酸素の性質を中学生向けに詳しく解説!
テストに出題される酸素の性質は、このページを読めば完璧だよ!
急いでいる人のために、まずは酸素の性質のまとめを書いておくね。
酸素(化学式O2)の性質まとめ
作り方 | 二酸化マンガン+うすい過酸化水素水を加える 二酸化マンガン+オキシドール レバー+過酸化水素水 |
集め方 | 水上置換法 |
色 | 無色 |
におい | 無臭 |
(空気と比べたときの)重さ | わずかに重い |
水への溶けやすさ と水溶液の液性 | ほとんど溶けない 水に溶けても中性 |
その他の性質 | 空気中の約21% 物を燃やすのを助ける 生物の呼吸に必要 |
このページを読めば、
詳しい解説が写真や動画付きで学習することができるよ☆
5分で酸素がバッチリになるよ!
1.酸素の作り方と集め方
①酸素の作り方
酸素の作り方は、主に下の通り。
大切なものから並べるね!
①二酸化マンガンにうすい過酸化水素水を加える
②二酸化マンガンにオキシドールを加える
③レバーに過酸化水素水を加える
④酸素系漂白剤に湯を加える
だよ。
と
「オキシドール」は何が違うの?
できれば両方覚えておこう!
②酸素の集め方
酸素の集め方は「水上置換法」を使うんだ!

(ここでは酸素ボンベを使用)
「どれだけ気体がたまったか目に見える」
他にも気体を集める方法があるんだよ。
下に気体の集め方と集めることができる気体をまとめておくね。
水上置換法 | 上方置換法 | 下方置換法 |
![]() | ![]() | ![]() |
水に溶けにくい気体を 集める方法 | 水に溶けやすく 空気より軽い気体を 集める方法 | 水に溶けやすく 空気より重い気体を 集める方法 |
酸素 水素 窒素 二酸化炭素など | アンモニアなど | 塩素 塩化水素 二酸化炭素など |
「二酸化マンガン」は黒色の個体
「オキシドール」は無色の液体だよ
2.その他の酸素の性質と特徴
作り方、集め方以外の酸素の性質をのせておくね。
ここもテストによく出るので、必ず覚えておこう。
①空気中をしめる割合
まずは酸素が空気中にしめる割合を確認しよう!
酸素は空気中の約21%をしめているんだよ!
あれ?空気ってなんだっけ?
集まりを「空気」というよ!



(約8割が窒素(ちっそ)だね。)
②物を燃やすのを助けるはたらきがある
続いての酸素の性質は、
酸素は物を燃やすのを助けるはたらきがある。
だよ。
(これを助燃性とも言うよ)


ちなみに、
「水素」という気体は「水素自身が燃える」んだけど、それと混ざらないように注意しようね!
しっかりと覚えておくよ!
③酸素は生物の呼吸に必要である。
酸素は生物の呼吸に必要なものだね。
うん。生物の基本だから、必ず覚えておこうね。
じゃあおまけで一つ質問。
「動物は呼吸で酸素を吸って二酸化炭素を吐く。
では植物は呼吸何を吸って何を吐く?」
でした!
間違いやすいから注意してね!
(もちろん光合成では二酸化炭素を吸収して酸素を出すよ)
くそがーー!!
④酸素は水に溶けても中性
酸素は水にはほとんど溶けないね。
そして溶けても中性なんだよ。
BTB溶液で確認してみよう!(20秒)
BTB溶液は
①酸性 → 黄色
②中性 → 緑色
③アルカリ性 → 青色
に変化したね!
3.酸素の性質と特徴の一覧
最後に酸素の性質と特徴をまとめるよ!
中学生はこの表を覚えれば完璧だよ!
酸素(化学式O2)の性質まとめ
作り方 | 二酸化マンガン+うすい過酸化水素水を加える 二酸化マンガン+オキシドール レバー+過酸化水素水 |
集め方 | 水上置換法 |
色 | 無色 |
におい | 無臭 |
(空気と比べたときの)重さ | わずかに重い |
水への溶けやすさ と水溶液の液性 | ほとんど溶けない 水に溶けても中性 |
その他の性質 | 空気中の約21% 物を燃やすのを助ける 生物の呼吸に必要 |
みんなもがんばってね!