「アブラナの花のつくり」
の中学生向け解説ページです。
「アブラナの花のつくり」
は中学1年生の生物で学習します。
①アブラナの花の分解の実験動画
②アブラナの花の4つの部分
③アブラナの花の受粉後の成長
④アブラナの花の分類
を学習したいという人は
このページを読めばバッチリだよ!
アブラナと菜の花は同じもの
と思って話を聞いてね!
と思って話を聞いてね!
うん。まずこのページの内容を動画で知りたい人は下から見てね!
10分と少し長いけれど、動画もわかりやすいよ!
(目次から好きなところに飛べるよ)
ではアブラナの花の学習を始めよう!
おー。楽しみだ!
まず始めに「花」の確認だよ。
下の絵を見て、アブラナの「花」がどの部分かわかるかな?

え、全部じゃないの?
全部じゃないんだよ。花というのはこの部分なんだ。

あ、なるほど。
今日はこの「花」の部分の学習だから、間違えないようにしてね!
了解しましたー!
では、アブラナの花を詳しく見ていこう!
これがアブラナの1つの花だよ。

この花を分解してみよう。
分解したものをセロテープで貼り付けると、このようになるよ!

おー。おもしろい!
ほんとだね!
①めしべ
②おしべ
③花弁(花びらのこと)
④がく
という4つに分解できたよ!
順番は花の中心から
めしべ→おしべ→花弁→がく
の順だね!
では、1つ1つを詳しく見ていこう!
①めしべ
これがめしべだね。


めしべは1つの花に1つだけあるんだよ。
そしてめしべのそれぞれの部分には、名前がついているよ。
★柱頭


めしべの先の部分を柱頭というよ。
そして、柱頭に花粉がつくことを「受粉」というんだ。
受粉すると、めしべが成長していくんだよ。
これは後で解説するね。
★花柱


柱頭の下の、少し細くなっている部分を「花柱」というよ。
テストにはあまり出ないから、知っておくだけでいいよ。
★子房


めしべの下の膨らんだ部分を「子房」というよ!
これはとても大切だから、必ず覚えておいてね!
★胚珠
子房の中を、カッターで切って見てみよう。


何か粒が入っているね。
うん。この粒を「胚珠」というんだ。
めしべの子房の中には、胚珠が入っている。
必ず覚えておこう!
めしべは「柱頭」「花柱」「子房」「胚珠」からできている

②おしべ
これがおしべだね。


おしべは1つの花に何個あるの?
アブラナは6本あるよ。
ただ、おしべの数は花によって違うんだ。
ツツジは10本もあるんだよ!
さて、アブラナのおしべの先に注目しよう。
この部分を「やく」と言うんだよ。

「やく」ってなあに?
「やく」は「花粉が入っている袋」なんだ。
おしべは花粉をつくるところなんだね!
おしべは花によって数が違う。
アブラナのおしべは6本
おしべの先の袋を「やく」といい、花粉が入っている。
③花弁
次は花弁だね。
「花弁」とは「花びら」のことだよ!

アブラナの花弁は4枚だね。
先生、花弁って何のためにあるの?
いい質問だね!
ねこ吉は、花が何のために咲くか知ってる?
え・・・わかんない。
花はね、「種子」を作って、子どもを増やすために咲くんだよ!
(中学理科では種のことを種子というよ)
(中学理科では種のことを種子というよ)
めっちゃ大切じゃん!
うん。子どもを作れなければ絶滅してしまうもんね。
で、種子を作るためには、「受粉」と言って、
めしべの柱頭に花粉を付ける必要があるんだ。
めしべの柱頭に花粉がつくと、種子ができるんだね。
それと花弁は何の関係があるの?
植物は歩けないから、下の「A」のアブラナの花粉を「B」につけるのって、難しいよね。

そこでアブラナは、花弁や蜜で虫を呼んで、虫に花粉をつけて花粉を運ぶんだ。

このように虫を使って花粉を運ぶ植物を「虫媒花」と言うよ。
なるほど。花弁は虫を呼ぶ目印なんだね!
うん。そういうこと。
蜜をつくるのも呼んで花粉を運ぶためなんだね。
花弁は虫を呼ぶ目印になる。
虫を呼ぶ理由は、花粉を虫につけて運ばせるためである。
遠くの花と受粉したがるのは、遺伝子を混ぜてより優れた子供をつくりたいからだよ!
④がく
最後は「がく」だよ。
アブラナのがくは4枚あるね。
「がく」は花弁や花全体を支えるはたらき
があるんだ!
地味だけど大切なんだね!
これでアブラナの花の4つの部分の話を終わるね。
それぞれの部分の名前と役割をしっかりと覚えようね!

2.アブラナの花の受粉後の成長
次に、アブラナの花が受粉した後、どのように成長するか学習していこう!
受粉すると種子(種)ができるんでしょ?
うん。その通り。そこを詳しくまとめていくね!
ねこ吉。アブラナのこの部分が何かわかる?

え、葉じゃないの?
葉では無いよ。
葉はここだからね。

じゃあなんだろう・・・
この部分は「果実」というんだ。

果実?果実って、りんごや、みかんのやつじゃないの?



うん。これらも果実だね。だけどアブラナの果実はコレなんだよ。

植物の果実が全て美味しいとは限らないんだ。
アブラナのように食べても美味しくない果実もあるんだよ。
ふーん。
この果実はどうやってできたの?
この果実はどうやってできたの?
この果実は、もともと花のめしべの
「子房」の部分だったんだよ。

これが、柱頭に花粉がついて「受粉」すると、成長して果実になるんだよ。

「子房」の中にあった胚珠はどうなったの?
胚珠は「種子」になるんだよ。
つまり受粉すると
①子房は果実になる。
②胚珠は種子になる。
んだよ!これは必ず覚えようね!
りんごやみかんの果実の中にも、種子が入っているね。



先生。果実はもともと「めしべの子房」なんだよね?
そうだよ。
じゃあ人間が食べる果実って、もともとは「めしべ」なの?
その通り。僕らはめしべが成長したものを食べていたんだね。
なんか複雑・・・
では、まとめるよ。
めしべの柱頭に花粉がつくことを「受粉」という。
受粉すると
めしべの子房は果実になる
めしべの胚珠は種子になる
必ず覚えておこう!

3.アブラナの分類
中学1年生は、植物の最後に学習するところだから、
まだ授業で習っていない人は、無理に覚えないでいいよ!
もちろん授業で習った人や、2.3年生はしっかりと確認してね!

①まずアブラナは「種子植物」に分類されるよ!
「種子植物」とは種子で仲間を増やす植物のことだね。
アブラナは種子をつくるもんね。

②次にアブラナは「被子植物」に分類されるんだ。
「被子植物」とは胚珠が子房につつまれている植物のことだね。
アブラナの胚珠は子房につつまれていたね。

③次にアブラナは「双子葉類」に分類されるよ。
「双子葉類」は子葉が2枚の植物のことだね。
アブラナは子葉が2枚なんだね。

④最後アブラナは「離弁花類」に分類されるよ。
「離弁花類」は花弁が1枚1枚離れている植物のことだね。
アブラナはの花弁は離れていたね。

この分類表も、しっかりと覚えておこうね!
これでアブラナの花のつくりの解説を終わるよ。
またいつでも見に来てね!
ではみんな、またねー。
他の解説ページは下から!
またねー