1.分子とは
①原子と分子の違い
さて、ここからは「分子」の勉強だよ。
例②
例③
という感じかな。
しっかりと確認してね。
① 原子によって、くっつく原子の種類や個数が決まってる。
ここが大事なポイントなんだ。それでは順番に説明していくね。
②原子によって、くっつく原子の種類や個数が決まってる。
まずポイント①から説明するよ。
① 原子によって、くっつく原子の種類や個数が決まってる。
まずは「くっつく種類」についてだけど、
原子によって、仲が良い原子と、悪い原子と原子が決まっているんだ。
例えば水素原子→はいろんな原子と仲が良くて、
酸素原子→や
窒素原子→、
炭素原子→、
そして自分と同じ水素原子→
など。
いろいろなものとくっついて分子をつくることができるんだ。
だけど水素原子にも仲が悪い原子がいて、
ヘリウム原子→などとは分子をつくることはできないんだ。
こんな感じで、原子によって
仲の良い原子(くっつける原子)や、
仲の悪い原子(くっつかない原子)が決まっているんだね。
があるんだね。わかったよ。
くっつく個数が決まって
いるっていうのは?
じゃあねこ吉。この2つは?
そうだよね。それもそのはず。
水素原子が3つくっつくことや、4つくっつくことはありえないんだよ。
ちなみに、水素原子1つで空気中を飛び回ることもないんだよ。
繰り返すけど、水素は1つでも、3,4、5でもなく、
いつも2つでくっついていたいんだ。
これを「水素分子」というんだよ。
1年生のとき実験で水素を
発生させたよね。
集めた水素をモデル(絵)で書くと、
どんな感じなの?
②水素は燃えやすい
③水素は燃えて水ができる
じゃあ、上の例2で
でてきた酸素原子の場合は?
②呼吸では酸素を吸う
③酸素はものが燃えるのを助ける
④空気の約2割は酸素である
のことだよ。
(酸素原子は吸っても呼吸できないし、ものが燃えるのを助けないよ。)
いつも2つでいたいんだね。
→ これはね。「オゾン分子」というんだよ。
オゾン分子は中学ではあまり出てこないから、覚えないでいいけどね。
③原子がどのようにくっつくか。で分子の性質が決まる。
だけで、急に臭くて毒に
なっちゃうの??
それがポイント②のところだね。
生き物が呼吸をするのに必要な、
あの酸素。
1年生で学習した。よく燃える
あの水素。
酸素原子1個がミッキーみたい
にくっついてる。
ほんとだね。これ→ は水分子っていうんだよ。
(コップ一杯の水に水分子()が6000000000000000000000000個くらいかな?)
つまりこれも、くっつきかたで性質がまったく
変わってしまうんだね。
それによって性質が変わってしまうのか。
分子っておもしろいね。
もう一度分子のポイントを確認しておくよ。
① 原子によって、くっつく原子の種類や個数が決まってる。
しっかりと理解しようね。
くっつくメンバーで特徴も変わるもんね。
人間と原子は意外と似てるかもね。ねこ吉。