるんだよ。

しっかりと覚えておこうね!
コケは種子でなく胞子で増える。了解です!
2.コケ植物の種類
次にコケ植物の種類だよ。
テストによく出るコケ植物は「ゼニゴケ」「スギゴケ」の2つだよ。
興味がある人は他のコケ植物も知っておこう。
ゼニゴケ | スギゴケ | ミズゴケ |
![]() | ![]() | ![]() |
タマゴケ | ホソウリゴケ | スナゴケ |
![]() | ![]() | ![]() |
コケもきれいで面白いね!
ほんとだね!
3.コケ植物の分類
最後に、コケ植物の分類を見ていこう。
まずコケ植物は、種子をつくらない植物だったね!

胞子で増えるもんね!
そして、コケ植物は、
根・茎・葉の区別がない
維管束がない
という特徴あったね。この2つの特徴があると、コケ植物に分類されるんだよ!

逆に言うと、シダ植物には根・茎・葉の区別と維管束があるんだね!
うん。そういうことだね!
(シダ植物の詳しい学習はここから)
(シダ植物の詳しい学習はここから)
これで、コケ植物の解説を終わるよ。
コケは種子をつくらず胞子で増える
コケに根・茎・葉の区別はない
コケに維管束はない
コケは仮根をもち、地面や岩にはりつく
コケは表面から水を吸収する
仮根や表面から水を吸収すること、胞子でなかまを増やすことなどをしっかりと覚えておこうね!