「シダ植物」
の中学生向け解説ページです。
☆シダ植物とはどんな植物か
☆シダ植物の種子と胞子
☆シダ植物の種類
☆シダ植物の分類
を知りたいという人はこのページを読めばバッチリだよ!
シダ植物は、難しいね!
うん!
写真や画像などを使ってくわしく説明するね!
(目次から好きなところに飛べるよ)
1.シダ植物とはどんな植物か
シダ植物の特徴を解説していくね。
中学生で最も重要なシダ植物「イヌワラビ」で解説していくよ。
中学生が必要なシダ植物の知識は、イヌワラビだけでOKだよ。
①シダ植物のつくり
これがシダ植物のなかまの「イヌワラビ」だよ。
普通の植物に見えるよ。
うん。だけど大切なポイントがたくさんあるんだよ!
まずはこの部分を見てみて!
この赤の部分は何だと思う?
茎でしょ?
はずれー。この部分は「葉」なんだよ!
え?この部分も葉なの?
うん。実はイヌワラビはこれで葉の一枚なんだ。
テストにもよく出るから、しっかりと覚えておいてね!!
では先生、茎はどこなの?
茎はこの部分だよ。
え?ここ地面の中だよね?
うん。イヌワラビの茎は地面の中なんだ。これを「地下茎」というよ。「地下にある茎」という意味だね!
そしてここが根だね。
根はわかりやすいね。
うん。葉と茎に注意して覚えようね!
そしてもう一つ大切なポイント、
シダ植物の葉の根もとの断面を見てみよう。
断面はこのようになるよ。
シダ植物には維管束(師管や道管などの集まり)があるんだ。
シダ植物には根・茎・葉の区別があり、維管束があるんだね!
そういうこと!一度まとめておこう
シダ植物の特徴①
根・茎・葉の区別がある
(葉と茎に注意!)
シダ植物の特徴②
維管束がある

根・茎・葉の区別がある
(葉と茎に注意!)
維管束がある
②シダ植物のなかまの増やし方
では次に、シダ植物のなかまの増やし方を見ていこう。
植物のなかまの増やし方って種で増やすんじゃないの?
ねこ吉。中学理科では、種のことを「種子」というから注意してね。
そして、シダ植物は「種子をつくらない植物」なんだよ!
え?種子をつくらないの?じゃあどうやって増えるの?
シダ植物は「種子でなく胞子で増える」んだよ。
イヌワラビの葉の裏を見てみよう。
何かついてる!
うん。これを「胞子のう」というんだよ。この中に「胞子」が入っているんだ。
胞子のうを顕微鏡で拡大して見てみよう。
このようになっているよ。
この胞子のうから胞子が飛び出るんだよ。
動画を見てみよう。(10秒)
ほんとだ!胞子が飛び出してる!
そして、この胞子から、「前葉体」という新しい子どもが生まれてくるんだ。
シダ植物は種子はつくらず胞子で増える。必ず覚えておこう!
わかりました!
シダ植物は種子をつくらない
シダ植物は胞子で増える
シダ植物の胞子は、葉の裏の「胞子のう」の中にある
2.シダ植物の種類
次はシダ植物の種類を見ていこう。
基本的にテストに出るシダ植物はイヌワラビだけだよ。
それに加えて、下の表の植物も知っておけばカンペキだね。
イヌワラビ | スギナ | ゼンマイ |
ウラジロ | ヘゴ | ヒカゲノカズラ |
いろいろなシダ植物があるんだね!
3.シダ植物の分類
最後に、シダ植物の分類を見ていこう。
まずシダ植物は、種子をつくらない植物だったね!
胞子で増えるもんね!
そして、シダ植物は、
根・茎・葉の区別がある
維管束がある
という特徴あったね。この2つの特徴があると、シダ植物に分類されるんだよ!
逆に言うと、コケ植物には根・茎・葉の区別と維管束が無いんだね!
うん。そういうことだね!
(コケ植物の学習はここから)
(コケ植物の学習はここから)
これで、シダ植物の解説を終わるよ。
根・茎・葉のつくりや維管束、胞子でなかまを増やすことなどをしっかりと覚えておこうね!