「師管」「道管」「維管束」
の中学生向け解説ページです。
下のことを知りたい人にオススメのページだよ!
☆師管・道管・維管束の違い
☆茎の「師管」「道管」「維管束」
☆葉の「師管」「道管」「維管束」
☆根の「師管」「道管」
について知りたいという人はこのページを読めばバッチリだよ!
師管・道管・維管束、ややこしいね!
うん!写真や画像などを使ってくわしく説明するよ!
みなさんこんにちは!さわにいと言います!
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では師管・道管・維管束の学習スタート!
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タップできる目次
1.師管・道管・維管束の違い
まずは師管・道管・維管束の違いをしっかりと確認しよう。
①師管とは
師管とは、植物の葉でつくられた栄養分の通り道だよ。
葉でつくられた栄養分?
この栄養分はデンプンといって、人間で言う「ごはん」のようなものだよ。
そして、このつくった栄養分は植物の体のすみずみまで届ける必要があるんだ。
そこで必要になるのが「師管」なんだよ。
師管は「葉」「茎」「根」まで、しっかりと繋がっているんだ!
栄養分を運ぶのが師管。了解です!
②道管とは
道管とは、根から吸い上げた水や養分の通り道だよ。
根から吸い上げた水や養分?
うん。植物は根から水を吸い上げるね。吸い上げた水は、光合成や体温などの調節に使うんだ。
その水の通り道なんだね!
「養分」とは何?ごはんのこと?
少し違うよ。さっき出てきた、「葉でつくった栄養分」をごはん

とするなら、
「根から吸い上げた養分」は人で言う「野菜」みたいなものかな?
人間もごはんだけでは健康に生きられないよね。
植物もデンプン以外に他の養分が必要なんだ。それを根から吸い上げるんだね。
だから肥料をあげるのか!
そうそう。肥料をあげると健康に育つよね!養分は根から吸い上げているんだね!
そしてもちろん、道管も根・茎・葉と繋がっているよ!

葉で作られたデンプン(有機養分)を「栄養分」
根から吸い上げる無機養分を「養分」と区別することが多いよ!
③維管束とは
最後は維管束についてだね!
維管束って何ですか?
難しくないよ。
維管束とは、師管や道管が集まった束のことだよ。
下の写真を見てみて。

そうめん1本1本が師管・道管とすると、そうめんの束が維管束なんだよ。
つまり、師管と道管の束を合わせて「維管束」という感じだね!



師管と道管をあわせて維管束。了解しました!
ではここまでを一度まとめよう。
★師管
植物の葉でつくられた栄養分の通り道

★道管
根から吸い上げた水や養分の通り道

★維管束
師管や道管が集まった束

植物の葉でつくられた栄養分の通り道

★道管
根から吸い上げた水や養分の通り道

★維管束
師管や道管が集まった束

だね。
では次に、①茎、②葉、③根の師管と道管を詳しく見ていこう!!
2.茎の師管・道管・維管束
①茎の師管
まずは茎の師管のようすを見てみよう。
上の図のように、茎を切って、断面の様子を見てみるよ。
すると師管のようすは、次のようになるんだ。

双子葉類の師管、単子葉類の師管?
うん。双子葉類とは、初めて出てくる葉が2枚の植物だよ。


このような植物の師管は、輪のようになるんだね。

そして、単子葉類とは、初めて出てくる葉が1枚の植物だよ。


このような植物の師管は、ばらばらにちらばるんだね。

そしてもう1つ。師管は道管より外側にあるから、それも必ず覚えておこうね!
これはとても大切だよ!
師管は外側だね。了解!
②茎の道管
次には茎の道管を見てみよう。
茎の断面を見ると、道管は次のようになるんだ。

道管も双子葉類と単子葉類で違うんだね!
うん。双子葉類は、道管も師管と同じように輪のようになるよ。

そして単子葉類の道管は、ばらばらにちらばるよ。

最後に重要なポイント。道管は師管より内側にあるから、それも必ず覚えておこうね!
内側が水が通る道管だから

ウチの水道管と覚えると覚えやすいよ!
ゴロ合わせで覚えるのもいいね!
③茎の維管束
最後に茎の維管束についてだよ。
維管束は、師管と道管の集まりだったね!
そのため、双子葉類の維管束と、単子葉類の維管束はそれぞれ下のようになるね。

双子葉類が輪の形、単子葉類がばらばらだね!
そういうことだね。
では次に、葉の師管、道管、維管束を見てみよう。
3.葉の維管束
①葉の表面の維管束
では、葉の維管束を見ていこう。
まず葉の表面を見てみるよ。
葉の表面を見ると、このようになっているよね。

葉の表面には、このような模様がついているね。
うん。このような葉の模様を「葉脈」というんだ。
この葉脈が、葉の維管束だよ。
これ、模様じゃなくて、栄養分や水の通り道だったんだ!
そうなんだ。「葉脈=維管束」これを覚えておいてね。
ちなみに、双子葉類の葉脈を網状脈と言って

単子葉類の葉脈を平行脈というよ。

②葉の断面の維管束
次に、葉の断面を見てみよう!
葉の断面とは、このような部分だね。

上の図の、中心部分が維管束(葉脈)だね!
さらに詳しい図で見ると、下のようになるね。

維管束(葉脈)の中に、しっかりと師管と道管が通っていね!
うん。師管と道管は茎から次のように繋がっているよ!

葉では、表側(上側)が道管、下側が師管になるよ。必ず覚えておこうね!
では、葉の師管・道管・維管束をまとめよう!
①葉の表面の維管束
葉の表面では、維管束が「葉脈」として見える。双子葉類の葉脈は網状脈

単子葉類の葉脈は平行脈
である。②葉の断面の維管束
葉の断面の維管束は下のようになる。
葉の表側に道管、裏側に師管がある。
葉の表面では、維管束が「葉脈」として見える。双子葉類の葉脈は網状脈

単子葉類の葉脈は平行脈

葉の断面の維管束は下のようになる。

これで葉の維管束もバッチリだね!
4.根の師管・道管・維管束
最後に根の師管・道管・維管束を確認しよう。
ここまで何度か出てきたけれど、根にも師管・道管は繋がっているよ。

根の師管・道管はどのようなつくりなの?
根の道管・師管のつくりは少し難しいんだ。
だけど、根の最も中心に道管。その周りに師管がある。
というイメージでOKだよ。
根の断面①

根の断面②

根の断面③

根の師管と道管の関係も、
内側が水が通る道管で

ウチの水道管と覚えるといいね!
茎と同じ覚え方でいいんだね!
そういうこと!
根は、最も中心に道管があり、そのまわりに師管がある。
ウチの水道管と覚えるとよい。
これで、師管・道管・維管束の解説を終わるよ。
では、またいつでも遊びに来てねー!
学習お疲れさまでした!
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