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化学反応式の書き方の手順が読むだけでわかる!

このページでは、化学反応式の書き方の手順を中学生に向けて説明するよ!
また、このページは【化学反応式の書き方解説】の6ページ目だよ。
化学反応式の書き方を1から学習したい人は1ページ目から読んでみてね!
それでは化学反応式の書き方の学習スタート☆

1.化学反応式の書き方

さてみんな、前のページまでを読んで「係数」の意味は
しっかり理解できているかな?

いよいよ化学反応式の書き方の学習だよ。がんばろうね!

化学反応式は、次の①~③の手順で書けば絶対にうまく書くことができるよ。

書き方① 反応式を日本語で書く

書き方② 日本語分を「化学式」に変える

書き方③ モデルを書いて原子の個数をそろえる

それでは①から説明を始めていくね!


書き方① 反応式を日本語で書く

まず、書きたい化学反応式を、「日本語」で書くようにしよう。

反応前の物質を矢印の左に、反応後の物質を矢印の右に書くよ!
例題で確認しながらやってみよう!
数学と違って、反応前と反応後の式は「=」ではなく「→」でつなぐよ!

 


例題① 「炭素と酸素がくっついて、二酸化炭素になる化学反応式を書け。」

「炭素」と「酸素」が合わさって「二酸化炭素」になるんだね。だから、

炭素 + 酸素 → 二酸化炭素

これでOK!


例題② 「水を電気分解して、水素と酸素に分かれる化学反応式を書け。」

「水」が「水素」と「酸素」に分かれるんだね。だから

 → 水素 + 酸素

これでOK!


例題③ 「酸化銀を加熱して、銀と酸素に分かれる化学反応式を書け。」

「酸化銀」が「銀」と「酸素」に分かれるんだね。だから

酸化銀 →  + 酸素

これでOK!

 

これで「書き方①反応式を日本語として書く」は完成!

慣れれば、この書き方①はやらなくてもいいんだけど、初めのうちは必ずやろうね。

それでは、書き方②に進むよ。

 


書き方② 日本語の部分を「化学式」に変える

それでは例題の続きをするよ。

例題① 「炭素と酸素がくっついて、二酸化炭素になる化学反応式を書け。」

炭素 + 酸素 → 二酸化炭素

ここまでは書き方①でやったんだよね。

では、「書き方②日本語の部分を「化学式」に変える」をやってみよう!

日本語炭素 + 酸素 二酸化炭素

日本語部分化学式に変えるよ。炭素の化学式は「C」酸素は「O」二酸化炭素は「CO」。つまり

化学式になおすC + OCO

だね。

(まだ化学式をおぼえていない人は練習をしよう。化学式をおぼえないと、
「書き方②」ができないから、化学反応式は絶対書けるようにならないよ。)

これで「書き方②」はOKだよ☆

 


ねえ先生。日本語の「酸素」を
化学式に変えるとき、
「O」か「O」か、迷うん
だよね…。

 

いい質問だね。

結論から言うと、酸素は絶対に「O」と書かなければいけないよ!

 

ただ、その理由は話すと少し長くなってしまうんだ…。

「理由はいいから、とにかく書ければいい!」という人は、さっきの

で練習して、「とにかく練習問題と同じ化学式に直せばよい」
とおぼえていいよ。


ただ、できれば理由もわかったほうがいいから、
説明しておくね。

 

話は「分子」のところに戻るんだけど、

①. 酸素原子→酸素原子
1つで空気中をとびまわることは無い。
吸っても呼吸の役に立たない。
ものを燃やすのを助けない。
②. 酸素分子→酸素分子
空気中ではいつもこのように酸素原子2つがくっついて飛び回り、「酸素分子」となっている。
呼吸に必要。
ものが燃えるを助ける。
③. オゾン分子→オゾン分子
毒。 くさい。

という感じだったよね。

さて、

例題① 「炭素と酸素がくっついて、二酸化炭素になる化学反応式を書け。」

の「酸素」は①~③のどれだと思う?

③. の酸素分子酸素分子か。
そう、化学反応式で「酸素」と出てきたら、「酸素原子酸素原子」のことではなく、「酸素分子酸素分子」の
ことなんだよ。
これはいつも、必ず、絶対に「酸素分子のことなんだ。」
だから化学反応式のときは、「O」と書かなければいけないんだね。
(同じように水素は「H」。窒素は「N」。)

わかったかな?

長くなったけど、これで書き方②の例題①を終わるよ。


それでは例題で書き方②「日本語の部分を化学式に変える」の続きをするよ。

例題② 「水を電気分解して、水素と酸素に分かれる化学反応式を書け。」

 → 水素 + 酸素

ここまで書き方①でやったんだよね。

では、「書き方②日本語の部分を「化学式」に変える」をやってみよう!

日本語→  水素  + 酸素

日本語部分化学式に変えるよ。水の化学式は「HO」、は「H」、酸素「O」。つまり

化学式になおすHO H+ O

だね。

これでOKだよ☆


それでは例題③に進もう。

例題③ 「酸化銀を加熱して、銀と酸素に分かれる化学反応式を書け。」

酸化銀 →  + 酸素

ここまで書き方①でやったんだよね。

では、「書き方②日本語の部分を「化学式」に変える」をやってみよう!

日本語酸化銀  →  銀  +  酸素

日本語部分化学式に変えるよ。酸化銀の化学式は「AgO」

化学反応式の練習問題

でおぼえたのをそのまま書くだけだよ。銀は「Ag」。酸素は「O」。つまり

化学式になおす: Ag→  Ag  O

だね。

これでOKだよ☆


 

よし。残るは「書き方③ モデルを書いて原子の個数をそろえる」
だけだね。ここは係数をつかうよ。

 

係数については、前のページで学習したよね。
自信あるぞ!

お、頼もしいね!

水の係数

青い数字のことだよね。

あとはこの係数をつけることで、原子の個数をそろえることができるようになれば、
化学反応式が完成だよ!


書き方③ モデルを書いて原子の個数をそろえる

 

例題① 「炭素と酸素がくっついて、二酸化炭素になる化学反応式を書け。」

書き方②で

C  +  O    CO

ここまで完成しているね。

それでは②で書いた式の下にモデルを書いてみよう。

C  +  O    CO

炭素原子 +   酸素分子  →  二酸化炭素分子

こんな感じだね。
モデルを書いたら、矢印の左側と右側で、原子の粒の数が同じかを確かめるんだ。

 

二酸化炭素化学反応式 こんな感じ。
炭素原子  +  酸素分子  →  二酸化炭素分子

そうすると、

矢印の左側 … 炭素原子(炭素原子)が 1つ。 酸素原子(酸素原子)が2つ

矢印の右側 … 炭素原子(炭素原子)が 1つ。 酸素原子(酸素原子)が2つ

となり、矢印の左と右で原子の個数はそれぞれ同じだね。

矢印の左と右で原子の数が同じ場合は、書き方②でつくった

C  +  O    CO

この式のままで化学反応式の完成となるよ。

係数は書かななくていいんだね。
例題① 「炭素と酸素がくっついて、二酸化炭素になる化学反応式を書け。」
答え  C  +  O  →  CO

次は例題②だね。

例題② 「水を電気分解して、水素と酸素に分かれる化学反応式を書け。」

書き方②で

HO    H  +  O

ここまで完成しているね。

②で書いた式の下にモデルを書いてみよう。

HO    H  +  O

水分子   →  水素分子  +  酸素分子

こんな感じだね。

モデルを書いたら、矢印の左側と右側で、原子の粒の数が同じかを確かめるよ。

矢印の左側 … 水素原子(水素原子)が 2つ。 酸素原子(酸素原子)が1つ

矢印の右側 … 水素原子(水素原子)が 2つ。 酸素原子(酸素原子)が2つ

だよね。

例題①と違って、矢印の左と右で原子(酸素原子)の個数があっていないね。

原子の個数があっていない場合、

HO    H  +  O

という化学反応式のままでは間違いになるんだよ。

え?間違いなの!?
水が水素と酸素に分かれているのに。
間違いなんだ。矢印の左と右で、原子の個数がそろっていないと、
「 HO → H + O 」の1つ増えた酸素原子はどこからきたの?
となってしまうからね。

それでは、係数をつけて、原子の個数を左右でそろえていくよ。

確認だけど、係数は化学式の前、

水の係数空白

のピンクの四角の中にしか書いてはいけないよ。
絶っっっ対に赤の小さい数字を書いたり変えてはいけないよ。

 

前のページで先生が言ってた、
赤の数字を変えると別の物質
になってしまうから。だね。
そういうこと。それでは係数を書いて、左右の原子の個数をそろえよう。

水の係数空白

水分子   →  水素分子  +  酸素分子

今、矢印の左側の酸素原子が、1個たりないね。
足りない所を増やしていけば、いつか必ずそろうよ。

それでは、左側の酸素原子を増やそう。

何度も言うけど、ピンクの四角に係数をつけて、
水分子ごと増やさなければいけないよ。

水の係数1つ2

水分子 水分子 →  水素分子  +  酸素分子

矢印の左側 … 水素原子(水素原子)が 4つ。 酸素原子(酸素原子)が2つ

矢印の右側 … 水素原子(水素原子)が 2つ。 酸素原子(酸素原子)が2つ

となって。ねらい通り、酸素原子の数が左右でそろったね☆
あれ?だけどこんどは、
水素原子の数がずれてしまったよ。
ほんとうだね。でも矢印の左側の酸素を増やすには、これしか方法がないから、これでいいんだよ。
水素の数がずれてしまったら、またそろえればいいんだ。
足りない所を増やしていけば、いつか必ずそろうからね
水の係数1つ2

水分子 水分子 →  水素分子  +  酸素分子

それでは水素も足りないところを増やしてそろえよう。
右側のHの前に係数をつけて…。
水の係数2つ2
水分子 水分子  → 水素分子 水素分子 + 酸素分子

矢印の左側 … 水素原子(水素原子)が 4つ。 酸素原子(酸素原子)が2つ

矢印の右側 … 水素原子(水素原子)が 4つ。 酸素原子(酸素原子)が2つ

となって、原子の数が左右でそろったね!だから

水の係数2つ2

この化学反応式で完成だよ!

例題② 「水を電気分解して、水素と酸素に分かれる化学反応式を書け。」
答え  2HO  →  2H  +  O

最後は例題③だね。

例題③ 「酸化銀を加熱して、銀と酸素に分かれる化学反応式を書け。」

書き方②で

AgO    Ag  +  O

ここまで完成しているね。

②で書いた式の下にモデルを書いてみよう。

AgO    Ag  +  O

酸化銀1つ  →   銀原子  +  酸素分子

こんな感じだね。

モデルを書いたら、矢印の左側と右側で、原子の粒の数が同じかを確かめるよ。

矢印の左側 … 銀原子(銀原子)が 2つ。 酸素原子(酸素原子)が1つ

矢印の右側 … 銀原子(銀原子)が 1つ。 酸素原子(酸素原子)が2つ

だよね。

例題②と同じように、矢印の左と右で原子(銀原子も酸素原子も)の個数があっていないね。

原子の個数があっていないから、

AgO    Ag  +  O

という化学反応式のままでは間違いだね。

それでは正解になるように係数をつけて、
原子の個数を左右でそろえていくよ。

係数は化学式の前、

酸化銀の係数空白

のピンクの四角の中にしか書いてはいけないね。
赤の小さい数字を書いたり変えたりしないでね。

それでは係数を書いて、左右の原子の個数をそろえよう。

酸化銀の係数空白

酸化銀1つ  →   銀原子  +  酸素分子

 

今、矢印の左側の酸素原子が、1個、
右側の銀原子が1個たりないね。
足りない所を増やしていけば、いつか必ずそろうんだよね。

酸素と銀、どっちから増やしてもいいけど、
とりあえず銀原子から増やそうか。

酸化銀の係数銀2

酸化銀1つ  → 銀原子 銀原子  +  酸素分子

これで左右の銀原子がそろったね!
あとは左側に酸素原子がたりないから増やしてみよう。
係数は化学式の前、ピンクの四角の前につけるんだよね。

酸化銀の係数銀2酸素2

酸化銀1つ    銀原子 銀原子    酸素分子
     →        +
酸化銀1つ

となり、矢印の左右で酸素原子の数がそろったね。

あれ先生、酸素はそろったけど、
さっきそろえた銀が、またそろわなく
なっちゃったよ!
ほんとうだね。ではまた銀原子をそろえよう。
足りない所を増やしていけば、いつか必ずそろうからね。
右側の銀原子の数を2→4にして…。
酸化銀の係数銀4酸素2

酸化銀1つ    銀原子 銀原子    酸素分子
     →        +
酸化銀1つ    銀原子 銀原子

矢印の左側 … 銀原子(銀原子)が 4つ。 酸素原子(酸素原子)が2つ

矢印の右側 … 銀原子(銀原子)が 4つ。 酸素原子(酸素原子)が2つ

となって。銀原子も酸素原子も左右で数がそろったね☆だから
酸化銀の係数銀4酸素2

この化学反応式で完成だよ!

例題③ 「酸化銀を加熱して、銀と酸素に分かれる化学反応式を書け。」
答え  2AgO  →  4Ag  +  O
だね!

さて、これで化学反応式のつくり方の説明は終わりだよ。
よくがんばったね!
ただ、
1回読んだだけでは理解が難しいから、1章から何度も繰り返して読むんだよ。
そして、原子の記号や化学式も練習問題で何度もチャレンジしてね。
それじゃあ、またね☆

化学反応式の書き方をもう一度確認したければ
下のリンクを使ってね!
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